矯正料金 : 通常の矯正 保険適用の矯正 小児保隙装置

通常の矯正(保険外治療)下記料金に10%の消費税がかかります。

項目 料金(税別) 備考
初診相談料 3,000円 初診時(初診時はこの料金で終わりです)
検査診断料 50,000円 初回検査時(初診後に、矯正治療を希望された時:通常は初診とは別の日です)一回限り
矯正料   【下のA~Dのどれか】
【部分的な治療】   主に子供さんで、部分的な治療で済む場合です
A.2段階治療-① 280,000円 前歯だけの部分的な治療で済む場合
B.2段階治療-② 270,000円 二段階治療-①の後で、犬歯や奥歯の治療が必要な場合(当院で治療された方限定)
【全体的な治療】   永久歯全部の歯並びの治療が必要な場合(大人・子供)
C.標準治療 480,000円 全体的な治療=全部メタル(金属)ブラケットを使用
D.セラミックブラケット治療 540,000円 前歯上下12本分が半透明のセラミックブラケットの時
#オプション料金   【ワイヤーが目立たないように、白いワイヤーを使う場合や、アンカースクリューを使う時
#ホワイトワイヤーコース 80,000円 メタルワイヤーの代わりに目立ち難いホワイトワイヤーを使用する場合.(普通はメタルワイヤーで特別な場合だけホワイトワイヤーにする時は1本1,500円で出来ます)金属ワイヤーにホワイトのコーティングをした構造のため、歯磨きでコーティングの一部がはがれる時があります.
#アンカースクリュー(1本) 16,000円 適応症の場合で、説明後にご希望があった時に限ります
管理調整料 5,000円 矯正治療中の来院時
定期検査料 12,000円 通常は装置除去時.場合により途中の検査時
保定装置料 無料 矯正料に含まれています.(他院で矯正治療された方の再製料は有料です。)
観察料 3,000円 矯正前の観察または矯正後保定観察中の来院時(管理調整料とは重複しません)
  • 上記A~Dの矯正料は分割払いが出来ます(初診時に当院受付でご説明致します)
  • 他の医院で矯正治療中の方のご相談で、時間がかかる時は別途費用がかかる場合があります。ご予約時に当院にお尋ね下さい。
  • B.二段階治療-②は、A.二段階治療ー①を当クリニックでされた方の特別料金です。他院で治療された場合は、C標準治療の料金となります.
  • D.セラミックブラケットは、ブラケットが審美的で目立ちにくい装置を希望される時にお選び下さい。プラスチック製より硬度が高く、標準治療で用いるメタルブラケットと治療に差はありません。
  • 二段階治療-①でセラミックブラケットを希望される場合6万円の追加となります。その後に、二段階治療ー②を希望された時は、メタルブラケットの料金(追加料金なし)で、セラミックブラケットを使います。
  • 矯正料には保定装置(リテーナー)の料金を含んでいます。保定装置は治療後の歯列の安定のため全患者さんに使用しますので、別料金とせずに、矯正料に含んでいます。
  • オプション料金は、希望される方だけの追加料金です。
  • ホワイトワイヤーコースでも、治療の状態によってはホワイトワイヤーを交換せずに前回使用したワイヤーを曲げ足して数回使用する時があります。
A 顎変形症
成長完了後で、上顎や下顎の手術をしないと治せない場合の手術前後の矯正治療は健康保険が使えます。なお、治療途中に手術をしない場合は保険適用外となり、社保・国保に返金が必要となり、当院の自費治療のお支払いをしていただきます。手術自体は通常、県内の場合、熊本大学病院歯科口腔外科、伊東歯科口腔病院に依頼しますが、患者さんのご希望がある際は、その他の病院にも紹介致しております。
B 国が認める先天性疾患に起因する不正咬合
1.唇顎口蓋裂 2.ゴールデンハー症候群(鰓弓異常症を含む) 3.鎖骨・頭蓋骨異形成 4.トリーチャーコリンズ症候群 5.ピエールロバン症候群 6.ダウン症候群 7.ラッセルシルバー症候群 8.ターナー症候群 9.ベックウィズ・ウィードマン症候群 10.ロンベルグ症候群 11.先天性ミオパチー(先天性筋ジストロフィーを含む)) 12.顔面半側肥大症 13.エリス・ヴァン・クレベルト症候群 14.軟骨形成不全症 15.外胚葉異形成症 16.神経線維腫症 17.基底細胞母斑症候群 18.ヌーナン症候群 19.マルファン症候群 20.プラダーウィリー症候群 21.顔面裂 22.大理石骨病 23.色素失調症 24.口-顔-指症候群 25.メービウス症候群 26.カブキ症候群 27.クリッペル・トレノーネイ・ウェーバー症候群 28.ウィリアムズ症候群 29.ビンダー症候群 30.スティックラー症候群 31.小舌症 32.頭蓋骨癒合症(クルーゾン症候群、尖頭合指症を含む) 33.骨形成不全症 34.口笛顔貌症候群 35.ルビンスタイン-ティビ症候群 36.常染色体欠失症候群 37.ラーセン症候群 38.濃化異骨症 39. 6歯以上の先天性部分(性)無歯症 40.チャージ症候群 41.マーシャル症候群  42.成長ホルモン分泌不全性低身長症 43.リング18症候群 44.リンパ管腫 45.全前脳(胞)症 46.クラインフエルター症候群偽性低アルドステロン症(ゴードン症候群) 47.ソトス症候群 48.グリコサミノグリカン代謝障害(ムコ多糖症) 

なお、現在は、A 顎変形症 の患者さんが大多数で、他に B-1.唇顎口蓋裂 B-6.ダウン症候群 B-39.6歯以上の非症候性部分性無歯症 の患者さんが当クリニックに来院されています。
C.小児保隙装置
矯正治療ではありませんが、乳臼歯を早めに抜いた場合の小児保隙装置(当クリニックでは「バンドループ」のみ)は健康保険での治療を行っています。

健康保険で出来る小児保隙装置のバンドループ

保険作れる保隙(ほげき)装置で、不正咬合の予防を【平成28年1月】
ほとんどの不正咬合は、健康保険で治療が出来ない!
ほとんどの不正咬合は、予防出来ない!
残念ですが、それが現実です。
でも、不正咬合の予防につながる装置が健康保険で、しかも、矯正歯科専門のクリニックで作れるのです。
「えっ、知らなかった!」と言われるあなたへ、
当たり前なのです。
矯正歯科クリニック院長の私も、知らなかったのです
順を追って説明します
1.平成26年4月から医療費改訂があることになり、前月に集団説明会があり、参加しました。その場で、「小児保隙装置」が、新規の装置として健康保険で作れるようになったと説明がありました。しかし、その時の説明で、歯を削って作る「クラウンループ」だけが対象と思い、うちでは関係ないと思い、そのままにしていました。
2.平成28年1月上旬に、お世話になっている知り合いの歯科医院の先生から、
『うちの患者さんで、乳臼歯(にゅうきゅうし)を抜歯せざるを得ない状態だけど、小児保隙装置を作ってくれませんか?』と電話相談があり、いつもお世話になっている、患者さん思いの良い先生でしたので、当然『いいですよ』とお答えしました。
3.その後、インターネットで「小児保隙装置」について調べたら、「クラウンループ」だけでなく、「バンドループ」もOKだと分かりました・・知らなかった。また、適用条件を見ると「歯牙年齢ⅡAからⅢAの時期」で、欠損(抜歯済み)部位が乳臼歯で、バンドは残っている乳臼歯に付ける、と分かりました。(他の歯科医もこのホームページを読まれているのが分かりましたので、作り方が分かるように書き直しました))
①.第一号の患者さんが来院されました(1日目)・・歯型をとるまで
1.患者さんが、お母さんと一緒に来院されました。口の中を拝見すると、欠損部位が左上第二乳臼歯(E)で、保険の条件にぴったり合いました。
2.お母さんに説明後、小児保隙装置を希望されましたので、次の処置を行いました。
左上第一乳臼歯(D)は削らずに、矯正用バンドを合わせて、印象採得(歯型を採る)を行いました。なお、バンドを合わせるのは、矯正ではいつもの業務なので、数分で終わりました。
3.その後、印象面のバンドの型の所に、口腔内から注意深く外したバンドを入れて、細いピンでずれないように固定し、診療を終了しました。
4.(技工操作です)患者さんが帰られた後で、印象面にバイブレーターを弱くかけて、普通石膏を流し、硬化を待ちます。
②.院内の技工で、バンドループを製作(来院なし)
1.石膏模型上に、0.9㎜のサンプラ線をM字に近い形に屈曲します。ワイヤー端が乳臼歯に当たるようにします。
2.0.9㎜線の両端とバンドの適合が良好なのを確認後、フラックスを塗り、片側ずつ銀鑞を用いて鑞着します。
3.今回は6番の近心の最大豊隆部よりも上にループを位置させることが出来て、咬合時に歯肉側へ沈まない様子でしたので、6番部へのストッパーを付けませんでしたが、沈み込みそうな場合は、0.9㎜線で作ったストッパーを、咬合干渉しない部位の6番側に曲げ、その後ループとストッパーを鑞着した方が良いです。
4.研磨して、技工操作を終了します。
③.患者さんにバンドループを装着(2日目)
1.数日後に来院してもらい、バンドループを試適して問題ないことを確認後、口腔外へ撤去します。
2.バンドループと歯を消毒用アルコールで清拭後乾燥し、歯科衛生さんへ渡し、歯科用セメントで装着しました。
  バンドを装着するのは、いつもの矯正治療と一緒でスムーズに行えました。
3.セメント硬化後に、歯科衛生士さんに余剰セメントを除去してもらい、噛みあわせに支障が無いことを確認。
4.歯科衛生士さんが歯磨きの注意点を教え、お母さんに見てもらって説明後終了となります。
5.一番大変だったのは、初めてだったので、保険点数の計算と、保険請求事務でした。
 なお、患者さんが窓口でお支払いになったのは、初診料を含めた合計額が計算上は約3千円になりますが、小学3年生以下でしたので、熊本市の子ども医療費助成(ひまわりカード)を利用して、全部で500円でした。
6.その時の写真を示します。
7.この後も、数ヶ月ごとに来院していただきます。
 外れてないか、虫歯になってないか、抜歯したほうが良い乳歯が無いか、歯磨きがきちんと出来ているか。歯垢・歯石がついていれば除去するなど、観察を続けます。その場合の料金は、3割負担で百数十円しかかかりません。
小児保隙装置について

小児保隙装置:奥にある乳歯(乳臼歯)を、むし歯などで早く抜いて、そのままにしておくと、歯並びが悪くなるおそれがあります。乳歯は、永久歯の奥歯が手前に来ないようにする、つっかい棒の役目をしています。乳歯が抜けたままだと、つっかい棒が外れたため、奥にある永久歯が手前に移動して、永久歯が生えるすき間が無くなる時があります。それを防ぐのが小児保隙装置(しょうにほげきそうち)です。
適応条件部位:乳臼歯(DとE=前から4番目と5番目の乳歯)
時期:ヘルマンの咬合発育段階の歯年齢ⅡAからⅢA期に行う。
 ⅡA=乳歯列の時期
 ⅢA=第一大臼歯(=前から6番目の6歳臼歯)、前歯萌出完了または萌出中。という事です。
一般の方にはわかりにくいですので気になられる方は、ご来院下さい。診察の上、保険で出来るかどうかお伝えします。

ご注意

保険で作れる小児保隙装置では、欠損部のそしゃく機能を回復出来ません。
永久歯が生える時期になったために乳臼歯が抜ける場合には、小児保隙装置の対象にはなりません。
当クリニックで対応出来る小児保隙装置は、歯を削らないタイプの、「バンドループ」だけです。