正誤・Q&A

2.EEG作品の正誤・Q&A
伊達政宗 奥羽の覇者
追加修正  補足事項  選択ルール
Q 1 上杉氏ユニットの初期配置エリアはどこですか? また、ルール16−5上杉の状況判定とは何ですか?
A 1 上杉氏については、16−5を下記の通り訂正します。 上杉氏は、最上氏が大宝寺氏を滅ぼすまではゲームに登場しません。大宝寺氏が滅亡したターンに伊達氏陣営として登場します。本庄繁長と配下の兵ユニットを「村上」に配置します。また、上杉氏は庄内エリアを支配すると再び中立状態となり、再び最上氏に攻撃されるまで移動も戦闘も行えません。
Q 2 大宝寺氏ユニットの初期配置エリアはどこですか?
(それがはっきりしない場合、伊達氏が損害を自らに適用する限り、大宝寺氏の全滅はありえないのでは?)
A 2 大宝寺氏については、16−4の文末に下記の通り追加します。大宝寺義興と配下の兵ユニットを「庄内」に配置。
Q 3 伊達氏のユニットのうち、国分盛重のみが[ ]でくくられていますが、何か意味が別にあるのですか?
A 3 最初の時点では何か考えていた(確か伊達小次郎が成敗されたら除去とか佐竹氏に投じるとか)はずなのですが、ルールとイベント表を完成までの過程でだいぶ削った時にチェック漏れしたようです。
 とりあえず、普通の( )だと思ってください。
Q 4 伊達の会津制圧後、南奥連合の武将指揮下の兵ユニットは除去されるのですか?
A 4 除去されます。
 また、南奥連合の武将が調略によって伊達氏陣営に加わった場合も兵ユニットは除去されます。
Q 5 4-1-2項:伊達氏( )の武将は、反伊達氏の調略対象にはならないのですか。
A 5 現行のルール上はなりません。これは13号掲載のQ&Aにおいて質問3に対する回答及び補足として書いたように、あえてオミットしたものです。
 EEG内からも示唆があり、選択ルールでの対応を考えております。(※文末に記載)
Q 6 5-1項:小大名は軍備が行えないとありますが、南奥連合や相馬氏は兵力増強が出来るのでは?
A 6 南奥連合・相馬氏・葛西氏・大崎氏については「兵力増強」ではなく「補充」であると解釈しております。彼らは、初期配置以上の兵ユニットを持つことは出来ないようになっています。
Q 7 5-2項:ゲーム開始時に芦名氏と畠山氏が開戦状態とありますが、17項の初期配置と矛盾しませんか。(畠山氏のみ開戦)
A 7 17項に合わせてください。5-2項から芦名氏を削除します。
Q 8 5-3項:大名の滅亡について、大名ユニット除去については分かりますが本拠地失墜については如何なりますか。南奥連合については特別ルールあるので分かりますが、相馬氏の本拠と思われる宇多が、相馬氏登場前に支配された場合はどうなるのでしょう。
A 8 その時点で中立状態にある大名の支配エリア(本拠地でなくても)へいずれかのプレイヤーのユニットが進入した場合、直ちに進入したプレイヤーの相手方陣営の大名として開戦状態になります。その大名のユニットを本拠地エリア(相馬氏なら宇多)に配置します。これは、本来イベントによってのみ開戦状態となる大名でも例外ではありません。  侵入した側のプレイヤーは、その大名が相馬氏のように1エリアしか持たない場合、戦闘を行って相手を全滅させない限りそのエリアを支配することは出来ません。  支配できた場合、その大名はゲーム中出現することはなくなります。  なお、葛西・大崎エリアの場合は進入したのが伊達氏プレイヤーの場合は大崎氏が、反伊達氏プレイヤーの場合は葛西氏が出現します。
Q 9 10-2項:調略された武将の兵ユニットは除去されますが、その後で本拠地での兵力増強はできますか。又、13号のQ&Aで伊達氏が会津支配により伊達氏側となった南奥連合の兵ユニットが除去されるとありますが、これらも以後増強可能ですか。
A 9 伊達氏側の武将ユニットとして、伊達氏の本拠地で伊達氏の兵ユニットを率いることになります。これまで使用していた各々の兵ユニットはその後は使用しません。
Q10 11項:反伊達氏は中立状態の大大名の支配エリアに入れないとありますが小大名のものは可能という事で良いですね。又、伊達氏は中立状態の大大名支配エリアに進入可能とありますが小大名のものへは入れないのですか。これが明確でないと、ユニットのいない宇多エリア(相馬氏の本拠らしい)の扱いをどうしたらいいか迷ってしまいます。それと、大崎/葛城エリアの取り扱いもです。
A10 5-3項に対する回答にまとめておきました。正確に言えばどちらも「入れない」のではなく「入らない方が良い」と言うだけのことです。例えば、退路がない場合に中立大名のエリアを侵犯して撤退することで全滅する確率を下げるメリットと、敵大名を1つ増やすデメリットの兼ね合いによるのでしょうか。
Q11 13-2項:撤退セグメントで殿武将が出せない場合、つまり撤退武将が一つしか無い場合は、それが追撃されるものとして考えれば良いのですね。
A11 はい、そう解釈してください。
Q12 16-1項:会津支配後、南奥連合のエリアのうち2エリアを支配すると増強値1ポイント得られるとありますが、連合が自陣営となっても実際に侵攻して支配する必要があるのですか。又、この支配によるポイントアップは会津支配が成った時だけのものですか。
A12 連合崩壊後の南奥連合の領地は、ゲーム上は一時的に武将の存在しない敵大名の支配地となります。(二階堂家の後家、伊達夫人や奥会津山内家のように、降伏を拒否した残党が存在することを抽象的に表現していると思ってください)そのため、伊達氏プレイヤーは、侵攻して支配する必要があります。後半の質問については、そう解釈してください。
Q13 17項:初期配置で質問です。配置するユニットは全て本拠地に置くのですか。
A13 はい。そのとおりです。
  
以下はイベントに関する質問です。 
Q 1 最上氏等が講和で除去された場合とは、中立状態となるだけなのか、又は永久にゲームから除かれるということか?
A 1 前者です。
Q 2 亀王丸の死去が発生した場合、兵力ユニットの扱いはどうなりますか。  そのままなのか、一旦除去となるのか。私的には一旦除去とし、その後増強されるとしたほうがバランス上いいのでは(特に、伊達氏側になった場合)と思います。
A 2 後者です。
Q 3 又、思ったのですが伊達氏臣従武将を反伊達氏が調略できるとというルールをバランス調整ルールとしていれたら如何でしょうか。調略は反伊達氏大大名の大名ユニットが隣接しているエリアに対して行うということで、どうでしょう。これだと国分"イッセー"盛重も無視できなくなると思いますが。
A 3 ご参考にさせていただきます。4-1-2項への質問に対する回答と重なりますが、今後の会誌・HPで選択ルールを発表していくつもりです。ただし、信頼度に応じて調略されやすさに差をつける必要がありそうですが。
   
    追 加 修 正
「7−1 ターンの内容」の修正
 「7−1 ターンの内容」に誤植がありましたので、下記のとおり訂正いたします。

(誤)
7.反伊達陣営移動フェイズ
8.伊達氏陣営対応移動フェイズ
(正)
7.伊達氏陣営移動フェイズ
8.反伊達陣営対応移動フェイズ

  
    補 足 事 項
 1 えーと、最初の時点では状況判定をしようと思っていたのですが、ルールの分量減少と単純化をして行く過程でバグを潰し損なってしまいました。
 2 質問1にも通じるのですが、自分では上杉=越後、大宝寺=庄内、とインプリンティングされてしまっているので、つい見落としてしまったようです。
 なお、大宝寺氏・上杉氏の存在意義は、最上氏参戦時に全力で南に攻め下れないための足かせだと思ってください。
 3 本当はもっとドロドロした部分(宿敵同士なのに親類と言う横溝正史の小説的なノリ)を再現しようと思っていたので、この辺はもっと複雑なルールが用意してあったのです。
 とは言え、デベロップ中にこのゲームの本来のコンセプトは「お気楽極楽」だし、という指摘もあってバッサリ削っています。
  
    選択ルール
18■反伊達氏陣営の調略(選択ルール)
18−1 総則
 もし、反伊達氏陣営の大大名が1つでも開戦状態にある場合、反伊達氏陣営プレイヤーも伊達氏陣営の臣従武将ユニットに対し調略を行なうことができます。
18−2 準備
 伊達氏側ユニットを加工してください。保土原行藤、片平親綱、村田宗殖の( )を((  ))に書き加えてください。(EEG誌で差し替えユニット発表予定)
18−3 調略できる状況
 1.反伊達氏陣営の大大名が1つでも開戦状態にある。(18−1参照)
 2.直前のターンの合戦で、伊達氏側プレイヤーが1回も勝利しなかった。
18−4 手順
  反伊達氏プレイヤーは1D6し、以下の条件を満たした場合調略は成功します。調略された武将ユニットは、その時点で開戦状態にある大大名の配下となります。該当する大大名が複数ある場合、反伊達氏側プレイヤーが所属を決定することができます。この時、調略を受ける前に武将ユニットが統率していた兵ユニットは除去されます。

 [  ] (( ))  :1D6し、3以下の場合調略が成功します。
 ( )       :1D6し、2以下の場合調略が成功します。

 [  ]の武将ユニットが一度調略されたら、伊達氏側プレイヤーは逆調略で再度臣従させることはできません。その他の武将ユニットは通常の方法で調略対象となります。  調略された武将ユニットが所属する大大名が滅亡した場合、[  ]の武将ユニットは除去されます。(( )) ( )の武将ユニットは伊達氏側に戻されます。


■デザイナーからのコメント■
 このルールの使用で史実と比べて裏切の発生が増加するはずです。
 史実を見ると伊達家の場合は他家に比べると、既に「天文の内乱」等でだいぶ内患や内圧を抜いてしまっているので、調略に応じたケースが大内定綱や黒川月舟斎のような外様を除くと鮎貝宗信くらいしか記憶にないんです。
 それから国分盛重の場合は結局単なる出奔で終わってしまったし、一味と目された村田宗殖は不発のまま粛清されてしまったしと言った状況だったわけです。
 第一、本当に寝返るつもりなら、「人取橋」や「郡山対陣」、「大崎攻め」の失敗時など幾らでもタイムリーな時期は別にあったはずですが、そのような事態は発生していません。まあ、内部崩壊した武田家等と比べてより中央集権的な組織構造に脱皮していた伊達家と、その当主である伊達政宗の人徳(組織管理力や人心掌握術)によるものも大きいのでしょう。従って、このルールはゲームを面白くする「ゲーム的処理」と言うやつです。
 ですから、史実を重視する方や歴史の追体験を楽しみたい方には、伊達家の雰囲気が違ってくることがあるため余りお勧めできるルールではありません。

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