木とおいら


園芸者の意のままに 

  枝を打たれ

胴を締め付けられ

望まぬ姿になるのよ

伸びたくても

伸びたいほうに伸びられず

人の目を楽しませる為だけに

君の存在意義はあるんだ




雲よ、君は何処に行くんだい?

どこから生まれ

何になるんだい?

君はきっと幸せだろうな

時には雨を降らせ

厄介者になれども

薄く美しく、ありのままに

空のキャンパスを彩る

時に茜色に、紫に




木よ思うようにいかないってことは

 君にとってもどかしいことかい?

それとも、木よ君はそんなことも感じれずに

今日も僕を楽しませてくれてるのかい?








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