第三部 MIRAGE TRAVELER編

第一章 リベンジの日々

 

 ルネッサンス前、それは殺伐とした世界ではありました。ダンジョンに行けばいつPKに襲われるか解からない恐怖と戦いながら金を稼ぎ、ほかのプレイヤーとすれ違うたびに身構えていたあの独特の緊張感・・・・・

 それがルネッサンスとともにきれいになくなってしまったのでした・・・

 トランメル・・・殺伐とした旧世界フェルッカから人々を救済する為に作られた新世界・・・・・(確か、これで間違いないはず・・・・)

 多くのプレイヤーはこう思ったでしょう・・・・

 ・・・・・ぬるい・・・・・

 おまけに、モンスターを障害物ごしに攻撃する”引っ掛け”が出来なくなり、魔法もいちいちルーンブックを装備しなければ使えなくなった。

 さまざまな新ルールでUOに絶望し、ブリタニアから去っていくプレイヤーは数多く、一気に寂しさをました世界で・・・・・

「うらぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

とRasthillの叫び声がこだました・・・・(爆)

 多くの人が嘆いたルネッサンス・・・しかしRasthillはこのルネッサンスによってさまざまな恩恵を受けることが出来ました(爆)

 それは、今まで煮え湯を飲まされていた専業戦士のリベンジの時がやってきたのです(笑)

フェルッカのザギの家(場所及び、何軒目なのかは不明)にて・・・

 ザギ「ラス、模擬戦やろ」

 「負けるに決まってる勝負を受けるほど、わしはおろかじゃないぞ」

 ザギ「大丈夫、ルネでタンクには氷河期が訪れたから、ハンデないよ」

 「ふーん・・・ じゃやってみようかなぁ(爆)」

 その頃のRasthillはSS、タクに加え、盾がGMになり、包帯も解毒可能なぐらいまで上がっていました。レジはまだ低かったのですが、そこそこ通用するレベルではあったと思います(爆)。ザギには集合場所で何度も殺されていたのでいつかリベンジをしようと思っていたのです。しかし、この時点で通用するほど強くなっているとは思っていなかったので、単純に練習のつもりでやってみることに・・・・・・

 この時なぜか知らないが、ルールが決まってしまい、その後ザギと行う場合このルール固定で今でも行っているのでした(爆)

 装備はHQのみ

 ポーションは無制限

 秘薬無制限

 パラ箱あり

・・・・・・・・・・・・ていうか、殆ど実戦を想定したルールで行っているのでした(爆)

 それから1時間後・・・・・・

 ザギ「くぅ・・・・なぜ勝てない」

 「わーい、15連勝」

 Rasthillの周りにはザギの死体だらけでした(爆)

 結果・・・15勝負け無し(笑)

 確かに魔法使いが弱くなったとはきいていましたが、プレイヤースキルの差があるはずのザギにここまで勝てるとは思っても見ませんでした。それにこっちがやったことといったら・・・・

 『ポン刀片手に芸能リポーターよろしく付き纏う!』

 だけなのだww

 ザギ「くぅぅ・・・・くやしいぃぃ」

 「ほっほっほ。リベンジ成功\(^o^)/」

 ザギ「・・・・悔しいから寝る・・・じゃ(恕)」

 そのまま家に入るとログアウトするザギ・・・・よっぽど悔しかったのか、しばらく一緒に遊ぶことがなかった(爆)

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