第三章 ブリ三又の恐怖
「じじい、じじい、鴨葱じじい♪」
注)鴨葱とは鴨が葱背負ってやってきた状態のことをいう・・・・・って普通解かるか(爆)
ある日、M@Tの総帥として日々精進を重ねようと、Rasthillはレジ上げと稼ぎをかねてトラデシートにじじい(リッチ)を狩りに来ていた。
さすがに複数同時に掛かられると危険ではあるものの、1匹当たりに掛かる時間が極端に短い為回転がよく、稼ぎもデカイ。おまけにその稼ぎを根こそぎ持っていくPKの心配をまったくしなくていい(笑)。そのため高価なマジックアイテムを持ち歩くことが出来る(爆)。
ルネ前では考えられないような高価な武器を片手に、確立変動がかかったのごとく襲ってくるじじいを片っ端から退治していく・・・
それはまさに・・・・
「ほっほっほ、ごくらくじゃぁぁ」
であった・・・(爆)
しかし、それはこれから起こる不幸の前触れだったのかもしれない・・・・
銀行に帰還し、補給と回復を行っていた時・・・・・
カズキ「ラスいる?」
カズキからの緊急コール(単なるチャットの個別呼出だって・・・(爆))
「なに?」
カズキ「暇? もし暇ならトラブリの三又まできてくれ」
「何事なの?」
カズキ「初心者がオーガに襲われてて、助けを求めてる」
「・・・・オーガごときでなぜ呼ぶ・・・・」
カズキ「わかんないけど滅茶苦茶強い」
「めんどくさいなぁぁ(爆)」
カズキ「ここで助けたらギルド入ってくれるかも知れないぞ、勧誘するチャンスだギルマス」
「いきましょう!(超爆)」
モチロン、初心者を助けようと思って行ったんです。決して、ギルドメンバーを増やしたくて行った訳ではありません(嘘爆)
いくら有名(?)なポイントとはいえ、直通のルーンを持っていないRasthillは徒歩でとぼとぼと向かうことに・・・・・。その間もカズキからの矢のような催促が続く。
いくらなんでもオーガぐらいで呼ぶことないだろう・・・そういえば、カズキは魔法GM近かったはず・・・・だったらオーガぐらい簡単だろう・・・・などと色々思案を重ねていると戦闘の音が聞こえ始めてきた・・・・・
「よ!」
カズキ「遅いぞギルマス、速く来い(爆)」
「来いといわれても直通のルーンもっていない俺には徒歩しかない(爆)」
カズキ「いいからさっさと倒してくれ」
立場の低さを改めて実感したRasthill・・・・深いため息を付き、オーガをターゲットしいつものごとく接近戦を仕掛ける・・・
You are Dead・・
「・・・・へ?」
あまりにも一瞬の出来事だったので何が起こったのか理解することが出来なかった
カズキ「あ〜〜〜死んだぁ〜〜」
ここ最近、回線の調子もよくまた端末自身も調子が良かった為にラグ死、コネロス死から遠のいていたRasthill。たとえじじい2人がかりでもそう簡単には死なないほど強くなっていたRasthillを瞬殺させるオーガ・・・
カズキ「大丈夫? 倒せそう?」
蘇生され、荷物の回収を行うとそのオーガはカズキの後ろに隠れていた初心者集団に襲い掛かっている・・・
「何で一瞬で殺されたんだ?」
カズキ「だからおかしいっていったんだよ、どう考えてもオーガじゃない」
その言葉に何かおかしいことを感じ、無意識のうちにオーガをクリックする・・・・
賢いUOプレイヤーならもう察しておられるであろう。 GM戦士を瞬殺するほどのオーガの姿をしたモンスターといえば・・・・
「おい、カズキ・・・・オーガの後にロードとついているじゃねーか・・・・」
カズキ「・・・・あ、本当」 ←今まで気付かなかったのか(謎)
この一瞬、明確な殺意をカズキに向けたのは言うまでもないでしょう・・・
「話は聞いていたけど・・・いくらなんでも強すぎる。とりあえず逃げよう」
カズキ「あう、でもメンバー確保の為にここは倒すしかない(笑)」
倒せるかどうかも解からない、でもメンバーを勧誘できるかもしれない・・・・その二つの意見にはさまれ苦悩するRasthill・・・
しかし・・・・
「こーなりゃやけじゃぁ!!」
You are Dead・・
You are Dead・・
You are Dead・・
You are Dead・・
You are Dead・・
You are Dead・・
You are Dead・・
途中鎧が全部壊れ、新品の鎧と秘蔵品の銀製ヴァンクブロソをとりに家に戻るが、結局は何度も死ぬ羽目に・・・・
あまりの戦況の悪さにチャットで救援を呼ぶ。その呼びかけに答えてやってきてくれたLoB系の方々・・・その協力を受け特攻を続けるRasthill・・・・
そして30分ほど経った後・・・・
OL(オーガロード)は音もなく崩れ去る・・・・
「や・・・・やっと倒した・・・・・」
初心者1「おお・・・凄い」
初心者2「どもありがとうです」
初心者3「・・・・・・・・・・・・・」
リアルでも疲れ果てていたRasthillは、すでに勧誘のことなど頭にはなかった(爆)
カズキ「ねぇねぇ君たち・・・」
そんな疲れ果てているRasthillを尻目にカズキは初心者の勧誘を始めている・・・・・
幾度となく死に、鎧1セット、盾3枚を犠牲にしたこの戦い・・・これで、勧誘できなければどうやってカズキを料理してやろうかなど考えている。
勧誘が失敗してもここでカズキ1人に八つ当たりする程度で済まされる事件だったろう・・・・
あくまでも、ここで終わっていればの話だが・・・・・
初心者3(キャラ名覚えているが、あえて伏せておこう)が事もあろうに・・・・・
初心者3「だっせぇの・・・・オーガ一匹にこんな人数かけるなんて・・・・」
・・・・・ピク・・・・・
初心者3「だれが、こんなよわっちぃやつのギルドに入るか!!」
・・・・・ピク・・・・・ピク・・・・・
初心者3「ふん・・・・ぺっ・・・・」
・・ピク・・ピク・・ピク・・
LoB系の方々(名前覚えていますが、あまりにもご迷惑を掛けていたため名前は伏せさせていただきます)にまで文句をいい始め、挙句の果てには・・・・
初心者3「殺せるもんなら殺してみろ・・・ばーか」
ここはトランメル、同ギルドメンバーもしくは戦争をしているギルド同士以外の殺人が出来ない世界・・・・このルールを逆手に取った挑発・・・・これにはさすがに・・・・・
温厚な僕も切れたんだな・・・
・・・・まぁそれ以上に回りのLoB系の方々がブチ切れ状態でしたので、可愛いものでしょうが・・・・
結局フェルッカのムーンストーンをわたし、フェルッカに連れて行って殺しては復活、殺しては復活・・・俗に言うレスキルを敢行しようとしても、
初心者3「へん、その手に乗るか・・・本当に馬鹿ばっか」
ここから先は・・・・その・・・・マジギレ状態だったので・・・・・よく覚えてない(超爆)
結局Rasthillは称号を二つさげ、アイテムを壊しただけに終わってしまった・・・・
この初心者3はほかの1、2とはまったく無関係の人物で、たまたまその場に居合わせただけということだったのだが、今思い出しただけでもむかつく始末です。
OSIに訴えてやろうかとも思ったけど、子供のけんかみたいでいやになったので取りやめたが、やっておけばUOの世界ももうちょっと平和だったろうな・・・と思う今日この頃でした(自爆)