第四章 土地戦争勃発

 

  トラの建築解禁を目前に控えたとある日曜日・・・・・

 『おっ、UO発見』

 会社近くのヤ○ダ電器でゲームソフトを物色している時にUOのパッケージを発見した。

 その時は単純にパソコンの部品を買うつもりで探し回っていたのだが、何故だか一緒に会計にだしていた(笑)

 『ついに二アカ目所有になってしまった・・・・こりゃ完全にUO中毒にかかったなぁ』

 などと呟きながらもアカウント登録を進める筆者(自爆)

 『さてついでだから新キャラまで作ろうかなぁ(爆)』

 『いやいや・・・建築解禁が目の前だ・・・建築が終わってからでも遅くない・・・』

 『でも、フェルの家の権利を二アカ目に移しておくのも悪くないなぁ・・・・う〜む・・・』

 久しぶりに1人問答を繰り返す筆者に両親の白い目が突き刺さっていたのは言うまでもない・・・

 

 結局この日はアカウント登録を済ませただけで、キャラを作ることはなかった・・・(自爆)

 

 そして・・幾日か過ぎたある日・・・・

 「ついに・・・ついに・・・この日がきたぁぁ

 待ちに待った建築解禁日2日目(1日目は城とかの巨大な建造物のみだったと思う)

 事前の情報では、家の権利書を持っていてもフェルに強制的に送還される可能性があると聞いていた。

 とりあえず、権利書を持っていない人間をトラから追い出して負荷が掛かる様なら権利書を持っていても追い出されるという話だったので、単純にタカをくくっていた・・・・

 しかし・・・・

 「う・・・・・うごけねぇぇぇぇ」

 ログオン直後、拠点がフェルだった為そこまで重くなかった・・・しかし、ムーンゲートから出た瞬間、発言すら5秒後という超ラグの嵐に巻き込まれ、動くことすら出来なくなった(爆)

 解禁は日本時間の午後10時、そしてトラに出現したのが午後8時・・・・(この辺の時間はあやふやです)

 2時間前というのはどうやら遅かったようである・・・なぜなら・・・

 「う・・・うげ・・・なんだこの人の数わ」

 場所はミノックから徒歩で5分ほど行った鉱山近くの大平原。しかし、そこにあふれる人の数は尋常ではなかった・・・

 周りのキャラはすべてライバル・・・残り2時間弱の時間をつぶすのに誰かと話をしておこうかとチャットに呼びかけるが、みんな土地確保で待機しほかのキャラの動きに注意を払っているらしく返答もまばらであった。

 ・・・そしてリアルで漫画を読みながら時間をつぶし、いよいよ後10分というところに来た時、悲劇(?)は起こった・・・・

 『・・・・・? なんじゃこのメッセージわ・・・・・』

ふと画面に目を移すと・・・・なにやら英語のメッセージウインドウが出ているではないですか。一末の不安を覚えつつも、コンティニューをクリックする・・・と

・・・・フェルッカじゃにゃーや(恕)

そう、混雑緩和のシステムによって、フェルッカに送り込まれてしまったのだ・・・

 『負けん、負けんぞぉ!』

何とかトラに戻り、10時の解禁を待つ・・・・が・・・

『うがぁぁぁぁ、またかぁぁぁ』

・・・・・・・・・・・・それを何度も、気が遠くなるほど繰り返す・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『・・・・・・しくしくしくしくしくしく』

 

結果

フェルに追い出されること20回近く・・・・・結局解禁で家を建てることは出来なかったのだ・・・・・・

チャットには家を立てれたという報告ばかり流れていたが・・・一人暗いRasthill

 

そして失意の内にログアウトしていたRasthillの姿を見ていたものは誰もいない(当たり前じゃにゃーや)

 

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