第六章 ようやく訪れた幸運(爆)

 

 Rena誕生後、カズキのスパルタ教育を受け、徐々にではあるが稼げるようになってきた。

 しかし、UO歴がすでに2年になろうとしているが、一向にお金がたまらない(理由、秘薬とマジック武器、特に銀武器に消えていく)。UO歴は短いが、カズキのほうはすでに1000kに届こうかと言う勢いでお金を持っており、レアアイテムや貴重品を入手してはオークションでさばくというなかなかにうらやましい(?)UOライフを送っていた。

 そして、月日は過ぎ・・・12月の後半になっていた・・・

 その頃の筆者は、普通の人では巻き込まれることのないような事件に巻き込まれたり、会社で最初から不可能と解かっている仕事を押し付けられたりと、最悪な年末を迎えようとしていた(くどいですが事実です(泣))

 そんな寂しさを紛らわす為、UOにログインする日々を繰り返していた時、にわかに世間(UO上での)を騒がせているものがあった(笑)

 OSIからクリスマスプレゼントとして4種類ぐらいのアイテムに変化するDEED、俗に言うクリスマスチケットが届いていた。

 正直、筆者自身そのようなプレゼントに興味がなかったので、DEEDのままにしておいたのだが、たまたまCHATを見ていた時に運命を変えるようなメッセージ(大げさだってw)が流れた。

 とも「白ベル売ってぇぇ」

 TOMOさん(以下ともさん)の意味不明な発言(筆者にとってということで・・・)を目にしました。

 「白ベルってなんです?」

 合いも変わらず妙な聞き返しをする筆者。たまたま、そこに居合わせたニードさんが、やさしく教えてくれましたw

 ニ「白ベルって、クリスマスチケットでもらえるプレゼントのベルの色が白いやつのことで、レアらしいから結構高値で取引されてるよw」

 「ふ〜ん? そうなんですか?」

 ニ「一度手持ちのベルを確認してみることをお勧めします(笑)」

 その会話で、少々興味が湧いた筆者は、現在生きてるキャラのRasthillとRenaのクリスマスチケットをベルに変えてみることにしたのです。

 まず、その時点でログオンしていたRenaのチケットを変えてみると、青いやつが出てきました。やっぱりこんなもんだと思いつつ、もうひとつのRasthillでログオンしなおし、チケットをダブルクリック。そして、ベルを選んだその時・・・・・

 「あれ?」

 その時Rasthillのbackの中に入ってきたベル。見た目には白っぽいものでした。最初は蛍光灯のせいで白っぽく見えるのだと、部屋中の明かりを消し、それでも白に見えるので目薬を打ちSSをとってビットマップで色を確認する。

 「・・・・やっぱり、白?」

 内心うれしかったのですが、リアルの出来事のお陰(?)で自分にすっかり自信が持てなくなっていたのでそれが、白だというのを信じることが出来ませんでした。そこで筆者のとった行動は・・・

 「に〜どさ〜ん・・・今ひまですかぁ?」

 ニ「はい〜。なんですか?」

 「チケットのベル、白っぽいのが出たんです・・・・」

 ニ「へ!?」

 「でも、これがその白ベルなのかわかんないので確認してもらえません?」

 ニ「え!?出たの?」

 「とりあえず、確認してもらえます?」

 ニ「うぃうぃ」

  チャットで、ニードさんに確認をお願いする・・・・毎回毎回すいません m(__)m

 五分後、我が家にニードさんを招待して早速鑑定してもらうことに・・・・その間にともさんもやってきた

 ニ「うーん・・・白に見えるけど、・・・・HPのと比べてるけど、おそらく間違いないのでわ」

 とも「おおおお」

 鑑定が終了し、それが間違いなく白ベルと確定した時、UO上のRasthillは沈黙を守っていました・・・・その頃、リアルでは・・・・・

 『やったぁぁぁぁぁぁぁ、うほほほほほほほほほほ』

 ・・・・と狂喜乱舞する筆者がいたという(自爆)

 それはさておき・・・・

 「で・・・買います?」

 正直、筆者にはレアアイテムの収集というのに殆ど興味がなかった(マジック武器除く)ので早速売りに走る(笑)

 とも「買う買う!!」

 しかし、ここで問題があった。そのようなレアアイテムの相場など、興味のない筆者が知ってるはずがない(自爆)

 「ニードさん・・・大体相場っていくらなんですか?」

 ニ「う〜ん・・・結構値下がりしてるからねぇ・・・・」

 「あら(笑)」

 値下がりしたと聞いて少々がっかりしたのは偽れないが、それでも50k(5万)ぐらいにはなるだろうと思っていた・・・・

 ニ「今、BBS(取引用BBS)見てみたけど、大体300K(30万)前後だねw」

 「・・・・・・・・・・・・・・・・へっ!??」

 ニ「少し前なら500kとかで取引されてたみたいだけど、今はだいぶ落ち着いたみたいだね」

 とも「じゃぁ、その値段で売ってw」

 「・・・・・・・・・・・・・・・・はう!!」

 ニ、とも「??」

 Rasthillがあまりにも沈黙を続けるので、不安げに様子をみる2人・・・・

 「そ・・・・・そんなにするんですか?これ・・・・」

 ニ「そんなもんだよw、だってレアアイテムだもんw」

 いとも簡単に言うニードさん。正直、何の変哲もないベルが300kもするなど筆者の常識の範囲外の出来事であった

 その後、にわかに興味をもって調べてみたのだが、中にはとんでもない値段で取引されるアイテムの存在を知ったのは言うまでもない(笑)

 「う、売ります!! お願いですから買ってください!!」

 とも「う・・・・・うん・・買います」

 この当時の家を除いた筆者の総資産はせいぜい200k程度であった(内、銀Vanqブロードが評価額で80k程度w)

 それが一気に倍以上に膨れ上がる計算になるのだ。それを見逃すほど筆者もお人好しでわないw

 とも「そういえば、ラスさんってマジック武器とか防具すきでしたよねw」

 「はい、好きですよw」

 とも「それじゃ、ハーディングのフルプレセットに、銀フォースブロソ×5にパワーブロソ×5と交換ということでどうですか?」

 「・・・・・・むぅ・・・相場がわからないっす(泣)」

 そこですかさず助け舟を出してくれるニードさん。ニードさんには決して足を向けて寝られなくなってしまう筆者w

 ニ「ハーディングフルプレセットで200kぐらいで銀フォースが大体一本5k、パワーが一本15Kぐらいでわ?・・・だから大体300kぐらいになるよw」

 「交換しましょ(爆)」

 ニードさんの説明を聞き、即決する筆者(自爆)

 とも「わかったw それじゃ持ってくるから待っててw」

 それから5分ほど・・・・

 とも「それでは、交換ということで(笑)」

 「はいなぁ^^」

 現金こそ増えなかったが、筆者は大変満足だった。・・・・・が・・・・

 その後、さらにマジック依存症が進んだのは、また別のお話・・・・・

 あ゛あ゛・・・まとまりのない文章になってしまった・・・・(自爆)

 

戻る