第八章 マジックのススメ
筆者はLoB系列ギルドの中でも上位に位置するマジックアイテム依存症の人間だろう(自爆)
そんな筆者のマジックアイテムにまつわる逸話を紹介したいと思う・・・・・
(注: 今回のネタについて、筆者の記憶違いのため間違った内容となっていたため加筆・修正しました。大変申し訳ありません)
とあるシルバーヴァンクブロードソードの場合・・・・
筆者所有の武器で最高峰の値段がついていた(評価額、中古で100kw)もの。それは、タクティクス修正15付きで、耐久+10のシルバーヴァンクブロードソード。
この武器は、普通に使うのはあまりにももったいないとの指摘を複数の人から受けたにもかかわらず、リッチなどのアンデット系のモンスを相手にすることが多かったRasthillは使いまくっていた。そして切れ味が鈍くなったと思ったら知り合いに修理を頼む。これが壊れた時がUO人生の終わりの時とでも思っていたのだろうか(笑)、相当に大事にしていた一品だった・・・
主戦場はデシートのLL(リッチロード)部屋。銀蛇が出没するようになる前は単独でもこの武器さえ持っていればLLと対等に渡り合えたこともあり、ちょくちょく顔を出していた。 しかし、LL部屋に銀蛇が出没するようになり、戦士であるRasthill単独でのLL挑戦が困難になって遠のいた為この武器自身も使用されることなくコレクションの中で次の出番を待つ日々が続くのであった(謎)
そんなある日・・・
チャット烏合の衆での会話・・・・
とも「だれかLLいっしょに行かない?」
ラス「LLっすか? でも、銀蛇いるし・・・肉弾オンリーじゃきついでしょw」
とも「大丈夫w ドラ連れて行くから。楽でいいよw」
樹理「あ、私も行くw」
とも「うっしw ラスもいこw ドラの影から叩いてればいいんだからw それなりに名声もカルマもあがるよw」
ラス「名声・・・カルマ・・・ 行きますw」
当時、Rasthillは名声とカルマに非常なまでに執着していた。今まで所有キャラにはLoad付になったキャラがなく、一度ぐらいはほしいと思っていたのだが、稼いでは死に、稼いでは死に・・・を繰り返していたため、あまり変わらないのだった。
ちょっと時間を置いての集合だったため、ラスは自宅に秘蔵のシルバーヴァンクブロソをとりに行く。そしてセキュアボックスから荷物の中にブロソを入れた瞬間・・・・
「ぐわきぃ!!」
『どわぁ』
中学校に入った時に買ってもらって以来、筆者の重量を支え続けてきた椅子が支柱の付け根の部分から折れてしまったのだった。
『あ〜ぁ・・・・とうとう壊れたか・・・・』
たまたまブロソを入れた瞬間に重なっただけなのか・・・それとも何か不幸な出来事の前兆だったのか、このときは全然気にもしていませんでしたが、その不幸な出来事はすぐやってくるのです・・・・(そうじゃないとネタになりません(自爆))
椅子が壊れてしまったので、父親のPCデスクから椅子をパクッてきた。それに座ってツアーの集合場所である悪の店(ともさんの家)に。集合してすぐにデシートのリッチ部屋にゲートで移動して、徒歩でLL部屋に行くことになった。途中ドラがその辺で沸いているリッチを瞬殺していたが、何の問題もなく到着する。
LL部屋には二人ほど先客もいたが、以前ほどの活気はなかった(以前は5,6人は間違いなくいましたw)
入り口のドアの前で待ち構え、LLを引っ張ってくる。あとはドラにアタックさせてそのドラを回復しながらヴァンクで叩く。
とも「楽だねぇw」
樹理「そ〜だねぇw」
たとえ飼われていても、ドラゴンは強いです。LLに銀蛇が束になってかかってきても、結構持ちます。横からラスと樹理さんの援護もあるのでハイペースで消化されていきます。もちろん、儲けもすごいですw
このまま何も起こらなければうはうはだったでしょうw
でも・・・・ラスの身になにも起こらないということはありません。
その日に限って、LLだけではなくリッチも銀蛇も湧きが早かった。それはドラに回復する余裕すらなくすほどの攻勢です。不幸にも、ラスには包帯のスキルはあっても動物学のスキルがありません(ペットに包帯を巻くのには動物学スキルが必要です)。おまけにそのころからハイデックス化が進んでいたためマナもそこまでありません。GHかけても1mmぐらいしか回復しないし、回数もかけれません。
とりあえず目前の爺どもを片付けるために叩くが、回収するひまもないぐらい次から次へと沸いてきます。よく見ると下のほうにいたはずの先客が白骨化しているではないですかw
とも「あ・・・だめ。ドラ死ぬ」
ともさんが言った瞬間、ドラが断末魔の声をあげる・・・・そして、次にターゲットされたのは・・・・・言わなくても解りますよねw
いくらハイデックス盾戦士でフルプレ(新品)を着込んでいても、レジが75近くあったとしてもLLに爺のFS食らえばどうなるかは目に見えてます。
You are Dead・・
ここまでくると、筆者が死ぬのはお約束ですw
その後、ともさんがパラ壁などで爺たちの進軍を防いでる間に樹理さんに蘇生してもらったのですが、回収するひまもなくまた死亡・・・・今度は生き返らせてもらうまもなく樹理さんが死亡してしまう羽目に・・・
とも「だめ。いったん引こう」
さすがに二人も死亡(私はともかく、樹理さんが死亡するとは思っていなかったのでしょうw)すると、これ以上とどまっていると全滅は必死と悟ったのでしょう。同じ階の比較的安全な場所に移動することになったのだが、爺たちの追撃をかわしながら逃げるのは至難の業であるw
結局、LL部屋に戻ることが出来たのは死体が腐っているであろうことが解るぐらい経ったあとであった。
この時、筆者は安心しきっていました。白骨死体さえ残っていればアイテムは残っているという風に・・・・・すっかりトラメルに毒されてます。いつのまにか骨のずいまでヘボヘボのトラメリアンになってしまっていたのです。そして忘れていたのです。たとえトラメルでも、白骨死体であれば、ルートが出来るということを・・・・
幸い、LL部屋には別のパーティーがきていて、こちらがターゲットされることはありませんでした。おかげですんなりアイテムを回収することが出来たのですが・・・・
ラス「あれ・・・・荷物が・・・・ヴァンクが・・・・」
もうお解りでしょう。ルートされているということが・・・筆者だけでなく、樹理さんもルートされているようです。
ルーターの方・・・・ヴァンクを持っていくのは解ります・・・・でもフルプレの腕の部分とか、一部だけ持っていってどうするんですw?
とも「まぁ・・・・仕方ないよ」
あからさまにショックを受けるラスに慰めの言葉をかけるともさん。まぁ、ショックでしたが思っていたほど落ち込んでもいませんでした。
このあとルーターに遭遇さえしなければ・・・・(自爆)
ドラの死体もすでに消えていたので回収することも出来なかったらしく、結果的に儲けがほとんどありません(ドラがためていた分を少し取り出した程度)。そのあと、この場で解散と言うことになったのだが、不幸中の幸い(?)なのかバッグの中にフォースのシルバーブロソがあったのでそのまま上の階のリッチ部屋に稼ぎに行くことにしました。
ここで終われば普通の不幸話(?)で終わるのでしょうが、ここで終わらないのが筆者の不幸さを物語っているでしょうw
『結局、損しただけだったなぁ・・・』
なんともいえない気分のまま地道に稼いでいました。もし、脇をある人物が通りすぎていかなければ、そのまま帰っていたでしょう。
「銀ヴァンク タク+15、耐久+10 150kでいかが〜」
そんな台詞をはきながら私の周りをぐるぐる回るキャラが一人・・・
何も言わなくてもわかりますよねw
この日、UOをログアウトしたあと浴びるほど酒を飲んで枕を涙でぬらしていたのでした(自爆)