第六章 年越しUO中毒
今回でこのHP上でUOのたわごとを言いつづけてきて30回目になります。そんな記念すべき(?)回がこの話になるとは偶然だというのに何かしらの因縁を感じてしまう今日この頃・・・w
2001年大晦日・・・・
大晦日、毎年この日は朝までかかる仕事を終えて寝て過ごすのだが、日程の関係で29日の晩からの作業となり30日の朝までには仕事が終わるという嬉しい偶然が訪れた。そのおかげで大晦日の昼には実家にもどり、UOを満喫出来るのだった。しかし、このような状況になるとは思っても見なかった・・・
筆者の実家では毎年年末年始に限り、馬刺しが食卓に並ぶ。腹いっぱい食べて紅白を見る・・・それがいつもの過ごし方だった。しかし、ここ数年の紅白のつまらなさに嫌気が差していた筆者は早々に自分の部屋に引き上げUOにログインすることに・・・・
何をする、と決めていたわけではないのでRenaで適当に稼ぐことにしたのだが、大晦日だというのにどの狩場も混みまくってます。そんな混み具合にマッタリしながらも地道に稼いでいるが、あまりにもひまだったのでたまたまIRCにいたカズキに連絡をとる。
エス「カズキ、いまどこにいるw」
カズキ「今? 大和だよw」
カズキも丁度暇していたらしく大和でマッタリしていた。
カズキ「そだ! ラス、鉱石エレツアーやろw」
鉱石エレツアー・・・・当HPでは紹介していないが、以前烏合の衆メンバー数人で大規模に行ったことのあるツアーである。
鉱石エレとは、ガーゴイルがまれに持っているガーゴイルピックアックス(通称ガーゴつるはし)で鉱脈を掘るとまれに各種鉱石(銅、ブロンズ、黒鉄等)の精霊が出現します。姿は土エレで色が違うだけなのだが、強さは半端じゃない。特に青(Valorite)なんかは油断してると即死にます。
前回行ったときはDango師匠主催で堀氏3名、護衛の戦士4名という大所帯で、Valorite鉱脈を回って堀まくったのでした。目的は青エレがもっているというマジックアイテムを狙っていたのですが、結局出ませんでした。おまけにDango師匠(Teshiという別キャラ)以外は全員一度は灰色の世界に入ったという悲惨な結末を迎えることになったのです・・・ 詳しくはいつものごとくニード氏の団長の伝記参照
閑話休題・・・
ねらいはもちろん青(それ以外はそこまで強くないので面白くない)。しかし筆者所有の堀キャラでは青がほれない(青が掘れないと青エレも出てこない)ので堀氏を募集することに・・・
その呼びかけに答えてくれたのはポピーさんとダンゴ師匠だった。
カズキ家に集合し、ガーゴつるはしを支給されたポピーさんとダンゴ師匠。そしてポピーさんが鉱脈にゲートをだしてツアー開始であるw
掘る必要がなくなったので戦士キャラのラスティルで参加する。武器も相変わらずヴァンクでそろえている。
カズキ「そだ! 裸でやろw」
ラス「・・・・へ!?」
カズキ「鎧着てても面白くないじゃんw」
確かにカズキの言うことには一理ある。二人で包帯を巻きあえば青エレもそこまで手ごわい相手ではない。しかし、鎧を着ていなければヒットアンドウェイ戦法を取らないと非常に危険である(一撃で40近くもっていかれます)
半ば強制的に鎧を脱がされるラス。武器も一撃の攻撃力に賭けてハルバードに変更する(盾も取れとのお達しがあったのも事実である)。
などと準備をしていると早速青エレが出現。
ダンゴ師匠はすばやい動きで青エレのターゲットから外れる。速攻でアタックをかけるラスとカズキ。出しているゲージはほとんど減っていません。ラスはヴァンクのハルバード、カズキはきこりGMのキャラでバトルアクスである。PCキャラなら一撃で昇天間違いなしの一撃を食らっても減らない青エレ・・・・通りすぎる際に食らったダメージは35・・・痛すぎである。その後すぐにFSもどき(蒸気を吹き上げてダメージを与える鉱石エレの特殊攻撃)をくらい一気に瀕死の状態に・・・
ポピーさんからの援護のGHと、巻いている包帯のおかげですぐに復帰できた。まぁ、いくら瀕死の状態までやられてもそれで怯むほどラスは臆病ではありません・・・(謎)
ラス「うぉらぁぁぁ!!」
再びハルを構え、青エレに突っ込む。当の青エレも、皆殺しにしようとでも言うのだろうか、手当たり次第にターゲットをうつす。そしてポピーさんにFSもどき2連荘・・・
ポピーさんはあえなく昇天されました;;
野良ヒーラーに走り、蘇生されて戻ってくるまでの間も、POTを飲みつつ特攻を続けるラスとカズキ。さすがに最初の一撃はたまたまだったのだろうが、20前後にFSもどきを受ければ一気に半分もっていかれるのはかわらない;; それに、この人・・・ポピーさんの時のように、平気で連射してきます。お願いだから、体力満タンだったのに、一気に一桁まで持っていくのはやめてくださいw
などという愚痴をこぼしながらも、青エレを倒すことに成功する。
この鉱石エレ、おいしいところは倒した場合その鉱石(青だったらValorite鉱石)を25個も持っているのである。これを精製して売れば10Kである(この前取引掲示板で見た青インゴットの相場が@200だった・・・) そして青だけがお金も持っている(微々たる物だがw)
その後、せっかく掘ったインゴットがもったいないということで荷馬を持ってくるポピーさん。しかし、青エレ以外が出てきても、何も出来ずに死んでしまうことに・・・・
それに業を煮やしたのか・・・最終兵器を持ち出したのだw
最終兵器・・・ゴーレムであるw
最近筆者は無限にいくことが多くなってきているが、無限で拠点としているFのスカラブレイ南東の森近辺には多数の野良ゴーレムがうろついていて、まだ育成途中であるキャラを何度となく殺されているのである。
鉱石エレが出現するとともにインビジで消えるポピーさん。そしてゴーレムにアタックさせるのだが・・・・・
半端じゃなく強いです>_<
さすがは最終兵器・・・・敵じゃなくて良かったと本気で思いますw
その後、カズキの裏切り(Wクリックミス)によって同士討ちで殺される羽目になるが・・・それ以外はいたって順調に片付けていく。
そして、ふと時計を見ると・・・
ラス「・・・・んがw・・・・」
カズキ「どした?ラス」
ラス「年越してる・・・・w」
ポピー「w ほんとだw」
ダンゴ「いや、めでたいw」
なんと、UOを始めてはや2年8ヶ月・・・初めてUO上で年越しを迎えることになってしまいましたw
ふと頭の中にある言葉が響きます・・・・それはもしかすると筆者に残されたわずかな良心(?)だったのかもしれません・・・
このUO廃人めw
何も言い返せない自分がちょっと情けなかったのは事実です;;
それはさておき・・・・
ポピーさんが出かけるとのことでツアーから抜け、筆者とカズキ、ダンゴ師匠の3人になったのだが、ここで致命的な問題が発生したのだ。
ダンゴ師匠は鉱脈の場所を知りません;; おまけに誰もゲートを使えません;;
そんな状況でも、ひたすらほれる場所を探しさまよう師匠の跡をついていく二人・・・
そしてとある洞窟にたどり着いたのだ・・・・・
ラス「この洞窟・・・・どこなんだろw」
カズキ「知らんw」
普段からダンジョンなども徒歩で行くことはまれである。どこに現れたかも知らず、リコで飛んできたわけでもないので場所すら特定できません。おまけにこのときはUOAMも上げていなかったのがいけなかったのか・・・
ダンゴ「おっ! こんなところにほれる場所があるなんてw」
二人で不安がっているのを尻目にひたすら掘りまくる師匠・・・・この人に不安とか、恐怖とか言う文字はないのだろうか・・・と別な意味で尊敬してしまう(違)
しかし、鉱石はほれるものの、肝心の鉱石エレは一向に現れない。とりあえず、カズキに師匠のそばにいてもらうように頼んでその洞窟の奥へと向かう。
結構奥の深そうな洞窟である。でも、モンスはおろかほかのキャラがまったくいません。
ラス「誰もいないなぁ・・・・」
そんな独り言を言いながら奥へと進んでいく・・・ある程度進んだころ、画面の端にやっと動物(?)の影が見えました。
ラス「おw ワニ発見w」
ある程度おくまで進んだところ、ワニが数匹たむろしていました。
ラス「丁度いい暇つぶしだw」
裸でハルバードを構えたまま、ワニに突撃する。この時、おかしいということに気づいておくべきでした・・・・このワニ・・・・色が赤かったことに・・・(自爆)
裸であっても、そこまでのダメージは受けずに倒すことが出来ましたが、何かおかしいことに気づく・・・・しかし、何がおかしいかまではわからなかった。
そんな中ワニ数匹退治したところで師匠とカズキが追いついてきた・・・(師匠はずっと掘りながら来たのであるw)
ラス「この洞窟、ワニしかいないみたいだねw」
カズキ「そかw」
そんなたわいもない話をしていると、今度は向こうから攻撃を仕掛けてくるワニ。ドラゴンの泣き声のようなものとともに襲ってくる火の玉・・・
ラス「・・・・!? このワニ・・・火噴くぞ・・・・」
カズキ「・・・・・今まで気が付かなかったのか!(爆)」
それはラバリザードという火を吐くトカゲだったのだ(気づけよをいw)
何度でも言いますw 筆者は2年9ヶ月のUO暦の中で、まだ行ったことのない町・ダンジョンは山ほどありますw 必然的に会ったことのあるモンスターなども限られてきます。 これでベテラン・古株と言われているのですから、処置無です(自爆)
ま・・・それは置いておくとして・・・・
先ほどいたのは巣から外れた小規模な群れだったらしく、奥に進むとラバリザードの巣と思われる大群がいました。さすがに師匠が奥に進んでいくのでついていかざるをえず、群れの中に飛び込んでいくのでした。
群れの3分の2ほどを片付けたころでしょうか、まさに疾風と呼ぶにふさわしいスピードで師匠が今来た道を戻っていくではないですか・・・
その後ろから師匠に負けず劣らずのスピードで追走する鷹の姿をしたモンスター・・・・
カズキ「フェニックスじゃんw」
筆者は始めてみました。もちろんフェニックスの恐ろしさなど知りもしませんでした。無知とは恐ろしいもので、師匠に追いつきダメージを与えつづけるフェニックスに裸でアタックをかけるラス・・・・
ラスの援護の甲斐なく無残に死体をさらす師匠・・・・そうなれば必然的に攻撃しているラスにターゲットが移りますが・・・・
今まで筆者の話を読んでくれた方、UO上でお世話になっている方・・・・ここまでくればラスの運命がどうなったか・・・お分かりですよねw
You are Dead・・
元旦から灰色の世界に・・・・今年もこの画面を大量に眺めるのだろうな・・・・等と思いながら、一人生き延びているカズキの横に行き蘇生をしてもらうが、回収中にまたフェニックスにターゲットされる・・・・
You are Dead・・
その後、カズキも灰色の世界に突入することを余儀なくされ、筆者が参加したイベントとしては久しぶりに全滅状態に陥った(泣)
結局一人外まででてヒーラーで生き返った師匠が自分の荷物を回収した後、フェニックスを引き回してもらったおかげで荷物もなくさずにすみ、全員無事に帰ることが出来たのだ。
この話を書き終えて、記念すべき30回目をアップするのだが、読み返すたびに自分の未熟さと馬鹿さ加減を思い知るのだが、UOを止めようとは思えない自分が、なんとなく好きになれそうな今日この頃・・・・(自爆)