ちくわには何故穴が開いている。それは向こうを覗いてみるためだ。 by ○し丸
ちくわ、いわゆる練り物製品だ。漢字では「竹輪」と書き、作り方は魚を糊状になるまですりおろし、名前の通り竹などを芯にしてすり身を巻きつけて焼き上げたもの。
ニュールーマニアのもう一人の主人公である「コイズミ カカト」は”あるもの”と一緒にちくわを食べるのである。その”あるもの”とはなんと”ココア”だ。魚介類とココアマスが合うとは到底思えないが。好みは人それぞれなのでそこに関しては特に問題はない(試そうとも思わない)。
問題はそこではなくシナリオ中のネジの発言にある。シナリオ「誰かいる!?」でネジとカカトが初めて対面した後の日記を覗き見するとカカトがちくわとココアを一緒に食べることに同感している文が見受けられる。実際ヤセタン食品のサイコちくわのホームページでちくわとココアが合うという発言をしている。好みをとやかくいうつもりはないがそこにはある疑問が生じる。
そもそもネジはココアのような洒落たものを飲むのかということだ。部屋を見る限りココアらしいものは見当たらないし、カカトの部屋にあるようなポットやカップも無い(あるかもしれないが)。ネジ脳の行動パターンにもココアは全く見受けられないし、まして普段は牛乳と缶ビールや缶のお茶など飲み、食事はコンビニの弁当やサンドイッチ、カップメンやレトルトカレーで済ませる人間がわざわざココアを作って飲むのだろうか?考えられない(ものくそ偏見)。
ではなぜネジはココアがちくわにあるという発言をしたのか?それにはいくつかの理由があげられる。
まずひとつは、会社の同僚にちくわマニア(!)の人間がいてそいつがちくわにはココアが合うとかなんとかいっていて、ネジがそれを鵜呑みにしている。だからネジはカカトのことをちくわ通といったのだろう。
もうひとつは、上記にも出てきたシナリオでネジがサイコちくわの素材であるハーブ風味の甘いちくわをなんとかして売ろうと試行錯誤していたときに、偶然ココアとちくわが合う事を発見したということ。後者のほうが現実味があるが、そもそもネジが試していたのはお菓子感覚の甘いちくわだったので普通のちくわで試したかどうかは定かではない。だもんで真相は前者なんじゃないかなあと思う(いいかげんだなあ、おい)。
甘いちくわもどうかと思うが、そのちくわのおかげでネジは念願の宣伝部に転属できたからよしとするべきではないだろうか(フラれちまったが)。
最後に一言、ちくわは天ぷらか磯辺揚げにして食べるのが一番うまいと思う(2004 4 29)
戻る