9月15日 2003年   覚えられない子

  何をどんな風に工夫しても覚えられない子どもに悩んでいる先生は多いはずです。
  下記のページを参考にしてください。
  http://www.time.com/time/asia/covers/501030908/dyslexia_asia.html

9月17日 2003年   

先生が子どもに対して持っている印象は必ず子どもに伝わります。「騒ぐ子」だと思っていると「騒ぎます」。
「できない子」だと思っていると「できない子」になります。
問題のある子どもには、正面から話して、英語にくるときは「先生はこうする」「生徒はこうする」という
約束事があることを理解させ、レッスンの時間は全員が共有する時間であることを強調します。

私が「覚えられない子」のことを書き込んだのは、先生の努力、子ども自身の努力を超えたところに問題が
ある場合、LDである可能性があるので、そこに皆さんに注目してもらいたかったからで、「覚えられない子」
を責めているのではないのです。

私も「どうしても覚えられない子」を何人もかかえていますが、その子たちには、音で聞いて理解して答える
場を用意します。 また learning styles check をして、本人が自分に向いた学習方法を考えてみつけるよう
にしています。

申し上げたかったことの1つは、bad apples という言葉を使うことはあまり良い効果が出ないかもしれないと
いうこと。 態度が悪いというのは、自分に注目してもらいたくて騒ぐ子どもでしょうか?
もしかすると、「分からない」で騒いでいるのかもしれません。 実は難しいと思っているのかも知れません。
いずれにしても、優しく毅然と向き合うことが必要だと思います。

なんて、えらそうなこと書きましたけど、私も毎日修行です。
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