9月17日 2003年
先生が子どもに対して持っている印象は必ず子どもに伝わります。「騒ぐ子」だと思っていると「騒ぎます」。
「できない子」だと思っていると「できない子」になります。
問題のある子どもには、正面から話して、英語にくるときは「先生はこうする」「生徒はこうする」という
約束事があることを理解させ、レッスンの時間は全員が共有する時間であることを強調します。
私が「覚えられない子」のことを書き込んだのは、先生の努力、子ども自身の努力を超えたところに問題が
ある場合、LDである可能性があるので、そこに皆さんに注目してもらいたかったからで、「覚えられない子」
を責めているのではないのです。
私も「どうしても覚えられない子」を何人もかかえていますが、その子たちには、音で聞いて理解して答える
場を用意します。 また learning styles check をして、本人が自分に向いた学習方法を考えてみつけるよう
にしています。
申し上げたかったことの1つは、bad apples という言葉を使うことはあまり良い効果が出ないかもしれないと
いうこと。 態度が悪いというのは、自分に注目してもらいたくて騒ぐ子どもでしょうか?
もしかすると、「分からない」で騒いでいるのかもしれません。 実は難しいと思っているのかも知れません。
いずれにしても、優しく毅然と向き合うことが必要だと思います。
なんて、えらそうなこと書きましたけど、私も毎日修行です。