11月20日 2003年 頭の中の声
ともっちさんの書いていらっしゃる
『文章題となると国語も算数も全然だめになる子が多いです。読んであげると ”そうか!” とわかると
いうことは、ちゃんと自分で読んでない!ということですよね。字ずらだけおっていて、頭で読めてない
というか、残ってないというか・・・』
という現象は、英語教室で reading を指導しているときにぶつかる問題でもあります。
learning channels の3つ、visual, auditory, kinesthetic の内、visual が強い学習者は、黙読して情報を
得ることができるのですが、auditory / kinesthetic に頼る学習者は、だれかに読んでもらう、または説明
してもらうことが必要です。
自分でできることは、目で読んでいる文を頭の中の声を通して聞くことです。
そのために私が生徒に言うことは、「好きな声優さんの声で英文を聞きながら読んで」ということです。
もちろん、音読できれば一番良いのですが、公共の場での読書やテストのときに問題を読むなど、
声を出せない場合のトレーニングが必要です。
生徒にだれの声だった?と聞くと、「自分の声」「先生の声」だった、と言います。目の前の文を頭の中で、
声を出して読む、または誰かに頭の中で読んでもらう、というアプローチを試してみる価値あります。