スーパーチャージャー コントローラー
過給圧アップの時、引っかかるのがABV(エアバイパスバルブ)の存在。
このバルブ、ある程度のブーストがかかるとそれ以上過給されないように、
空気を逃がす(厳密には戻す?)という役割を持っています。
S/Cの過給能力を最大限に引き出すには、このバルブは「邪魔」な存在となります。
よって、数々の方がそのバルブの能力を殺してしまうために、パイプ配管を工夫していますね。

私の場合、過給圧コントローラー(スーパーチャージャーコントローラー)をつけて対処しました。
過給圧コントローラーには2種類あり、
@ HKS製の電気式コントローラー
A クスコ製の機械式コントローラー
どちらも、0.4〜最大くらいの調節ができるようになっています。
ただし、ブーストアップしていないとこれらの装置はほとんど意味はありません。
私が選んだのは、クスコの機械式のものです。
HKSのものはEVCのように、室内からコントロールできるかっこいいものだったのですが、
たまたま、ショップにクスコの中古品があったのでこちらにしてしまいました。
これは、後から大変後悔しました。
なぜなら、過給圧を変えるためには、いちいちエンジンフードを開け、
コントローラーの頭についているボルトを回さなければなりません。
ちなみにボルトを一番ねじ込んだ状態で最低、一番緩めた状態で最高となります。
そこで、何とか室内から調節できないものかと考え、DIYセンターでいろいろと物色していたところ、
ドリルにつけるフレキシブルホースを発見しました。
このホース(1m)を3つつなげ、1方にオーディオのボリュームノブ、片方にボルト径のラチェットを
つけます。
それを、なるべく曲がりが少なくなるように、室内〜エンジンルームまで通します。
ノブはワイパースイッチの下のスペースを加工して取り付けてできあがり。
本物の機械式VVCに比べ、貧相で回転もスムースではありませんが、
これにより室内から過給圧を調整できるようになり、自己満足です。

しかしながら、この後「スーパーチャージャーON・OFFスイッチ」をつけ、
ほとんど使われることが無くなってしまいました。
よって、現在はABV完全取り外し状態となっています。