ベルト アラカルト


<ベルトの長さと張力>
クスコ(TBS)のベルトは今でこそ「5PK980」。
ところが、私が装着した当時のベルトは「5PK1000」という、とても長いベルトでした。
この長さだと、アイドラープーリーとクランクプーリーが大接近します。
こんなのでいいのかなぁ・・・とすごしていましたが、
ある日、アイドラープーリーがボロボロになったので、クスコに新しいプーリーと同時にベルトも頼んでみました。
すると、手元に来たベルトは「5PK980」という今までよりも短いもの。
とても調整しやすく、鳴きも少なくなり、何よりもアイドラープーリーが壊れにくくなりました。

そこで、ベルトの張力について考えてみました。
ギターに弦を張りチューニングするとき、ネックが長いギターほど、同じ音を出すには張るテンションを高くしなければなりません。
逆にネックの短いリッケンバッカーのようなギターは、さほど弦を強く張らなくてもチューニングできます。
その理論を、このベルトに当てはめると、ベルトの長さが短いほど張力を必要としないように思えます。
また、それによりアイドラープーリーの負担が少なくなるように思ったのです。

張力を計算したわけでもないし、ギターの弦のテンション&音の高さがベルトの張力と滑り(鳴き)の関係に当てはまるかどうかは、わかりませんが、
とりあえず若干短い「5PK970」というベルトに張り替えてみました。
結果は、ベルトが短い分テンションをかけやすくなりましたが、滑りにくくなったとはあまり感じませんでした。
やはり、かなりテンションをあげないと滑ってしまいます。

さらによく考えてみると、ベルトが短い分クランクプーリーと接触する面が少なくなるということになり、
逆にベルトとクランクプーリーの"静止摩擦係数"が低くなり滑りやすくなるともいえますね。

まだ、980と970(1000は問題外)のどちらが、「アイドラープーリーが壊れにくい」「ベルトが滑りにくい」のかは、まだまだ答えを模索中です。


<ベルトの質量>
@純正(クスコ・TBS)ベルト「5PK980」







A純正「5PK970」







B新型?「5PK970」







Cスーパーオート○ックスで見つけたベルト「5PK970」
  現在装着中。















ということで、なんで@よりAが重いのかわかりませんが、Bの980バージョンがあればコストパフォーマンスは抜群。
Cは軽いし溝にケバケバがありよいのですがMITSUBOSHI製の倍近くの値がします。
Bは安いし、軽いし、ケバケバがあり文句無し!
お勧めです。