カム交換
作業の図
左はOTAさんの赤AW
(赤もかっこいい!)
いよいよ、取り付けに入ります。
まずは、バルタイの設定。
私のエンジンの仕様からIN・EX共に5度進角させた方が良いというアドバイス。
HKSの昔のスプロケには目盛りがついていないので、1山10度を目安に調整をします。
今までの設定は・・・なんと、IN・EX共にかなりの遅角設定。
アイドル不安定はこれが原因か?
左がHKS製調整式:右がノーマル
次に、カムをエンジンに組みます(はずすときと同様に各ボルトを少しずつ締めていき、
最後にトルクレンチで規定値にあわせます)。
そして恐怖の、バルブクリアランス調整。
シクネスゲージとシム交換SSTを使い、基準値に合わせていきます・・・16カ所は大変。
詳細はOTAさんのコンテンツ「シム調整」を見てね(手抜き)。
シム調整が終わったところで、カムとスプロケを合体。
いよいよ、タイベル装着です。
@ クランクプーリーを仮組みし、上死点に合わせる。その後、クランクプーリーを上死点がずれないようにはずす。
A カムのマークとエンジンのマークを合わせる。
B ベルトを掛け、IN・EXカムのベルト間の山を合わせる。
C これまた、クランクとカムの山の位置がずれないようにベルトを張り、テンショナーをかける。
D クランクプーリーをつけ、きちんとそれぞれの位置が合っていることを確認。
ようやく完成。
あとは、はずしていった手順を逆に行っていきます。
最後にデスビ(点火時期)を調整するために、ドキドキのエンジン始動!
「キュルキュル、ボスッ!」
あれ?エンジンかかんない。
デスビのマークが合っていなかったようです。
再度トライで
「ブォンッ!ブーン・・・・」
おおっ、ノーマルは安定している!やったぁ〜!
暖気が終わり、800回転、負圧50できちんとアイドリングしています。
この後、若干!?のアクシデントはあったものの、無事に調整終了。
ノーマルカムは大変安定した乗りやすいエンジンを、再び私に提供してくれました。
<インプレ>
・エンジンが止まらない。すごいぞ!
・さすがに遅い。ス〜ッと高回転まで伸びていかない。
特に、2000〜4000回転(本当は作用角が狭いノーマルの方が良いはずなのだが)は加速が鈍い。
・ブーストが0.98位まであがる。
と、これで満足するはずだったのですが、1ヶ月後、AE86前期用240度カムに載せ換えるのでありました。