HKS 256度コンカム |
これは、私にとって「飴と鞭」でした。 IN側・OUT側共にHKSの256度コンピューターカム(コンカム)を入れたのですが、 回る回る・・・8000くらいまでスコ〜ンと伸びてくれます。 低回転時のトルクは薄くなり、ブーストも0.9から0.8くらいに落ちてしまいましたが、 すっごく気持ちのよいエンジンに変身です。 ところが、アイドリングがベロベロです(不安定)。 ノーマル時60近くまであった負圧(アイドリングの時、エンジンが自分の力で空気を吸い込む力) が20くらいまでに落ちたためです。 なぜかというと、ハイカムというのはエンジン内の空気を出し入れするためのバルブが 開く時間を長くし、より多くの・・・あとは、自分で学習してください。 とにかく、普通はハイカムを入れるとアイドリングは不安定になります。 そのことはある程度覚悟していたので別に問題ないのですが、 AWの場合、エンジンがほんの少し傾けて乗せられていることもあり、 アクセルOFF(クラッチも切る)でエンジンストールしやすい特徴があります。 ノーマルで乗っている方も、よくエンジンが止まりそうになってから再び800回転くらいに上がり 落ち着くという症状を経験していると思いますが(スロットルポジションセンサーの影響もあり)、 あの感じです。 この特徴が仇となり、赤信号でニュートラルにして止まるときに「ストン」と エンジンが止まってしまいます。 特に、エアコン使用時・ライト使用時は発生率10%近く! この症状を何とかするために、スロットルボディーにあるスクリュを回して、 アイドリングを高めに設定(しばらくすると元に戻ってしまいますが・・・)。 だましだまし乗っておりました。 若いころは、それでも回るエンジンが魅力的でがんばっていましたが、 30代後半になると「安定したアイドリングがいい・・・。エンジンが止まらない車に乗りたい・・・。 S/Cはトルクが命だろう・・・。」と、思うようになり、ノーマルに戻す決心をします。 「はずしたカムをあげるから、ノーマルに戻してシム・点火時期等の調整をやって!」 と、呼びかけたところ、 「I LOVE AW」のHPでおなじみのOTAさん が名乗りを上げてくれました。 |