フジツボ マフラー&タコ足
私の時代は、マフラーといえば「フジツボ」。
そのネームバリューがどうしても頭から離れず、今まで交換した3本ともフジツボです。

最初に取り付けたのが、今でいう「レガリス」の元祖。
触媒以後の交換という「車検対応」マフラーです。
本当は、ストレートの競技用が欲しかったのですが、タッチの差で生産中止となっていました。
仕方なく、ぶっ細工なタイコの形をしたそれを購入しました。
それでも、抜けはかなり良くなりノーマルで発生していた、
空ぶかし時の段付き感が無くなりました。

ただ、やはり何かが物足りない。
もっと鋭いレスポンスと・・・「音」である。
悶々としていたある日、中古パーツ屋でフロントパイプから交換、
あの競技用マフラーを見つけました。
それもタコ足付き!
結構さびていましたが、とにかく購入しパテで補修。黒の耐熱ペイントできれいにしてやり、
いよいよ装着。
「フォン!」
中低音のいい音です。
抜けもすばらしい!

当時、「藤壺技研株式会社」は横浜市にあり、消耗品のガスケットはすぐに手に入りました。
在庫がないときには、その場で作ってくれたり、大変親切なメーカーでした。
ある車検の頃、いつも?のように、「藤壺技研株式会社」を訪れガスケットを購入します。
その時、「何度も来るのめんどくさいな〜」と思った私は、「3枚ください」と余分に購入したのです。
その5年後、会社は静岡に移っていました。
電話をかけ、ガスケットの注文をお願いしても「現在、生産しておりません」と、冷たいお返事。
あのとき買った、3枚のガスケットが無ければ、今のAWは無いでしょう・・・(大袈裟)。

現在、装着されているフジツボマフラーは「NA用4本出し競技用マフラー」です。
AWが廃車中(1998〜2001年)に、偶然見つけ購入しておいたものです。
2001年のAW復活を期に、あこがれだった4本出しにする事に決定。
実は、今までのマフラーが腐ってボロボロになっていたからでもありました。
近くのレース屋さんに相談に行き、そこで切った張ったの大手術を慣行。

NA用とS/C用ではパイプ径の問題は無かったのですが、
サスペンションのつき方がかなり違うらしく、ロアアームにパイプが引っかかって
全然合いません。
何とか、フロントパイプを短くしたり、タイコへのパイプを伸ばしたりで、
S/C仕様の完成です。
かつてのスーパーカーの様なルックスに、時代錯誤を感じながらも満足です。
ただ、ものすごい爆音。
迷惑この上ない状態となってしまいました。
皆さん申し訳ございません。