TBSクランクプーリー&後期92用S/Cプーリー
最初に組んだのが、クスコのクランクプーリーでした(S/Cプーリーはノーマル)。
そのころも今もクランクプーリー径は最大のものです(現在はTBS製も同径)。
組んだ時にパワーフロー・インタークーラー・マフラー・S/Cコントローラー(ABV)を
一緒に交換したので、クランクプーリーだけの威力とはいえませんが、
ブーストは0.9まで上がり、加速感・パワー感もものすごく良くなりました。

ただ、やはり後期92S/Cのエンジン(ノーマル)のスムースさを越えることはできません。
エアフロ形式(DジェトロとLジェトロ)の違いが大きく影響しているようです。
また、このクランクプーリー、あまりにでかいのでノーマルのアイドラープーリー
(ベルトを張るためのプーリー)が使えず、専用のものを使わなければなりません。
この時ベルトの張りが緩いとベルトが滑ってしまい「ギャ〜」というすごい音が出てしまいます。
よって「えっ、こんなにきつく張っていいの?」というくらい、張らなければなりません。
それにより、アイドラープーリーのベアリングがすぐに破損します(運命)ので、
予備のベアリングとベルトを用意しておきましょう。
また、他の方からは聞いたことがないのですが、私の場合、きつく締めすぎると
クラッチが滑るという訳の分からない症状が発生しました。
このことについての詳しい内容は「修理&メンテナンス」のページでどうぞ。

そのクスコクランクプーリーが破損してしまったため(そのおかげでクランクシャフトも破損)、
TBSのクランクプーリーを入れることにしました。
このプーリー、外側がアルミで作られているため、すべて鉄製のクスコのものより、
軽量化・・・レスポンスアップされているとのことです。

さらについでにAE92後期型のS/Cプーリーに交換。
AWのものより小型化されているのでさらに、過給圧が大きくなります。
TBSからさらに小径のものが出ていますので「もっとパワーを」という方はそちらをどうぞ。

一気に2つのプーリーを変えてしまったので、クスコとTBSの違いは体感できませんでしたが、
ハイカム(256度)を入れて、0.9(ノーマルカム)が0.8くらいに落ちてしまっていたブーストが、
これにより0.9強まで上がりました。

ノーマルカムの恐怖
ノーマルカムに戻した後、ちょっと千葉まで用事があったので、長〜いトンネルを通っていきました。
朝、5時前という時間帯だったのでトンネルは貸し切り状態です。
そこで、ちょっとアクセルを踏んでみることに(4速全開)・・・、
するとどうでしょう。なんと、過給圧が0.98くらいに上がります。
「すっ、すごいぞ!」・・・でもここまで上がるとさすがに怖い。
エンジン壊れてしまうのでは? という不安がよぎります。
不安ながらも、何度かトライしましたが、やはり1.0を少し切るくらい。
いや〜、S/Cでもここまで上がるんですね。