2004年8月16日(月) 箱根越えウオーク(プライベートウオーキング)








今回のスタートは小田原城から。
旧箱根街道を登り、目指すは芦ノ湖。
そして、箱根を越えて三島へと。


10:00 小田原城






















国道一号線を一路箱根へ。
正月には、この道を東京箱根大学駅伝の選手たちが
走り抜ける。

10:55 風祭






















せせらぎの音に涼を感じ、早川を渡る。
ここから旧箱根街道を歩く。

11:22 湯本 三枚橋























かつては、ここに一里塚があった。
江戸から22里。
旅人は、江戸を発って3日目には
この塚を見たのだろうか。

11:46 湯本 























緑の回廊を歩く。
夏の日差しもここまでは届かない。
聞こえるのは、自分の呼吸と蝉時雨。

11:52 須雲川 






















畑宿に差し掛かる。
ここは寄木細工で有名なところ。
道幅の狭さが当時を偲ばせる。

13:04 畑宿 






















勾配率10%の九十九折の坂を上る。
神奈川県側の箱根路は箱根東坂。
険しい坂道が続く。

13:41 畑宿 






















人が歩けない坂道は階段を上る。
木漏れ日が美しい雑木林の中を歩く。

14:10 畑宿 























樫の木平から小田原の街と相模湾を遠望する。
下界を見て、初めて自分の軌跡を認識する。

14:14 畑宿 樫の木平 























甘酒茶屋で一息。
上り坂も間もなく終わり、
眼下に芦ノ湖が見えてくる。

14:40 畑宿 甘酒茶屋 






















箱根の沿道には、紫陽花が咲き誇っている。
子供の手のひらほどの小ぶりな紫陽花だ。

15:09 畑宿 























芦ノ湖に到着。
東海道中膝栗毛の弥次喜多は
ここで祝杯をあげたとか。

まずは目的を達成した。
時間が気になるが、体力には余裕がある。
このまま、一気に三島に向かうことにした。

15:40 箱根 芦ノ湖湖畔 


















大鳥居をくぐり、国道一号線を一路三島へ。

15:50 箱根 芦ノ湖湖畔 
























箱根峠から芦ノ湖を望む。
まもなく、静岡県に入る。

16:35 箱根 道の駅 





















なぜか自動車専用道路を歩いている。
ここには歩道がない。かなり危ないところだ。

16:44 箱根 箱根新道 箱根峠I.C 





















静岡県側の箱根路は箱根西坂。
緩やかな坂道を下る。
気温は19度。
涼しさに助けられて、足も速まる。

17:03 函南町 





















三島市に入った。
しかし、これは、緩やかな下り坂の長いウオークの
始まりでもあった。

17:33 山中






















戦国末期、北条氏の山城「山中城」があった。
その城址を標す石標がひっそりと畑の中に佇む。

17:52 山中新田 























日が暮れかけた国道一号線を歩く。
箱根峠を越えてから、誰にも出会っていない。

18:39 





















すっかり日が暮れてしまった。
街路灯と懐中電灯を頼りに歩みを進める。
街の灯りが遥か下に見える。

19:05





















やっと人家のあるところまで降りてきた。
三島の繁華街まであと少し。

19:49 塚原新田 





















たどり着いた三島の街は祭りの中。
鳴り響く、鐘と太鼓。
三島の夏宵は、とてもエネルギッシュだった。

20:48 大社町 






















今日は、三嶋大社の例祭の日。
夏祭りの賑わいを抜けて、三島駅へ。

20:56 大宮町 三嶋大社























私の箱根越えウオークのゴールの地、
三島駅に到着。
ここまで、11時間30分、約40km
昔の旅人は、
いったい何時間で箱根八里を歩いたのだろうか。

21:30 一番町 三島駅