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永野氏がゴーグについてコメントした際に名前をあげることが多く、永野氏にとっても印象に残っているデザインなのかもしれない。
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四角い建物に4本足が付いた大きな兵器であったが、ゴーグにあっさりひっくり返されていた。
- →この機体に関しては安彦氏によるものではなく、永野氏自身によるデザインであることが明確となった。 2014.7.26追記
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永野氏によると、このダイノソアのイメージソースとなったのは刑務所であるとのこと。
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*パペットファイターと共に最初期にデザインした機体でもあり、当時3体デザインしたらしい。
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・「(最初にデザインしたものは?)一番最初はパペット・ファイター。同時期に『ゴーグ』のダイノソアがあって。あと、ボツになったけど、ビルバインの変形パターンもあった。」 [マイアニメ1985年5月号]
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・「「ゴーグ」では、ガイルが使っていたダイノソア、例のデカい4本足・・・・とか、キャリアビーグルなど、サブ・メカもいろいろやっています。」 [マイアニメ1985年5月号]
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・「バッソーというのがじつはブティックの名まえとかダイノソアのモデルは刑務所とか・・・・安易だなあ」 [アニメージュ1985年5月号元くんの青春シンダカッタロームより]
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・「3種類描いたうちの1体ですね。カマキリみたいな形で四足のヤツもあったんですけど、かっこよすぎてダメになって。人間がつくるものだから角張ってもっと機械的にしてくれって言われて。3番目に出したのがこのダイノソアなんですが」 [ISSUE・OUTLINE]
- ・風間氏「ダイノソアなんかがくりすの・・・永野くんのデザインじゃない?あれも元は安彦さんが起こした?」 安彦氏「いや、違う。」[巨神ゴーグメモリアルアートワークス]
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画面上では非常に大きく見えたが、本体部分の大きさは高さ11.7M×長さ11.7M×巾12.5Mとそれほど大きいわけではないようであるが、50人程度は運搬可能。
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*操縦は7名(ドライバー、エンジニア、コマンダー、オペレーター×4)
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元々は工作用の機体と思われるが、天井部と駆動軸部に機関砲が設置されている。
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これらは諸元表によると、天井部が40m単装機関砲×4、駒同軸部上に35m連装機関砲×2、下に35m単装機関砲×2であるらしい。
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その他にも、機関銃が機体各所に40箇所ほど設置されているとのこと。
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これらの火器の演出方法について、諸元表にいくつかコメントが書かれていた。
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・「演出.作画様 別にありません.砲は.全て.リアクションさせて下さい.てっぺんについてる.4つの砲はそんなに発射速度早くありませんが.サイドのやつは.ビビビというカンジです.」 [巨神ゴーグメインメカニック集(スタッフ配布資料)]
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- ちなみに、駆動解説図は、その後エルガイムの脚部設定に活かされているらしい。
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・「アニメーション参考画というのがあって、ここが連動して、このカムがこう動くから、足がこう動くってのを描いたんですよ。安彦良和さんがそういうの好きで、それくらいの説得力がないとダメだって。システムでこれがおもしろい、ということで採用されているんですよ。『エルガイム』に登場するヘビーメタルの脚部のピストンシステムが、ここで完成しているんです。これをそのままエルガイムの脚部に使ってます」 [ISSUE・OUTLINE]
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[名称について]
やはり恐竜(dinosaur)であると考えるのが妥当であろう。
ただし、現時点では特に根拠となるコメントなどは確認されていない。
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[掲載資料について]
ダイノソアの設定画は4枚シートが描かれている。
→他にもシャベル先端等が描かれた設定画が存在することが巨神ゴーグメモリアルアートワークスにより判明した 2014.7.26追記
このうち、外観や砲塔などが描かれた設定画3枚は書籍等には掲載されておらず、当時スタッフに配布された資料にて確認した。
これらには「くりす830527」と日付が書かれており、ゴーグ関連の設定画では一番早く書かれたものであることが解かる。
余談ではあるが、同時期にエルガイム脚部のサスペンション設定なども描かれている(1983年5月26日)。
これらのシートには永野氏はタイトルは書いておらず、第三者の手により「*ダイノソア(1)」「*ダイノソア(2)」「*ダイノソア(3)」と後から付け足されている。
この他に、砲塔内部の設定画も描かれており、こちらはアニメック1984年7月号P53や巨神ゴーグメモリアルアートワークスにシート状態で掲載され、永野氏のサインも確認できる。
なお、劇中では前面にシャベルが追加されていたが、これに関する永野氏の追加設定は今の所確認されていない。
この他に、掘削用アーム操作用ゴンドラ内部・シャベル先端・油圧シリンダー可動図・アーム基部の設定画が存在する事が判明 2014.7.26追記
これらは巨神ゴーグメモリアルアートワークスP140に掲載されている。
これでダイノソアに関する設定画は(1)〜(3)、砲塔内部、及びもう1枚で合計5枚以上存在することが判明した。
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