ガンダム改
  (リ・ガズィ) 
 永野護氏デザインMS大全       
 機動戦士ガンダム逆襲のシャア 1988公開
永野氏がデザインしたと思われる機体で、リガズィの初期稿にあたるらしいとか?
  
 
 
 
 
 Zガンダム改
      (リ・ガズィ/ゼータ・リ・ガズィ)
 
当時逆襲のシャアに関わっていた大畑晃一氏のコラムにて初めて存在が判明。後のリガズイに当たる MSと思われる。
ただし永野氏による設定画が掲載されているのではなく、「永野護氏によるエルガイム MK2風のデザインをしたMS」を元に出渕裕氏がデザインしたゼータワンの設定画が掲載されている。

  
よってその永野氏が描いたMSがゼータワンという名前であるのか?&果たしてそのエルガイムMK2風のMSがいつ描かれたかなどは一切不明・・・(TT。
Newtype2007年1月号に掲載された書下ろしポスターで永野氏自身が「Zガンダム改(リ・ガズィ)」と書いている事から、ここではZガンダム改の名称で表記する。 2007.01.04追記
  
リブート2巻P74のナイチンゲールの設定画の横にこの機体の頭部のみが掲載され、百壱式と同様に顔の左右にもモノアイがある機体であるようであることが判明した。
  機体の名称については、このときは「ゼータ・リ・ガズィ」と記載されている。 2012.1.11追記


出渕氏のコメント等によると、永野氏がデザインしたこのMSは、リガズィと同じようにバックウェポンシステムを持っていたとのことである。
ただしリガズィのような飛行形態(ウェーブライダー型)ではなかったようである。 (2004.12.13追記)
「BWシステムは永野(護)くんが描いていて、そこからウェーブライダー型に持っていったんです。」 [出渕裕メカニカルデザインワークス1出渕裕氏コメント]
「Zガンダムのウェイブライダーにあたるバックウェポンシステムは、出渕氏がデザインを引き受ける前にすでに考案されていた。ただし、その時点では飛行形態でなかった」 [出渕裕メカニカルデザインワークス1
また、このMSは超重装甲を持った重MSであったらしい。
もっともバックウェポンシステムを装備している時点で、すさまじく重たそうではあるが。
Newtype2007年1月号綴じ込みポスターのコメントでは、ネオ・ジオン側のMSは怪獣・恐竜のイメージを持たせていたニュアンスを感じることが出来るが、Zガンダム改もそのようなイメージを持つMSであったのかは不明。
2011年リブート2巻で、この機体は背中に巨大なブースターと大口径ビーム砲を装備していると語っている。 2012.1.11追記
「ナ ハトガルのデザインだけでなく、当時富野監督と考えていたMSのラインは全て「ごつく怖い」デザインで進行していたと記憶してます。そのため僕が「逆襲の シャア」で用意したMSのデザインは全て恐竜や怪獣をモチーフとしており、リック・ディアスのラインを進めたイメージとなって、キラドーガやヤクトドー ガ、そして再登場する予定だった「Zガンダム改」(リ・ガズィ)までもが超重装甲のデザインとなっておりました。」 [Newtype2007年1月号綴じ込みポスター]
「「ゼータ・リ・ガズィ」という背中に巨大なブースターと大口径ビーム砲を装備した重駆逐型のロボット」 [リブート2巻]
  

 
設定画
 −Unknown−
  

 
掲載雑誌
フィギュア王NO.411 P72
コラムに永野氏のデザインしたMSについての記載あり。
出渕裕メカニカルデザインワークス1 P8−9
このMSについての出渕氏のコメントが掲載されている
ニュータイプ2007年1月号 綴じ込みポスター
永野氏のインタビューの中でこのMSについての話が掲載されている。
リブート2巻 P74
この機体の頭部が掲載されている。
  
 

 

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