ガンダムMK−II初期稿
    
永野護氏デザインMS大全    
  
機動戦士ガンダム 1985−1986放送
永野氏によるマーク2の初期稿。
マーク2は大河原氏・永野護氏・藤田一巳氏などが協議し競作という形がとられ、永野氏にいる初期稿が数点存在する。
  
 
 
 
 
 ガンダムMK−II初期稿その1
 
永野氏によるマーク2の初期稿。マーク2は大河原氏・永野護氏・藤田一巳氏などが協議し、競作という形がとられたが、このデザインは比較的初期のものと考えられる。
 
藤田氏の「MK−IIに関しては大河原さんのラフがあって、永野さんのラフ()があって、この永野ラフを大河原さんが手直ししたのがあって、それをまた永野さんが描いたのが()あって、この永野さんのをまた大河原さんががやったというのがあって(アニメック1985年10月号)」
というコメントと、この設定画がほとんどラフデザインの状態であることから、前者のAのほうに当たるデザインと考えられるのだが・・・
 
初出はZガンダムのメモリアルLDBOX-1のブックレット
ちなみにこのブックレットの製作には井上伸一郎氏が関わっていて、わざわざ
この設定画のみくりす」と書かれた永野氏のサインを掲載している(笑)。やるぅ!!
 
同パンフレットに掲載されているマーク2の初期稿は左から
[RX-78 画:大河原邦男氏] [RX-178初期稿 画:内田順久氏] [RX-178初期稿 画:藤田一巳氏] [RX-178初期稿 画:大河原邦男氏] [RX-178初期稿 画:??????] [RX-178初期稿 画:永野護氏] [RX-178決定稿 画:大河原邦男氏]となっている。
特筆すべき点として、2番目の内田氏による設定画は各種模型雑誌等に掲載されているのであるが、MJマテリアル4機動戦士Zガンダムメカニック設定集&作例集P4に掲載されたこの設定画には「大河原稿の次に永野護氏によって描かれたマーク2のデザイン」と描かれているが、これは大きな間違い!!。
ちなみにこの設定画にはZのメカ作画監督であった内田順久氏のサインが書かれているのが確認されている。 [SUPER ROBOT GENERATION P143]
 
 

 
設定画
ブックレットに掲載された前面パースの設定画が点確認されているのみ。残念ながら永野氏の書き込み等は掲載されていない。
唯一共に掲載された
「くりす」というサインにより、この設定画が永野氏によって描かれていることを証明している・・・。
 

 
掲載雑誌
ZガンダムのメモリアルLDBOX-1のブックレット P7
マーク2のデザインの経緯についての解説が掲載され、永野氏の関わった状況なども言及されている。
また永野版マーク2初期稿が掲載されている
  
 
 
 ガンダムMK−II初期稿その2
 
マーク2の製作過程の中で大河原氏がマーク2のラフを描き、更にそのラフから永野氏がマーク2のラフをデザインし、そのラフを大河原氏がクリンナップしている。
ちなみにその後
永野氏→大河原氏と両氏により再度クリンナップされたデザイン。
 
残念ながらアニメック1985年10月号に掲載された藤田一巳氏のコメントにその存在が明記されているだけで、今のところそのデザイン画は確認されていない。
「MK−IIに関しては大河原さんのラフがあって、永野さんのラフがあって、この永野ラフを大河原さんが手直ししたのがあって、それをまた永野さんが描いたのがあって、この永野さんのをまた大河原さんががやったというのがあって」 [アニメック1985年10月号藤田一巳氏コメント]
 
 

 
設定画
 −Unknown−
 

 
掲載雑誌
 −Unknown− 
 
 
 
   MS大全TOPへ