ソースを出せ、ゴルァ 
    と言われ、お悩みのあなたに?
 
永野護氏語録 INDEX
 
  2001年〜2005年
 
 
ネット社会のご時勢。至る所(主に某巨大掲示板群)で永野護氏が語ったと言われる内容について「ソース出せ、ゴルァ」、「確かにどっかで読んだ」等の議論を見かける事が多い。
そこで各書籍に掲載された永野氏のインタビュー記事・対談・コメントについて掲載された内容についての一覧をまとめてみた。
 
このコンテンツが、過去より幾度と無く繰り広げられている論争への抑止力となれば幸いである。
 
なお、下記の内容は語録を元に簡単にまとめただけであり、実際の永野氏のコメント内容を転記したものではないので、正確な発言内容を知りたければ掲載雑誌・書籍を見て頂く様お願い致します。
 
 
[バイ]・・・銀河漂流バイファムについての語録
[L G]・・・エルガイムについての語録
[Z G]・・・機動戦士ゼータガンダムについての語録
[機ガ]・・・ゼータガンダム以外のガンダム作品についての語録
[デX ]・・・デルパワーXについての語録
[ブレ]・・・ブレンパワードについての語録
[他ア]・・・その他アニメ作品について
[服装]・・・永野氏が好きなファッション、服について語録
[音楽]・・・永野氏が好きな音楽・ベース・作曲・コンサートの語録
[GAME]・・永野氏が好きなゲームについての語録
[兵器]・・・戦車や戦闘機、銃などについての語録
[模型]・・・プラモデル・ガレージキットについて
[特撮]・・・永野氏が好きな特撮映像についての語録
[FSS ]・・・ファイブスター物語についての語録
[人物]・・・特定の人物についての語録
[職歴]・・・永野氏の生い立ちと職歴についての語録
[近況]・・・近況報告
[デザ]・・・デザインについての語録
[そ他]・・その他の話題についての語録
 
 2001年〜2005年
 
日時
掲載形式
掲載内容
掲載雑誌
掲載
ページ数
2002.08
インタビュー
相手:氷川竜介氏
[ブレ] 
95年位にバーチャロンのビデオを富野監督に持っていったらガンダムじゃないかと怒られた。その直ぐ後にブレンパワードのオファーがあった。
監督が久々にガンダムじゃない作品を作りたいというモードだったので手伝おうと思った。監督はようやくいろいろな人と会う気力が出てきて楽しいと話していた。
95年時点では珍しく監督からはメカについてのイメージの指示はまだなかった。
メカについては、監督から「お前は絶対指示通りに作ってこないから好き勝手やれ」と思われているのでメカについては責任を持つという(監督との)関係だった。ガンダムやFSSのようなメカと対極な有機系、その2つともちがうものをデザインしようと決めた。
ブレンのデザインの発端は家にあったアーケードの基盤やコンピューターをばらしている時に結構面白いなと思ったこと。CPUについているヒートシンクをつかおうと思ったのが発想の原点。それとゲームの基盤が6〜8層の積層構造になっているのが面白かったのでそれも使った。
ロボットの頭にでっかいヒートシンクをつけるのは絶対に外したくなかったのでブレンに出てくる芽かはみんなついている。
コクピットの板が重なったイメージはWW2のドイツ戦闘機メッサーシュミットのコクピットの内側のアルミ20枚積層構造を取り入れてデザインした。
コクピットが股間にあるのは富野監督からの注文の中で第一条件だった。出入り口はカメラのシャッター部を板バネ関係から連想して取り入れた。
飛行機はコンピューターで揚力と推力とバランスさえ取れていればどんな形でも飛べるとわかったので面白い形で作ったので自由奔放になった。変な形のものが画面を通してみたら格好良くなるようにするのがデザイナーとしての信念。
バンダイビジュアル
ブレンパワードGOODPRICE版DVD VOL.4 付属解説書
P1-5
  インタビュー
相手:氷川竜介氏
[ブレ] 
オルファンのデザインは永野氏自身気に入っていない。ストーリー的な絡みもあってどこまでやっていいか加減がちょっとわからなかった。オルファンの準備稿は十二単衣のように重ねて服を着たデザインで、そこから人型のイメージを排除した。監督も人に見えるのはイヤだという抵抗もあったのも要因。
双子ブレンチャイルドが最後にデザインしたメカで、一番完成された良いデザイン。グランチャーやバロンズゥはデザインを加工していったのであまり気に入っていないが、チャイルドは最初にイメージしたままのデザインなので格好よい。
ブレンパワードはサンライズ側もスポンサーサイドも「お任せします」と放置状態だった。もしかしたら永野はこういうやつだからあまり言わないでおこうということだったかもしれないが。
オンエアは最初くらいしか見ていない。
ブレンパワードは監督のものだから永野版ブレンをと言う考えは無い。本当に面白おかしく仕事をさせてもらった。
ブレンは作画監督の重田敦司氏が何も言わなくても分かっている人だったのですごく助かった。各話の演出や作画から注文・苦情があれば最優先で取り入れるつもりだったが特になかった。
ニュータイプの表紙に描かれたブレンがネリーブレンとなったのは監督から使わせてという依頼があったから。イラスト自体は普通のブレンパワード(比瑪用)をアニメの線を無視してイラストとして描いた物であったが、監督から別のブレンとして出したいとの依頼があった。バロンズゥも同様。
[特記事項]ブレンパワードには永野メモと言う製作準備段階で書かれた設定文書がある。
バンダイビジュアル
ブレンパワードGOODPRICE版DVD VOL.5 付属解説書
P1-5
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