昆虫テーマパークに行ってきた!
ムシキング台風が吹き荒れるこのごろ、群馬県の旧新里村(今はなんと、どっかの市と合併したらしい!)に新しいテーマパークがこのほど完成した。その名も
ぐんま昆虫の森
ムシ好きの子供にとっては、おもしろうがくだらないだろうが、名前を聞いただけでぜひとも一度は行ってみたくなるテーマパークである。なにせこの私でさえもいってみたいと思うから。夏休みの中盤、今日の絵日記のネタを探していた小1の子供(♀)をダシに早速つれていくことにした。ぐんま昆虫の森まで家から約40分。見えた!お山をバックにしたドーム状のでかい建築物。旧新里村にいきなりできた近未来を思わせる施設。
お山とドーム状建築物がどうも不釣り合い。
入場料は大人400円、子供はタダ。東京セサミパレス以来久々に見つけた、大人が足を引っ張る料金体系のテーマパーク。入って見ると皆さんドーム状の建築物の方に歩いていくが、すぐ人と違うことをやりたがるふなきさんは堂々と雑木林ゾーンのほうへと歩いていく。
雑木林ゾーン。まさにテーマパークの1エリアのように思えるが、ここは単にそこらの群馬の
森じゃないかぁー!
動物園のように、何かに仕切られて飼育されていつこともなく単なる
森である。
歩いていたら唯一見つけた!専用飼育スペース
危ないから近寄れねーじゃないかぁー!
ホームページには雑木林ゾーンではオオクワガタやカブトムシと御対面できるというフレーズが堂々と書かれていたが、
こんな暑い昼間にカブトとかクワガタがノコノコいるわけがない!虫取り網を持ってウロウロする家族ずれのみなさん。
大型甲虫は無理だぁ!
それでもせっかくの雑木林ゾーンなんだからわが子供(♀)に
「今から虫をいっぱい見つけた方が勝ち!」
とゲーム形式にして子供(♀)に虫を見つけさせようとした。
そしたらいきなりわが子供(♀)が「見つけた!」と大声!
「何ぃ!何見つけた?」
「なめくじ。」
バカヤロー!しかも結構
でかいじゃないかぁー!
「なめくじ見つけたから1点だよ!」だと。
なめくじで得点するなぁー!
親に似てバカな子供である。更に進んでいくと
「おとーさん、これ見つけた!」
「なんだぁ?」
「ダンゴ虫!2点目だよ!」
バカヤロー!カウントすんなぁー!
虫見つけゲーム即中止!
森を歩いていくと目の前を影みたいなものがよぎる。ナンだ?と思ったら
やぶ蚊!
暑いんで歩いているうちにかいた汗に反応して集まってくるに違いない。冗談じゃない。こんなのにさされてたまるか。体を見回したら左の肩にTシャツの上から血を吸おうとして、針が抜けなくなったのか?やぶ蚊が1匹。
フゥーーン!バシ!
3Dの蚊が一瞬に2Dになった。まさに
ラオウの気分。
右の肩も見てみたら、やはりもう1匹
フゥーン!バシ!
もういいわ。とっととこのやぶ蚊ゾーンから脱出しよう!そのうち目の前に池が見えてきた。
水生昆虫がいるゾーンらしい。
アメンボはいた。アメンボはたしかにいっぱいいた!トンボもいた。
以上!
ばかやろー。どこにでもある池じゃないかぁー!
ここはテーマパークじゃないのかぁー!
この池をあとにして更に森の中を歩く。いかにも彼女もいなそうな4人組の男が、森の中でポーズ取って写真撮っている。
変な光景だ。別にたいしたことの無い普通〜〜の森で写真とっているんだから...。
そうしたらかやぶきの家が前方に見えてきた。幼稚園の園児がわいわいガヤガヤしているではないか。
かやぶきの家の中に入ったら、ひさびさに見た。おそらく小学校3〜4年のときに教室にいたのを見て以来ひさびさに!
真っ白いカイコの幼虫。長さ5cmくらいの奴が
大量にいるではないかぁー!
さすがに子供(♀)もひいた。ふなきさんもひさびさに大量の幼虫を見たのでひいた。これで茶色でもっとくびれがあってずんどうな体系だったらもっと人気がでるのになぁ...と思っていた。つまり
モスラの幼虫なのに。
真っ白いカイコの幼虫が目の前で何百匹もうごめいているのは、さすがに見る人の度肝をぬくテーマパーク!
ここまで歩いて結構疲れました。だだっ広く、しかも妙にUPDOWNしているので子供(♀)が疲れ始めてきた。ふなきさんも、なめくじ、やぶ蚊、アメンボとたいしたことのない虫に期待感が超低下してしまった。そしていよいよ最後のドーム形式の建物へ!
グッズ売り場には、虫関連のグッズがいっぱい。ここでは、普通におもちゃ屋で売っている虫グッズがオフィシャルグッズにになるから不思議である。
熱帯園みたいなブースにはきれいなチョウチョがひ〜らひら!そりゃそーだよね。なみくじ、ダンゴ虫、やぶ蚊、アメンボだけじゃ400円払った甲斐がないもんなぁ。
ブースを抜けて駐車場への長い道のりを歩く。となりで歩いていた親子がこんな会話、
子供「ねー、次いついけるぅ?」
おかーさん「かんべんして!次はバーバと来て!」
子供「………」
だれかこの子を救ってください。