親子の会話





(本編は秋田弁モードとなっております。わからない人は近所にいる秋田の人に翻訳を依頼してください。)

2006年10月、約1年ぶりに出張で秋田さ来た。岩手ど秋田の途中で雪っこ降ってあったっけ。なしておぃがこっちゃ来るどぎ、いっつもさびーんだべが?去年もそーだった。大雪だったっけ。

土崎駅さ着いで、えさ帰ったらかぁさんが一人で茶のんであった。

かぁさん「あぃ、おめ来たがぁ?さびがったべ。
あだれ、まず!







あどストーブつけでらってがぁ!

はえぐねが?

かぁさん「おめ、何で来た?汽車が?」

ふなきさん「んだ!」

かぁさん「何時のさぁ乗ってきた?」

ふなきさん「12時半ごろだべが?」

かぁさん「んだ。まずながまれ!」

ふなきさん「時間ねがったがら、土産あんまし買わねがったや。ほれ、がっこ。」

かぁさん「あぃ、なもいらね!がっこで充分だ。切るが?」

ふなきさん「おぃが食って何とするってぇ。自分で食いでば自分で切れ。」

かぁさん「まで!へばこぃどごへどっこさ入れでくる。(へどっこに入れて持ってきた)あぃうめごど!おめ、
いづまでいる?







水曜日まで居るって電話で言ってあったべーーー!

ふなきさん「水曜日まで。」

かぁさん「んだ。ふとんだげちゃんとしておいだがら、自分でかげで寝れ!さびぃば
ダブルのふとんあるがら、そぃ持ってげ!めぇご飯食ったが?」

ふなきさん「食ってね!」

かぁさん「んだ。へばカレー作ってあるがらそぃ食べれ!な!」

風呂さ入ってがら、かぁさんとカレー食いながらしゃべまぐる。

かぁさん「おめ、ほどげさんどご拝んだが?」

ふなきさん「拝んだ。」

かぁさん「見だべ。仏壇。新しの買った!前の仏壇だば知らねこまにねずみ来てよ、夜中にガダっと音っコしてよぉ、(死んだ)とぉさん来たど思ってしまったハ。まぁ、100年も使ってあった仏壇だがら、今後の為どご思って思い切って買った。」

ふなきさん「今後のこど思えば、おぃさ投資すればいいねが!」

かぁさん「んたでぇ。なーしておめさ投資さねばだめだってがぁ!
カレーもっと食うが?








いぎなり話どご変えるなーー!

かぁさん「寝るどごをヨ、昨日ちゃんととごとっておいだがら、ちゃんとかげで寝れ!」

ふなきさん「あぁ」

かぁさん「さびぃばそさある
ダブルのふとん持って行ってかげで寝れ!








さっき聞いだぁーーーーー!

メシ食って酒っこチマチマ飲んであったら、風呂がらあがってきたかぁさんが

かぁさん「おめ、ちょっと背中にこの薬ぬってけねが?なんと肩ビリビリっていでくてよー。なんとあいがた(兄貴のわらしがた)どご相手してれば毎日大変だ。」

かぁさんはサロメチールみでんた薬どご手渡した。かぁさんは背中をまぐっておぃのほうさむげだ。
右肩のどごあだり全面にそのサロメチールどご塗ってやった。

かぁさん「塗ったが?あぃぃぃ、いがった!」

肩の痛みがサロメチール塗るだげで直るはずはネぇ。んだども、かぁさんは塗っただげで安心してあった。
昔、おぃがまだわらしだったどぎ、ばぁさんがやっぱり「背中いでぇ」と言っては、そのたび薬塗ってやった事を思い出してしまった。あの時と同じだでゃー。

かぁさん!おぃは明日帰るども、身体に気ぃつけでなぁ。来年はみんな(家族)どごつれで来るがらな!

かぁさん「へば、おぃ寝るや。
さびぃばダブルのふとんあるがら、そぃ持って行って自分でかげで寝れ!

わがったって!




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