着衣水泳体験記




前橋の敷島公園水泳場ではスイミング関連のいろいろな教育が行われており、その中にこじんまりと





着衣水泳教室






なる教室がありました。値段も一人
500円







安い!

ということでイベントが乏しい群馬県に住んで9年目。新たな刺激を求めて着衣水泳なる教室に応募した。体験するは体育会系B型人間の典型ふなきさんと、その血を唯一ひくB型の小3の子供
の二人。準備するものは





長袖、長ズボン、靴、ペットボトル、水着、着替え、ビニール袋

どのくらい人があつまるんだろうか?10人くらいは集まると思っていたらうちら親子含めて







4人しかいねーじゃねーかぁ!

先生に聞いたら参加者は昨年も少なかったらしい。PR不足か?よろしい!では「ふなきさんのほーむぺーじ」が全面協力し、着衣泳法教室の全貌をここに紹介しよう!

講師の先生は小池先生(左)と福本先生(右)。


まずは小池先生の講義。

話によると”着衣水泳”と泳ぐことをテーマにするよりは”着衣浮き”として、服を着て長時間浮いて助けを待つという方向に近年移っているらしい。昨年の教室では泳法を主眼にしていたが、今年は”着衣浮き”に主眼を置くらしい。約5分程度のイントロダクションが終わり準備運動。その後はまず海水パンツ状態でプールに入る。





寒い...。

7月に入ったばかりだが、今日は曇り。多少寒さを感じる。プールの中で水に慣れたあと、小池先生の指示でまず仰向け状態で浮かんでみる。

浮かぶ。確かに浮かぶ。B型親子が全く同じ姿勢で浮かんでいる。



しかしだんだん足が沈んでくる。小池先生曰く、男性は筋肉質なので下半身が沈んで当然だという。で、ここで持参してきた靴を浮かべてみる。



そう!鉄ゲタは別にして、靴は水面に浮くグッズなのだ。しかしながら皮靴はあまり浮力がないみたい。一般的なスポーツシューズは十分に浮くみたい。これを履いて再度仰向けに浮かんでみる。



おー!さっきより下半身の沈みが低減されているのがわかる。

(教訓)
靴は浮くグッズである!水に浮きたいなら靴を脱ぐべからず!


次に持ってきたペットボトルにしがみついたらどうなるか?を実験してみる。



ふなきさんが持ってきたのはアクエリアス1.5リットルのペットボトルだが、渡されたのは500ミリリットルのペットボトル。これに腹に抱えてうつぶせになってみる。





ブクブク..。





沈むじゃねーかぁ!


ふなきさんの体重では500mlのペットボトルだけでは支えきれないことがわかった。ここで持ってきたアクエリアス1.5リットルの登場!これにしがみついて浮かんでみる。

浮いた!顔が楽に水面から出るくらい浮いた。いろいろペットボトルを試したが、最低でも1リットルくらいないと大人(←デブじゃない)が安定して浮くのは辛い感じを受けた。

(教訓)
ペットボトルも浮くグッズ。イザとなったらしがみ付こう!


次はスーパーのビニール袋。ふなきさん親子は近所の「マルシェ」の袋を用意した(←そんなことはどーでもいい)これに空気をパンパンに入れてしがみ付く!これは強烈に浮力がありました。



大人でも十分に安定して浮くことができます。しかし、同じ袋を持ってきたうちのガキの浮きがイマイチ下手だった。「しょーがねーなぁ!ほれ、交換するべ!」と言って持っている袋を交換した。子供の袋に空気を入れてしがみつくふなきさん

最初は浮いているがだんだん

沈んでくる...。

よく見たら、

穴があいているじゃねーかぁ!

(教訓)
ゴミ袋代わりのスーパーの袋は大切な人命救助グッズ。穴を開けないで大切に使おう!


次にプールに投げ込まれたのはバケツ。これも上手く使えば十分に浮き輪代わりになる。但し、子供は体重が軽いので、空気いっぱい状態を保つのに苦労しているみたい(バケツが沈まないから)。


小道具を使った講習は以上。次にいよいよ服を着ての研修に入る。ふなきさんはいろいろ悩んだ末、長袖ということだったのでセルティック中村俊介レプリカとトレパンを着た(←別に俊介にこだわる理由は何もない!)。その状態でプールに入ってみる。



そー言われれば、43歳にもなって服をフル装備して水の中に入った記憶はない!非常に新鮮な感じがした。入ってみた。服がべっとりまとわり付く。こ、これは

布団圧縮器に空気を抜かれた布団の気持ちー!

初めての感触にうれしさを覚える(←変態)。この状態で多少水になれて小池先生の指示に従い、服に空気を入れて浮いて見る。

浮いた!





面白いように浮いた。






中村俊介に助けられたぁー!

これは面白いですね。服を着ているほうが浮きやすいというカルチャーショックを多少受けました。本当によく浮くグッズです。次は岸から突き落とされたことを仮定して、すばやく服に空気を入れて浮く練習。では目を閉じてプール再度にスタンバイしました。突き落とすのはわが子供。突き落とされた.。



ドボーン!

しかし中村俊介印のセルティックレプリカが落ちた瞬間に空気を捕らえ、ポッコリと浮き輪状態なってくれてすぐ浮くことができた。







ありがとう!中村俊介!

あなたはヤマダ電気だけでなく、ふなきさんの命も救ったぁー!

次は選手交代。子供を突きおとす番。子供はプール再度に目をつぶってスタンバイする。

目をつぶっている?ならば...







蹴り出してみた!




ひでぇー親父だぁー!

つき落とされた子供は服を使って浮き始める。しかしながら、浮き具合が多少弱いみたいだ。よくみると襟の部分が広いので、服に溜めた空気がぬけていっているみたいだ。そこで先生が着ていた
「Life Guard」のTシャツを貸してくれた。これで十分浮きまくり!



かっこいいなぁー、あのTシャツ。欲しいなぁー...。体育会系B型人間はまたつまらん考えをしていた。

次に服を着たままペットボトルを持って浮いてみた。



水着の状態でペットボトルにしがみついている状態よりは、ずっと安定して浮いていられる。服も重要な浮くグッズなのだ。浮きたいのなら服を脱いだらいけないのだ!


(教訓)
助かりたいのなら服を着るべし!


ここまでで約1時間すぎたらろうか?休息を入れて今度はいよいよ着衣水泳の時間。服を着たまま25メートルプールを平泳ぎとクロールで泳いで見る。



重てぇーーー!

服が全然ブレーキになって、とにかくスタミナがなくなる。クロールで手が全然水面に上がらなかった。モノすごく体力を消耗します。これは絶対






痩せる!



ちまたではビリーズブートキャンプが売れているらしいが、そんなものよりずっと疲れます。



ダイエットには持ってこいの運動である。

先生は”
スーパーマンシンドローム”という言葉を使って、人命救助の難しさを説明しておりました。おぼれた人を助けるためにスーパーマンの如く、さっそうと海、川に飛び込む。それがスーパーマンシンドローム。そこで服の重さに耐え切れず、逆に自分がおぼれてしまう。おぼれる人を助けるのは難しい。なので助けてくれる人がくるまで浮いて待つことが重要なのだ!



この服を着た状態でも泳ぐことができる画期的な泳法があるのだ。それが

エレメンタリーバック泳法

スカーリング泳法

どちらも仰向けになって泳ぐ方法で、エレメンタリーバックは手と足を開いて、閉じて、開いて、閉じてを繰り返す。クラゲだな!クラゲ!

スカーリングは前腕を外に押し出して、内側に引いて、外に押し出して、内側に引いてを繰り返す。クリオネだな!クリオネ!









やってみるとエレメンタリーバックのほうが楽に泳げる事ができた。服の浮力で浮きながら、ゆっくりと泳ぐ。クラゲさんの気持ちをここで悟った。



(教訓)
服を着てクロール、平泳ぎをするべからず!エレメンタリーバック、スカーリングを使うべし!



おさらいとして子供を先生がつき落とす!



子供がエレメンタリーバックでプールサイドまで戻ってくる!


おー。このガキも一応学習している。じゃ










なんで家では学習しないんだぁー!




最後は人を岸に上げる練習。上げるとき手と手を握手状態にするのではなく、手首と手首を握って引き上げること。これが重要。手と手だと滑ってズリ落ちてしまいます。




足を使って引き上げる方法もあります。



でもこの絵はどうみても、水に大人を引きずり込む自縛霊の絵ですな。

約2時間の間でしたが、日頃体験できない着衣水泳を体験できよかった。川遊びをする群馬県人よ!是非一度は体験するべき!


<編集後記>

大量の洗濯物を持って帰って、かみさんの労働が増える。これでかみさんのカロリー消費が進むはずだが、実際に痩せるのかは定かでない。



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