②盛岡市 12月24日(火)14:00-15:05
@盛岡市役所内丸分庁舎 |
・いわて盛岡シティマラソンの企画・運営について |
【 面 会 者 】 |
・市民部スポーツ推進課課長 壽 俊行 様 |
・いわて盛岡シティマラソン実行委員会事務局員 板垣 充 様 |
①沿革
「盛岡マチラン」を主催していたTOYOTA L&B社長 高橋 一人様が、盛岡を県外に発信したいという思いのもと、同氏を筆頭に、盛岡市青年会議所、IBC、岩手日報からの強い要望があり、2017年11月に盛岡市、陸連も含めた準備委員会が立ち上がった。 |
2018年4月にマスコミ(めんこいテレビ、朝日放送、NHK、FMいわて)が加わり、実行委員会が立ち上がった。大会運営をプロポーザル方式により「ランナーズ」を発行している(株)アールビーズに大会運営を委託することで準備を進めた。 |
②コース設定
事務局側が盛岡市内を1周するコースなど案を3コース準備し、盛岡東警察署の協力を依頼したがすべて却下される。ただし、警察からは代替えコースの提案があり、それを受け入れることで現在のコースが設定された。コース設定に関して盛岡東警察署は、当初案は否定したが協力的であったとのことである。
コースの公認は2019年3月に公認申請、6月に検定、7月下旬に公認取得した。 |
③運営
実行委員会が運営を担当した。審判は陸連100人で対応。ボランティアは2107人で、うち市職員500人、消防団440人、民間警備員300名他で構成した。
13か所のエイドステーションは、各ステーション毎に市職員2人と一般ボランティア40~80人程度で対応した。一般ボランティアは無給ではあるが、スタッフジャンパーの提供と「MORIO-Jカード(WAON機能も搭載できるポイントカード)」に1000ポイントが付与された。 |
④2019年ベース大会運営収支予算(詳細データは書類ベースで入手済)
【歳入】
1.参加料78.3M\ 市負担金30M ¥ 協賛金40M\ 放映権料15M\ 繰り越し金1.7M\ トータル164.9M\
【歳出】
1.大会運営費38.2M\ 競技運営費39.1M\ 大会スタッフ・選手費16.4M\ 大会告知広報費12.6M\ など トータル164.9M\
実質収支は精査中ではあるが、最終的には180M\位に膨らむと予測している。市の負担金は全体の2割という考え方で設定している。 |
⑤スポンサー
事務局長TOYOTA L&Aの社長ということもあり、そのネットワークを活用した。また、アールビーズ、テレビ岩手にも協力頂き、TOYOTA、コカ・コーラ、デサント、タケダスポーツ他から40M\の協賛金を集めた。 |
⑥第1回大会成果と反省
【ランナーからの反応】
(良かった点)
・沿道の声援
・都市中心部を走れたし、観光名所も見れたこと
(反省点)
・ゴールから荷物の引き渡しポイントまで遠かったこと
・コースが交差する個所があり注意が必要であること
・トイレの案内がわかりずらかったこと
【次回大会へ向けて】
・人数の増員、警備の手法等警備を強化すること(警察からの要望)
・交通規制予告の看板を増加させる |
⑦その他
・ゲストランナーはお笑い芸人はアールビーズが招聘し、それ以外は事務局で招聘した。
・周辺住民約1500戸に対する説明は、実行委員会が全戸訪問し、直接説明した。苦情はあったが、最終的にはやむないということで合意いただいた。
・経済効果は外部の経済研究所に依頼しているが、最終版は来年2月にリリース予定である。 |
【所感】
・(株)アールビーズは、月刊誌「ランナーズ」を発行する、マラソン業務に特化した会社で、コース選定能力もあり、大会運営を依頼するには有益な企業のようで、盛岡市担当者も大変助かった模様である。初回開催時は、このような企業のサポートを得て開催するのも一つの手段であることは非常に勉強になった。
いわて盛岡シティマラソンは民間が主体で行政を動かした大会である。このような大会も可能であることを頭にいれておきたい。 |
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