古本ねこや/開高健没後20年・メモリアル出品「ACADEMIA MELANCHOLIA」(あかでみあ めらんこりあ)  トップへ


「あかでみあ めらんこりあ」 孔版 120部発行
 大きさ(タテ×ヨコ)21センチ×17センチ

 奥付には「1951年7月大阪市東住吉区駒川町二丁目五一」とある
嫁ぎました

古本屋の立場から・・(簡単な感想とメモ書き)
 この印刷物のことは学生時代から知っておりましたが、後年まさか自分が古本屋になり、そしてこれを入手することになるとは全く予想外のことでした。私が古本屋になったのが1988年1月、開高氏が亡くなったのが1989年12月、以来、古本市場で開高モノが出てくる度にワクワク、ドキドキしました。
 2009年の今年で没後20年となりますが、この間私が知る限り「あかでみあ めらんこりあ」が市場に出品されたのは、全連大市、明古クリスマス市、七夕市の3回でした。半世紀を過ぎ、紙質の変化はどうにもなりませんが、それでも今回出品しましたモノは、各文学館などが保管するモノに比べましてもその保存状態は最高に良いモノと言えます。
 開高健の原点が、このあまりパッとしない印刷物に全て集約されています。