ストーカーな
泰明さん4


「ウッ」
と私は思わずつまってしまった。

――わざとやってる…こ…これはきっとわざとに違いない。

私はその時、そう思ったのだが、泰明はそのあとも平然とした顔で、子猫のようなつぶらな瞳で私を見つめている。その視線があまりにも真っ直ぐなものだから…


――わざと…じゃないのかな? 本当に八葉として私を守るため?

なおも私の顔をじっと見続けている泰明を見ているとますます頭が混乱して来た。

――わざと? それとも本当に守るため? ど…どっち何だろう?
あ〜ん、わかんないよ〜


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