雲をつかむ話 〜SMAPおでかけ記
SMAP CONCERT TOUR 2002 << DRINK! SMAP! TOUR >> 9.21 宮城スタジアム
※いつものことですが、クサナギさん中心の感想文です。
メモはとっておらず、全て記憶に頼っておりますので、
会話部分などは意訳もあるとお考えください。
とんでもない間違いがあったら、ご指摘くださいませ。
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Nakai  Kimura  Inagaki  Kusanagi  Katori


昼間は早足で歩いていると汗ばむくらいの陽気だったのに、陽が傾いてくるとさすがにヒンヤリ。
開演予定の17:30から15分ほど押してライブが始まった時にはだいぶ薄暗くなっていて、
やっぱりこれくらいの方がSMAPさんもスタアオーラが出し易くて、心強いんじゃないかしらん(笑)。
今日のご挨拶は、
「みんな、ようこそいらっしゃいましたー!最後まで思いっきり遊ぼうねー!」
ご丁寧にありがとう。
そして、あろうことか「サランヘヨー!」付きでございます。や、ワタクシ的にはお初だったんで。
いつか、日本語でもヨロシクね!や、でも、やっぱり、言って欲しくないような気もしますが(微妙なファンゴコロ)。

注目の『Hey Hey〜』カップル、今回はまず中居ちゃんがつよぽんの肩をガシッ。
続いて、つよぽんも中居ちゃんの肩をガシッ。
クサナギさんの顔の位置がやや高めだったのでピンクの帽子とキスする形に。
うーん、いまいち色気に欠けるのでありました。ちぇっ。
『朝日を見にいこうよ』でのハングルベラベラは、回を追うごとに長くなっているような気が。
一生懸命聴き取ろうとしたのですが、ムダな努力はやっぱりムダでした。
あっ、解った!と思ったら、日本語で「『朝日を見にいこうよ』、聴いてください」って自己通訳してたのね (バカ)。

チョナンシからクサナギツヨシに速攻変身してステージに戻ってきたはずが、
誰が見てもハッキリ分かるほど、頬っぺたはチョナンシのまま。
こりゃツッコミ甲斐があるわーと思っていたら、案の定、
「剛、頬っぺた赤いけど…」「また酔ってるんじゃねーの?」と指摘が(喜)。
慌てて手でフキフキしながら、
「あの、2週間くらい間があいたじゃないですか、ライブが。後ろでの段取りも、ちょっと忘れちゃったって感じで…」
「剛でチーク入ってると怖えーなぁ。チョナンカンは見慣れてるけど」
「でも、可愛いよ。ねぇ、可愛いよね、みんな」
客席からの「かわいー!」の声に、「ありがとうございます」
まぁね、場所と時間限定ってことならね。
「これでも、28歳です」

ここから、MCを回し始める(ちと誇張)クサナギさん。
「今が一番いい季節かもしれないですよね。これから段々寒くなるし」
「今でも十分寒いけどね」「だいぶ寒いって話してたのよ」
「そうなの?ボクは秋が一番好きなんですよ」
え、夏の夕暮れじゃなかったんですか?(っていうか、貴方にはキライな季節ってのはあるんですか?)
「っていうことは、剛くんは今がピークなわけですね?コンディションとしては今日が一番いいってことですか?」
「ん、わかりました。じゃあ、今から宣言します」
なんだなんだ?
「今日ね、最後の方で『MERRY-GO-ROUND』やるんですよ」
あっ、なんてことを!それは、ネタバレってヤツですよ。ほら、中居さんの顔が…
「ちょっと待って、おまえ…言うなよー」
「そうだよ、みんな楽しみにしてんだよー」
そして、こういう時に身をもってお仕置きしてくれるのは、やっぱりこの御方。
木村先輩に花道下に連れ込まれて、私の視界から消えるクサナギさん。
「あっ、痛っ!木村くんに拉致されたっ。拉致っ。ちょっと、痛い痛い!痛いってば!」
いやん、何されているんでしょう?見たいわー。
ヨレヨレとステージに帰ってきたクサナギさん、それでもメゲずに話を続けます。
「わかりました、『MERRY-GO-ROUND』はやりません。あの、ロックの、ロックのコーナーがあるんですよ」
  でね、そこの間奏でバク転します、ボク。…ね、ちょっと、聞いて、すまっぷ!聞いてっ、すまっぷっ」

これが、すんごく可愛らしくって顔ゆるゆるです (でも、どうせなら「タコ」を付けて欲しかったけども)。
SMAP4人がクサナギさんを囲んで詰め寄ったのは、確かこの場面だったかと。
私の位置からは4人の背中が見えていたのですが、これが迫力ありまして、
私だったら怖くて泣いちゃうわ、きっと (でも、ちょっとクサナギさんになってみたいような気がしたのも事実)。
なんだかんだコチャコチャやった後、
「ですから、長い間奏があるわけですよ、こう… (と、モンキーダンスを披露)。
  そこで、ここのスロープ、あっちから目一杯使って、5回位バク転します。だから、その時はちゃんとココ空けといて!」

「いや、みんなで並んでる」
「スマスマの特別編みたいにさ、剛が俺たち4人を倒してから、こう(花道からステージに向かって)バク転する」
「え、こっちからやるわけ?え、やだなー。だって、あっちからなら皆に近付いていく感じじゃん。
  こっちからじゃ、みんなから遠ざかっていっちゃう気がする…」

うーん、真面目に反応するねぇ、キミも。
「おまえ、自分がバク転できるからって自慢すんじゃねーよ。ちょっと出来るからって…」
「中居くんだって、後で側転やるじゃない。教えてあげたじゃん」
あ、また微妙にネタバレ…
「吾郎なんてな、でんぐり返しだって出来ないんだからな!」
「あっ、ゴロちゃん、跳ね起きやってよ、跳ね起き!」
と、クサナギさんの唐突な提案で、話題の焦点はゴロちゃんへ。
「吾郎ちゃんの跳ね起き、すごいよ。その瞬間、このあたりに衝撃波が走るかもしんない」
じゃぁ、練習してみましょうということで、会場を包む「吾郎の跳ね起き!吾郎の跳ね起き!」コール (へっぽこ気味)。
「自分のタイミングでね。またケガして居なくなったりしたら困るし」
頑張るゴロちゃん、何故かブリッジを2回披露した後、ぴゃっと跳ねたのですが、ジタバタと尻餅。
「ちょっと、夜露がさ…」
そんな中、淡々と水分補給してる人が約1名おりまして、
「おまえ、また自分の話じゃなくなったと思って…今、普通に水飲んでただろ」
「ん。ま、喉を潤しまして。だから、ボクがバク転してきたら、そしたら最後にゴロちゃんが跳ね起きすればいいよ」
「…それって、カッコいいんですか?」
と首を傾げつつも、なんだかんだ言って、その気になってるゴロちゃんが可愛い。んふ。
ゴロちゃんと云えば、名取公演での殺虫事件も蒸し返されてましたねぇ。
でも、みんな記憶がごっちゃになってるみたいで、翌年のシェルコム公演の存在をすっ飛ばしてましたが(笑)。

生着替えコーナーでは、影絵状態になってから罰ゲームについて延々と話し続けるSMAPさんたち。
木村くんが自問自答してたけど、ほんと、手前で決めてから引っ込めばいいのにねぇ (溜息)。
結局、トップの人がビリのソロパートを奪うことになったのですが、
それよりも会話の中に差し挟まれるクサナギさんの台詞がちょっとズレてるのが可笑しくて。
「あっ、中居くんだけ、ズボンがツータックだ!何コレ?」
「中居くんさ、パンツ2枚履いてたね。なんで?」
重箱の隅にツボを見出すところは、なんとなく自身のファンと似てるような気がしないでもありません(笑)。
罰ゲームについても、
「一番だった人がエラいってことでイイんじゃない?すごいなーって誉めるってことで」
と、超シンプルなご意見を。
「ほら、ボクたちってさ、ちっちゃいときから早替えってコンサートの大きなテーマだったじゃない?
  光GENJIのバックとかでさ、早く着替えないと、先輩に怒られるって感じあったじゃん。
  だから、コンサートで早替えが出来るっていうのは、すごい大事なことなんですよ」

会場には「だから?」って感じの空気が流れておりましたが、まぁ、いろいろあったんだね、芸能生活14年
(スマさんは、そういうので後輩を叱ったりしたことあるのかしらん)。
結果、ビリで出てきたクサナギさんですが、中居くんの不正(笑)が発覚して繰り上げ当選。
中居くんのソロはトップの木村くんへ進呈されてしまったわけですが、
結果的にツートップファンにはかなり美味しかったはず。
木村くんに歌をレクチャーする中居くんやら、
歌ってる木村くんの後ろで口パクする中居くんのモニター映像。めったに見れません。

2回目のMCでは『黄泉がえり』の話題が。竹内結子嬢の名前から、中居くんが彼女と共演したドラマって何だっけ?に。
「『闇医者ジャック』!」 「あれだ!『白いコント』!」と、クサナギさんもちゃんと参加しておりました。
そして、恒例 (なのか、やっぱり?)、モニターを見上げてのナカツヨコーナー。
「やっぱり絵が淋しいな、これなぁ。華がないっていうかなぁ」
「うん…なんか、力不足って感じだよね」
「どう、元気?」
「うん、あのさ、さっき、『FIVE RESPECT』で、オレ、バーンって出てくるところあるのよ」
「うん、あるね。けっこう、わーってなるとこね」
「あそこね、オレ、けっこう今回のライブでかけてるの、あそこに。その前が慎吾のソロとかで、けっこう出てないのよ。
  だから、あそこでポーン!ってね、あっ、剛くん出てきた!って感じで…なのに、コケてんの、オレ、さっき」


そうなのです。
ワタクシ、今回も木村くんのラップが始まった時点でしっかりモニター下にピントを合わせておりましたが、
いつもの様に高ーく跳び上がったクサナギさんは、着地でバランスを崩して、お尻でポーンと小さく跳ねたのでした。
や、ヒヤッとしましたよー。もう、いやだもん、ツアー期間中のトラブルは(涙)。
だから、『FIVE〜』の最中は心配で、マルチアングル状態でございましたよ、もー。ちゃんと踊ってたから安心したけど。
それゆえ気が付かなかったのですが、中居ウォッチャーのMちゃんによると、
中居くんも馬跳びの着地でバランス崩してたとか。ホント、気をつけてくださいまし。
それにしても、本人が 「あっ、剛くん出てきた!って感じ」でこのシーンに臨んでいると思うと、なんだか可愛いな。んふ。

そんなわけで、凹むクサナギさんの肩に手をまわして、励ますリーダー。
「そっか、ま、大丈夫だよ」
「うん、最後にバク転があるから」
「おまえ、今日はバク転にかけろ」
「うん、今日はバク転にかける」
「よっしゃ!」
「よっしゃ!」
あぁ、なんだか、美しいものを見たような気が…
ところで私、いつも「バク転」と「バック転」、どちらの表記が良いのか迷うんです。
意味から言ったら「バック転」のような気もするんですけど、でも、クサナギさんは「バク転」って書きますよねぇ。
だから、やっぱり「バク転」でいいのよね (従順)。

さ、その、本日の (クサナギさん的)メイン、『真夜中のMERRY-GO-ROUND』。
あれ、間奏始まってるんじゃないですか?ってタイミングまで左花道付近にいた つよぽん、
たーっと中央へ駆け出します。ジャケットを脱ぎ捨てます。中居くんの声で剛コールが沸き起こります。
さぁ、勢いつけてスロープに飛び込みます。私は心の中で指を折って数えます。1・2・3・4・5・6・7。
花道先端にはゴロちゃんが控えてます。おたおたしてます。可愛いです。
…と、これらが一瞬のうちに起こったわけで、今となると遠い日の花火のようです。いやはや。
でも、ものすごい歓声に包まれたクサナギツヨシ。こいつは、調子に乗ってるに違いない…
と睨んで、目を離さずに置いたら案の定。いったんステージに戻ったと思ったら、もう一度、スロープへダイブ。
でも、さすがに2回目はパワーダウンだったのか、はたまた、あんまり歓声があがらなかったのに拗ねたのか(笑)、
3回位に抑えていましたが。
その後は、前へつんのめりながらステージへ駆け戻り、ブンブンとモンキーダンスに人生懸けてました。
そう、それがクサナギさん的に正しいと私は思いますことよ!歌は他のみんなに任せて、思いっきり壊れて欲しいのよー。
ふむ、満足満足。

そして、アンコール。
トロッコに乗って私の前を通過したクサナギさんは、グイッと柵の上に体を乗り出してニコニコと手を振っておりました。
ライトを浴びてキラキラ光るその人に手を振りながら、私はちょっと切ない気分になりました。
何故だかは分かりません。たぶん満月の夜だったから、しかも雲間から透けて見える満月の夜だったからでしょう。
たとえば、ダブルアンコールで花火を見上げてるクサナギツヨシの白い背中には、
陽の光よりも、月の光の方が似合う気がしますもの。



【2002/09/29 UP】


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