やがて楽しき
2004.11


日々つれづれ、ときどきSMAP。

草なぎ剛 草ナギ剛 つよぽん


2004年12月02日(木) ラベルが違う。


ドラマスペシャル『海峡を渡るバイオリン』。
原作を読んでいないし、予備知識は当日昼間の密着番組のみだったので
(それも、たまたまテレビを点けていたら、やおら始まったのです)、
過度な期待はしていなかったつもりなのですが。なんて言うんでしょうねぇ。
終わった瞬間に、
あら、私、今、「あれ?」って顔してないか?してるよねぇ。むー。
って感じで。

なんなんだろか。
クサナギさんもカンノちゃんも熱演で、野や山の風景は枯葉さえも瑞々しく、
なのに何で、私は肩透かしを喰らったような顔をしてるんだろか。

聞けば、70分ほどカットされたシーンがあったとか。
陳さんの人生は3時間ぽっちで語れるようなレベルでは無かったということなのでしょか。
いや、でも、誰の人生だって、3時間ぽっちで語れるわけはないのです。
でも、それを語れるのが優れたドラマだということなのでしょか。

続いて見たスマステ、シンツヨのラブラブお喋りは可愛らしかったけれど、
「泣ける俳優」という「称号」が「レッテル」に変わってしまう危険もちらほら。
杉田監督の言う「変わろうとしている時期」という意味には、
「泣ける俳優」という逆レッテルをクサナギツヨシがどう乗り越えていくのか、ということも含まれているのかも。
と、99%当たってないのだけれど、勝手に解釈してみました。はい。

あぁ、あと、『新選組!』の軍服榎本@クサナギさんは美しかった。
なんかこう、ブリキ缶のフタに焼き付けて、宝物を入れておきたいような風情でしたね。

え?




2004年12月08日(水) LOVELOVELOVE


12月8日は吾郎さんの誕生日。

先日の木村さんの誕生日におめでとうを言うのをぽっかり失念してしまって、
ちょっとばかり後ろめたい気分の私ゆえ、
こそこそっと小声で言ってみる、Happy Happy Birthday!吾郎さん。

こそこそ小声なことには更にもう一つ理由があって、
鮭が川に戻るように、覆水が盆にかえるように(かえりません)、
どうも最近、吾郎さんに心奪われがちな自分が怖いからです。
アイスのCFより、メン様に反応してしまう私がそこに居るからです。
あらあらあら。

日曜の銀座ランチでも、そんな話が出てましたよねぇ、Tちゃん&Hちゃん。
久しぶりに会えて楽しかったです。もっとゆっくり出来たら良かったのに、ごめんねー。
そうそう、Tちゃんにいただいた書画(で合ってるのかしら)がとてもとても素敵で。
ともに墨ですすっと線で描かれた「LOVE」の文字と手を繋ぐ二人のシルエット。
クールなのに温かい。
ホント言うとね、包み開けた時、ちょっと鼻の奥がツンとしました。嬉しくて。
部屋に飾ったとこ、写真で送りたいんだけど、デジカメが壊れちゃってるのよー。

って、思いっきり私信ですみません。

何が言いたいって、愛し愛され生きることは、やっぱりこの世の幸いだということです。
吾郎さんとメンバーの愛。吾郎さんへのファンの愛。
いつも横に居る人との愛。たまにしか会えない人との愛。
重い愛。カジュアルな愛。どっしりした愛。ふらふらした愛。

どんな愛でも、そこに愛が在ることは、やっぱり、この世の幸いなのだ。




2004年12月14日(火) わがまま日記


■読書メモ。

『阿弥陀堂だより(南木佳士)』
映画は見ていないのだけれど、どうしても俳優陣のイメージで読んでしまう。
特に小西真奈美ちゃんの芝居っぷりが、まるで観て来たかのように浮かんでしまう。
これはやっぱり、映画を見て、その自分勝手なイメージを壊してもらうべきなのか?
でも、壊されなかったら、もっとヤダなー(我儘)。

『肩ごしの恋人(唯川恵)』
読み始めて数ページで、「あーダメダメダメ、ダメダメダメー、
こーゆー"勝手に生きる女は淋しくて男前"系の小説は生理的に受け付けないんだってばー」
てな風に、思いっきり後悔していた私ですが、読み終わってみると案外悪くなかった、かも。
なーんか悔しいけど(我儘)。

『東京するめクラブ 地球のはぐれ方(村上春樹・吉本由美・都築響一)』
御三方が、名古屋やら熱海やら江ノ島やらハワイやらサハリンやら清里やらを
ちょっとナナメに、ちょっとノメリコミつつ旅する、はぐれ方ガイド。
こういう"重箱の隅突っつき"とユルい感覚が同居した旅というのは嫌いじゃない、
というか、むしろ好きなのですが、これって、同じ感覚を持った人と一緒でないと面白くないんですよねぇ。
自分は面白いのに、「このヒトは果たして面白いって思ってるのかしらん…」と考え出すと楽しめなくなってしまうんだなぁ。

『しゃばけ(畠中恵)』
何がしたいって、膝の上に家鳴を乗せて、ナデナデしたいっ。
あーん、かわいー(うっとり)。
何のことか分からない方は本書をお読みください。


■昨日のSMAP×SMAPに新選組!局長が。
最終回を迎えて、パロディ解禁ということなのでしょか。

んー、でも、私、まだ、最終回、見てないんだけども。
局長〜。


■SMAPさんが1年10ヶ月ぶりに新曲を出すらしい。
聞いた限りでは、ヒューマニズム溢れる系の匂いプンプンです。
花を越えて往かねばならぬなら、180度逆のドロドロエロエロ系で勝負すれば良かったのに。
なーんて思うのは、ファンだけなんでしょね。

今日買った『広告批評』12月号の特集は2004広告ベストテンで、
CF部門にNTTのコミュニケーション広告がランクインしてまして。
審査員の高橋源一郎さんのコメント、「SMAPにコミュニケーションとか言われたくない」に同感です。
もっとも、高橋さんの発言意図とは全く違う意味で、なんですけどね。
だって、私、SMAPとヒューマニズムで結びつきたいわけじゃないんだもん。
「さあ、繋がろうよ」って言われて繋がりたいわけじゃないんだもん。
そこに居てくれればいいんだもん。言われなくたって、受け取ってるんだもん。

あぁ、上手く言えない。

とりあえず、眠いので、眠ります。ぐぅ。




2004年12月23日(木) Always


■住宅街を歩いたり車で走ったりする時に、
クリスマスデコレーションをしているお家を探すのが楽しい今日この頃。
これ見よがしなヤツは鼻につきますが、程よく素敵な飾りを見つけると嬉しくてですね。

我が家はどうかと言いますと、今年は部屋も広くなったから、もー、ツリーに力入れちゃうわよー!
…と10月頃から張り切っていたわりに、やっと先週末に飾りました。
小さめだけどファイバーツリー。けっこう派手にキラキラしてましてよ。
コンタクトを外すと光が滲んで大きく見えて、2倍お得ですことよ。


■遅ればせながら、と言うか、ほとんど滑り込みセーフで『笑の大学』を観てきました。
午前中の回で、やや小さめな劇場ながら9割の入り。男性も目立っており(しかも年配の)、
途中で嬉しそうに笑う声も男性のものが多かったような気がします。
役所さんの確かな演技には、年配の男性も安心して笑えるのかもしれません。

実在の喜劇作家・菊谷栄をモデルにした椿一。
三谷さんにとっての「神様」は、密かに闘う人間の男でもあったのだなぁ。
稲垣さんのキラキラと輝くつぶらな瞳は、浮世離れした雰囲気と真っ直ぐな背骨を持ち、
そして、否応なしに時代に呑み込まれてフッと消えてしまう、そんな役にピッタリで。
役柄と混同するつもりはないのだけれど、あの瞳を見ていたら、
稲垣さんに年上の友人が多いということが、なんとなく分かったようにも思います。
私はずっとこんな稲垣さんが見たかったのかもしれないな。

大人の鑑賞に堪えうる、良い映画でした。カメラワークも美しくて。
椿の「闘い」のくだりから、涙ぽろぽろだったのですが、
それは、なんというか、向坂・椿への涙であると同時に、
密かに闘っているであろう平成男子への涙でもあった、かも。


■それから、そごう美術館で『院展』を。
どんな絵に惹かれるかどうかで、その時の自分の精神状態が分かるものですが、
今は日本画の静かにココロに溶け込んでくる色彩に気持ちが落ち着くんじゃないかなぁ、と。
最近、ちょっとね、考え込むことや落ち込むことが多いので。

院展はけっこう好きなんですよ。最初に上野へ見に行ったのは12歳かそこらだったと思うんですが、
えらく面白かったおぼえがあります。って、何が面白かったんだかねぇ?(忘れるなよ)

で、気に入った絵の葉書を2枚買いました。でも、やっぱり本物がほしいわん。
ということで、初夢宝くじも買いました(年末ジャンボは買い忘れたんで。ちぇっ)。


■恒例のさんまSMAP→スマステはビデオでざざっと見ました。
前者はこれと言って印象に残ったシーンが無く(可愛くズレてる吾郎さんくらいかしらん)。
スマステは、この番組だとクレバーな顔になるクサナギさんと、この番組だとテンションあがる吾郎さんと、
なんだかんだ嬉しそうな慎吾くんを見ることができて、結構結構。
モメモメなシンゴロー&止めに入るクサナギさん之図がご馳走です。

そのほかは全くもって情報貧乏で、5人ドラマやイヌの放送日もあやふやです。
クリスマスソングのダウンロードって?チョナンの握手会って?
そういえば、去年の今頃はビーナス握手会で右往左往してたんだっけ。
月日が経つのは早い…のだけれど、去年の私を思うと、遠い遠い昔のようにも感じます。

来年の今頃、私はどんな私なのかな。

いずれにしても、明日はクリスマスイヴ。
めちゃくちゃ大きな幸せに越したことはないけれど、
たとえホンの少しであってでも、すべて人が幸せを感じられる日でありますように。


I wish you a Merry Christmas !




2004年12月27日(月) フルムーン


日帰りで福岡に出張って来ました。
空港と天神を往復して打ち合わせをしただけなので、感覚は東京に居るのと何ら変わりなし。
でも、暮れ行く博多の街の灯りと、その上にぽっかり浮かぶ黄色い満月。うっすらと掛かる雲のすじ。
飛行機の窓から見えた風景が幻想的で、しばし不思議な心持ちに。
次は泊まりで行きたいなぁ。

私にとっての04年を3文字で表すならば「不義理」(何故に3文字なのかは問うてくれますな)。
ほんとに、数々の不義理、数々の非礼、お許しを…
と、言いながら、私信です。
Hちゃん、RAMありがとう!yさん、クリスマスカードありがとう!
近いうちにメール書きますねん。




2004年12月31日(金) Carry on


ガラガラの電車に乗って、29日が仕事納め。
30日の朝から1泊で温泉へ。一年分の疲れが全部吐き出されたかのように、ひたすら眠る。
今日は朝風呂と朝食の後、雪で足止め喰うのを避けて、とっとと午前中に帰宅。
形ばかりながら大掃除を済ませて、今週のスマスマを見て、午後8時。

雪は夕方から雨に変わりました。

己の環境や感情の置き所が変われば、同じ対象が全く違って見えるのだという、
至極当たり前のことを何度も何度も実感した一年でした。
新しい発見もたくさんたくさんあったし、反対に色あせていったものもありました。
受け取る側の気持ちなんて、こんなにいい加減なものなのだな。
発信する側は、そんな気まぐれに付き合わなきゃならないんだから大変だな。
でも、本物っていうのはね、受け取る側がどんな状態にあろうと、まったくシンクロしない状況だろうと、
何かを受け取らせることが出来るものなんじゃないのかな。

私はSMAPという存在に其れを求めるつもりはないのです。
SMAPはそれだけで幸せな小宇宙だから。受け取らせる存在ではなくて、招く存在だから。
でも、これからのクサナギツヨシ″には、其れを求めてみたくもなるのです。
貴方には出来るはず。というか、出来ているはず。
だから、もう一度、私を巻き込んで。圧倒して。打ちのめして。

てね、イヌを見て、ちょっと思いました。

兎にも角にも大晦日です。
今年はすっかり更新頻度も減ってしまった上に、我ながら中身の薄い日記ばかりだなぁと情けなく、
また、もともとのメール不精にも更に拍車がかかり…
という状態にもかかわらずお越しいただいた皆様に感謝しております。
本当に本当に感謝しております。

それでは、よいお年を。
2005年が光差す一年となりますように。





Copyright(C) 2001-2004 "Greena" All rights reserved.