NO45

ミカエリソウ(シソ科)

山地の林床に群生する落葉小高木。花冠は筒状で雄しべが 4 本突き出ている。
花穂が美しく,思わず見返ることから命名された




NO46

アケボノソウ(リンドウ科)

センブリの仲間、野山の湿り気のあるところに生える2年草。茎の先に枝を分けて、有柄の白い花を開く。花びらの先の方に斑点があり、この斑点を夜明けの星座に見立てて名付けられた




NO47

ウメバチソウ(ユキノシタ科)

山野などに生える。きれいな5弁花。花の形が梅鉢の紋模様に似ていることからこの名前になった




NO48

オケラ(キク科)

日当たりの良い乾いた草地に生える多年草。白いヒゲのような頭花。古名は「うけら」でしだいに「おけら」になったという。




NO49

マツモトセンノウ(ナデシコ科)

原種は阿蘇山の草原に生えるツクシマツモトであるといわれる。
花の形が歌舞伎役者の松本幸四郎の紋所に似ていることからマツモトセンノウと名付けられた。




NO50

フウロケマン(ケシ科)

山地の日当たりの良い草地に見られる多年草。高さ30cm程度。春に開花。




NO51

シモバシラ(シソ科)

山地の斜面の下や水はけのよい林の中に群落をつくる。名前の由来は、初冬に枯れた茎に霜柱のような氷の結晶ができることからつけられた。
花の時期は9月下旬から10月ごろまで、6〜9センチの穂の片面に白い小さな花を多数咲かせる。




NO52

オオハンゴンソウ(キク科)

北アメリカ原産の帰化植物。茎は高さ50cmから,高いもので3mにもなる。
花びらのように見える舌状花は10〜14個でしばらく咲いたのちにたれる。花期は7〜9月。




NO53

シロホトトギス(ユリ科)

花期 9月〜10月。日本全国の山地や丘の樹林下に生える多年草。花の点々が不如帰の羽の模様(胸)に似ていることからこの名がある。
ホトトギスの白色種である。高原の日陰で夏〜秋に見られます




NO54

ミゾソバ(タデ科)

花はピンク色、米粒のような形で枝先に密集する。ソバに似た葉を持ち湿った
溝に多いことからこの名がある。牛の顔のようだからとウシノヒタイの別名がある。




NO55

サワギキョウ(キキョウ科)

湿地に群生。下から上へと順に咲いていく。深く切れ込んだ花びらが特徴。名は沢に咲く桔梗の意。




NO56

マツムシソウ(マツムシソウ科)

秋の草原に群生する。花はキクに似た頭花で花の終わったあとの坊主頭のような姿が、仏具の伏鉦
(松虫鉦)に似ているところからこの名がついた。




NO57

ハギ(マメ科)

秋の七草のひとつ。日本各地の山野でごくふつうに見られる。




NO58

ノコンギク(キク科)

秋の代表的な野菊のひとつで山野に普通に見られる。葉は、長い楕円〜卵形。
ノコンギクは先の方にまとまって咲き、ヨメナは、小枝の先に一つずつ咲く。




NO59

シラネセンキュウ(セリ科)

山地の林下,谷川の縁などの日陰に生える多年草。日光の白根山で発見され,薬用植物のセンキュウに似ているのでこの和名がついた。




NO60

カラスウリ(ウリ科)

つる性植物で夏の夜に花が咲く。レース飾りのある白いきれいな花で白い花のネットは夜目にもくっきり映り、雄花と雌花を結ぶ蛾(ガ)の標識になる。
実は楕円形で朱赤色




NO61

マツヨイグサ(アカバナ科)

夏の夕方に開花、黄色花、直径約3cm。花が終わったあとのくしゃくしゃ状態は赤っぽい色。




NO62

オミナエシ(オミナエシ科)

黄色い清楚な花。山野に生える。秋の七草のひとつ。黄色い小花がたくさん集まっているので、これを粟の飯に見立てて、女の人の飯という意味でオミナエシとなったなどと言う。




NO63

ヒメジョオン(キク科)

空き地、荒れ地、路傍など至る所で見られるが、実は北米原産で、明治になってからの帰化植物。




NO64

カワラナデシコ(ナデシコ科)

河原撫子の名は、河原に生える撫子、撫子は可憐な花の様子からつけられたという。
山地の日当たりの良い草原に生える。




NO65

キツネノカミソリ(ヒガンバナ科)

日陰に生えるオレンジ色の珍しい花。葉の形が剃刀に似ていることから、山の中で「狐」が使う「剃刀」との連想でこの名前になった。花はヒガンバナに似て早春に出て初夏には枯れる。花は橙色、花弁は斜めに出て反り返らない。




NO66

コオニユリ(ユリ科)

夏に咲き黒い斑点が目立つ。花の色や形から赤鬼を連想させることから鬼百合の名がついた。草原や道端、また崖地などでもよく見られる。
オニユリより花数が少なく、より高地に生える。




NO67

コバギボウシ(ユリ科)

その形が橋の欄干に立つ擬宝珠に似ているのでこの名がある。
日当たりの良い湿地に生え、葉は柄の長いさじ形。




NO68

ユウスゲ(ユリ科)

丘陵地の草原、林縁に生える。花はレモン色で夕方開き翌日しぼみ、芳香がある。
キスゲの類は日中に開花するものが多いが、夕方に花が開く性質があるのでユウスゲという。




NO69

ヒロハトラノオ(ゴマノハグサ科)

山地の草原に生える多年草。葉は対生し、短くとがった鋸歯があり、両面に短毛が生える。茎の先の長い穂になった花序に、青紫色の直径6〜9ミリの花を多数つける。




NO70

サイヨウシャジン(キキョウ科)

日当たりのよい山野の草原に生える多年草。ツリガネニンジンに似るが、花びらの裂ける部分がくびれ、めしべが長く突き出るのが特徴。




NO71

ホソバシュロソウ(ユリ科)

山地の林縁、草地に生える。根元に古い葉の繊維が黒くシュロ状に残るとことからこの名がある。




NO72

ヒオウギ(アヤメ科)

日当たりの良い草原に生える。種は球形、強い光沢のある黒色で、「ぬば玉」、「うば玉」と呼ばれ和歌の枕詞となっている。




NO73

カクトラノオ(シソ科)

北アメリカ原産の多年草。6〜9月に、茎の頂上に長さ10〜20aの花穂をつける。淡紫色で、やや色のうすい下唇の内側には紅紫色の斑点がある。