遠野志貴 −トオノ シキー
月姫関連作品の主人公。
遠野家の長男。高校2年生。
8年前に死に至るような事故にあうが、奇跡的に生還。
それ以来、「モノの死、死期」が線と点で見えてしまうようになる。
その線をナイフなどでなぞると、苦もなくそれを解体できた。
ベッドや椅子はもちろん、壁や人にまで「線」が見えてしまい、
自身が壊れてしまいそうになったところを救ったのが
先生こと蒼崎青子だった。
青子にもらった眼鏡をかけている時だけは線が見えなくなるようになった。
しかしこの事故を境に遠野家から勘当された志貴は
遠野の分家である有馬の家で暮らすことになる。
8年が経ち、父親が亡くなり妹の秋葉が遠野の当主になるとともに、
志貴は遠野の家に戻ることになった。
そこで、秋葉、翡翠、琥珀と共に暮らすことになる。
8年前の事故以来、慢性的な貧血に侵されていた志貴。
「その日」久々の貧血が起こり、学校を早退するも、
そのときアルクェイドに出会ってしまう。
わけのわからない衝動に突き動かされ、志貴はアルクェイドを
不意打ち、かつ一瞬で17個に解体してしまう。
次の日。血の跡もなくなった服を見て、夢だと思っていた志貴は
通学路で楽しげに微笑むアルクェイドに出会う。
「自分を殺した」ことを理由に協力を求めるアルクェイド。
志貴は自分が殺したことにより力の大半を失ったアルクェイドと共に
ネロ・カオスやミハイル・ロア・バルダムヨォンなどの吸血鬼の死徒と戦うことになる。
好きなセリフは
「これが・・・・モノを殺すということだ」
「さあ―――本気で殺し合いを始めよう」
上がロアと戦ったとき、下が七夜モードになったときのセリフ。
両方とも月姫ネタ。上はラストアークでもきけるけど。
歌月十夜に登場。遠野志貴と同一人物であり、別人。
二重人格のような気もするけど、恐らく厳密には別物。
遠野志貴の中の「恐れ」である殺人衝動と技術がレンの力により実体化したもの。
正確には悪夢として現れたので実体化ではない。
歌月十夜では本物の志貴になるために何度となく殺し、また殺そうとする。
実際は殺されても新たな夢を見る形で始まるだけではあったが。
メルティでは志貴の不安が具現化して登場。
ワラキアの影響か、芝居がかった台詞回しになった。
好きなセリフはメルティの
「救われないな・・・・俺も、お前も」