安全釣行の為に。

ここでは大きな意味の「安全」を志したいと思っています。
もちろん安全を怠るとは死につながることもありますが、その他釣り場環境を守り、地元の方にも迷惑をかけない様にする事が、安全に釣行できる第一歩と考えます。
恥ずかしながら私の失敗談を交えてこのコーナーを綴り続けて行きます。


健康、船酔い、十分な睡眠
私は長年の腰痛持ち、さらに重度の船酔い
最近、膝にも負担がかかり、膝がひどく腫れ水がたまる様になってしまい、健康のありがたさを
感じています。
釣行時、腰が痛かったり、膝が痛かったりしたのでは楽しい釣りも出来ません。何よりアクシデ
ントがあった時も対処出来ないかもしれません。他の病気やケガも同じことが言えるのではな
いでしょうか
まずは『健康第一』、遊びも体が基本です。
さて、『船酔い』ですが、ブランコに乗っても半日は気分が悪くなる私ですが、それを克服させてく
れたのが『アネロン ニスキップ』と言う船酔い止めの薬、びっくりするほどよく効く薬です。
ただし、いくらか眠気を催す様なので、釣りの時はさほどではないのですが、帰りの車の運転
には十分注意が必要です。
ここで、『十分な睡眠』と言うことになります。
眠くなったら無理をせず、睡眠を取りましょう。事故を起こしては釣りどころではないのですから
当然、帰りが眠くならないためには、出発の前夜の『十分な睡眠』は健康にも、船酔いにも、安
全にも欠かせないものだと、心しなければならないといえるでしょう。

命がけ
よく友達などに「今度船に乗せて」と言われます。
「命がけだよ」と答えます。冗談半分ですが半分は本気です。
船に乗り沖に出てしまえば辺り一面が海です。ここでアクシデントが有れば当然命がけなのです。
以前、人命救助の講習のおり、体験としてプールで服を着て泳いだことがあります。
ここで、もがくばかりでとても泳げるものではない事を身をもって知ることができました。
救命胴衣は必ず着用しましょう(持っているだけではなく)

安全第一
私の船には安全第一のステッカーが貼られています。
文字通り、出航前、出航後も安全確認を忘れず安全な釣行を自ら確認するためです。

失敗談1
 カートップのころ一生懸命に準備をして、荷物を積み込み、さあ、出航と海にボートを
滑らせ乗り込むと、船底に水がたまりだしました。そうです、水抜き栓をしていなかった
ため水入れ栓と化してしまいました。あわててボートを岸によせ、バケツで息子と二人で
何杯も掻き出した思いがあります。

失敗談2
以前に小さな漁港のスロープを使って降ろす承諾を頂いた所がある。そのスロ
ープで降ろしてみたくなり立ちよりました。
 早速あいさつをして準備をしてスロープへ、車をバックさせて船を水に着けると途端に
スルスルと船が滑り出してしまいあわてて車のサイドブレーキを引き飛び出しましたがす
でに手の届かないところまで行ってしまいました。あわてた私は船を追いかけて水の中へ
しばらく泳いでみたのですが、胴長だったため全然進みません。見るとすでに船は港内の
中ほどまで、あきらめて、岸に戻り胴長を脱いで呆然と船を見ていると、係留されている
船に近付いています。「しめた」その船伝いに雅丸に乗り込む事が出来たのでした。
 砂浜で、降ろした時はなかなか降りなかったので、先にウインチを船から切り離してし
まいスロープを降ろしたのです。普通なら絶対にやってはいけない事を私はやってしまい
ました。その基本を守らなかった、代償は泳いだ時にびしょ濡れになった洋服と胸のポケ
ットに入れた、携帯電話・・・最悪は無人船の捜索か他船や岸壁に衝突して大事故 ぞー
ぉとする大失敗でした。

止まる勇気、天候の急変
私は埼玉県所沢に在住、3時間もかけて海に到着・・・天候が悪い
しょせん遊びです。命を失ってしまっては遊びも出来ません。我慢我慢
そればかりか事故を起こせば沢山の方々にご迷惑をかけることになります。

失敗談
 ある小さな漁港で一人船尾から降ろした時のことです。少々波があり、降ろした途端、
波をかぶり、波がボートの中に、すぐに引き上げようとしたのですがすでに遅く、海水の
重みでびくともしません。そして、次から次と押し寄せる波でボートには満杯の海水、バ
ケツで掻き出しても次の波でまた、満杯になってしまいます。
 今まで遠巻きで見ていた人が、見かねて手伝いに来てくれて、ある程度水を掻きだした
あとやっと岸へ引き揚げ、水抜き栓を開け排水に成功した頃には、もうくたくたでした。


失敗談2
 少々風はあったのですがこれ位なら大丈夫と判断、出航したのですが、沖にでると、風
も強くなり、大波、帰るためにUターンしたいのだけれども、大波が次から次と襲ってく
るため、Uターンが出来ません。無理にターンすれば横波をくらい転覆間違いなし、やっ
と波のリズムをつかみUターン、次は、見上げるような追い波のリズムにあわせ、操船、
命からがら帰ってきました。


降ろし場所
 カートップでの釣りの一番の問題は先に少し触れましたが、ボートの降ろし場所。カートッ
プやトレーラー移動はメリットとして、マリーナななどに船を係留することなく自宅保管が出来、
その費用が軽減されます。
また、すぐ手元に船があり細かい艤装が出来ます。なんといっても母港を持たないので好き
なところで船を降ろし、釣りが出来ます。この好きなところが曲者で、実際に安全にボートを降
せる場所を探してみると、そうそう無い事に気がつきます。都心近くの海は岸壁が殆ど、砂浜で
もボートを波打ち際まで運ぶのは不可能な場所が殆どです。そこで思いつくのが漁港など
のスロープ、しかし、ちょっと待って、海は誰のものでもない、皆のものかも知れません
が、漁港等は漁師さんの仕事場、そして漁協等がそこを管理しています。これも勝手に使
うわけにはいきません。
 そんな訳で、ボートを降ろすのには細心の注意が必要です。安全にしかも迷惑の掛から
ない場所を見つけ地元の人とコミュニケーションをはかりokを頂いて初めて降ろせるも
のです。それがカートップに比べるとトレーラーはさらに狭き門となります。


各地でローカル ルールが存在します。
例えば。
ここのエリヤはエンジン付きのボートは進入禁止、
この港は第一、第三土曜日は出漁禁止
この時期この魚は釣り禁止
何センチ以下はリリースする事etc
こんな細かな情報はカートッパー、トレーラーブルではなかなか解りません
是非是非地元の方(漁師さん)とコミュニケーションをはかりローカルルールを守り安全釣行を

車の駐車にも注意

危険で無謀なボートと言われないために

ジェットが嫌われるのは若い人が多く、スピードが出てかっ飛ぶ事が多いからで当然事故も多く
なります。だけどマナーのしっかりした若者もジェットも沢山います。一部の危険で横暴な人の為
に締め出しをくうことになります。我々ボートでも同じなんです。一部のマナーの悪い人に危険で
無謀なボートと言われないためにも出航場所は大切にしたいものです。それが安全釣行の第一
歩です。


卸場所の公開
私の場合
各地にはローカル ルールがあり、そこには常連さんもいますし、そこを仕事場にし
ている方達がいます。
みんな大切にその場所を使っています。
しかし、掲示板などで公開するとだれかれなくそこを訪れ、その中にはマナーの悪い
人も居ないとは限りません
そんな訳で、大切な出航場所を人に教える時は、ご同行させていただき、注意事項や
危険箇所等の説明がてらその出航場所を大切に使わせていただくようお願いするよう
にしています。
そして、その方が他の人にその場所を教える場合、必ずこの事を理解して私と同じように
同行して説明してもらうようお願いしています。

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浜さんのつぶやきです。