くさを食べる

草を食べると言うと大変そうですが私たちの生活する回りで、
意外や意外、けっこうたくさんの食べられる草があります。
家の回りの路地裏、ちょっとした空き地、庭の片隅など、身近な所で食
べられる野草を探して食べて見ませんか?
けっこう楽しいものです。新しい世界が広がり、おまけに意外においしいのです。
草は基本的に毒なもの以外は食べられるものですが、おいしくないものもありますので、
色々試して下さい。しかし
くれぐれも毒草にはご注意下さい。

もし、間違いに気づかれました時
 「こんなものも食べられるよ」 「こんな食べ方がおいしいよ」
と言う情報がありましたら掲示板、メールでお知らせ下さい。
写真もありましたらお願いします。
ただし本などのコピーは著作権に関わりますのでご遠慮下さい。



こんな、くさばっこ(野原)でも食べられる草がたくさん


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マツヨイグサ(月見草)

黄色い花が咲き夕方に咲きはじめ朝にはしぼんでしまう
メマツヨイグサは昼間も咲いている
大きな花をつけるオオマツヨイグサもある

料理
柔らかい若葉をゆでておひたし、ゴマ和え

ナズナ(ぺんぺん草)



ペンペン草の由来はこの種

春の七草の一つ
実が三味線のバチに似るのでペンペングサと言う、また
実を茎より裂き回すと(でんでん太鼓のように)ぺんぺん
と音がするからの説もある

料理
若葉をおひたし、ゴマ和え、酢の物

薬用
高血圧予防、利尿、下痢

タンポポ


在来種のタンポポもあるが現在見られるのは殆どが西洋タンポポ

料理
若葉、花、根
葉と花は天ぷら
ゆでてから酢の物、和え物
根はあく抜きをして、きんぴら
細かくきざみ、炒ってタンポポ茶(コーヒー)に

薬用
弱った胃に、利尿

ハルジオン・ヒメジオン
 

ビンボウグサなどとも呼ばれる
意外に食べられるのは知られていない

料理
若葉の天ぷら
ゆでて、水にさらしおひたしや和え物
花つぼみも天ぷらや和え物に

薬用
糖尿予防

ヨモギ(モチグサ)

草餅でもよく知られ、薬草としても知られ、お灸のモグサの原料にもなる

料理
葉と若芽の天ぷら
ゆでて、おひたし、すり潰し草餅に

薬用
天日乾燥させ煎じる
下痢、腹痛
葉を揉んで止血、虫刺されに
入浴剤としても使われる

ハハコグサ(オギョウ)


春の七草の一つ オギョウと呼ばれる

料理
苦みが強いので灰汁でゆで水にさらす
おひたし、和え物
生のまま天ぷら

薬用
乾燥させ煎じて飲む せき止め

ミツバ

スーパーで売られているが、野生も意外に多い

料理
全草食べられる。
おひたし、和え物、天ぷら、お吸い物の薬味

天日乾し煎じる 食欲増進、不眠症

スギナ・ツクシ


栄養茎のスギナ





胞子茎のツクシ

スギナはアルカロイドの毒性が含まれる
主に胞子茎のツクシを食料にする
ほろ苦いのが特徴

料理
ハカマをはがし、ゆでて、和え物、油炒め

スギナを天日乾し煎じる 
利尿、むくみ、せき止め 

ハコベ


春の七草の一つハコベラ、ヒヨコグサとも呼ばれる
鳥やウサギなどに与える事が多いが人間の食料にもなる
小さなかわいい白い花が咲く、ビタミンCが豊富

料理
春の若葉の全草をさっとゆで、酢の物、和え物



ノビル
 
ネギ属の仲間
根は球状の鱗茎

料理
生で細かくきざみみそにあえる、ノビルみそ
ゆでると甘くなる。
ゆでて、酢みそあえ、ノビルヌタ

薬用
根を擦った汁は虫刺されのかゆみ止め
服用するとせき止めに

アカザ・シロザ
 
          アカザ                            シロザ
アカザ、シロザは同種
写真のように若葉の中心が鮮やかな紅色をしているのがアカザ
中心が白く粉をふりかけたように白いのがシロザ

料理
新芽、若葉をゆでて、おひたし、和え物、汁の具

天日乾燥煎じる
下痢に

オオバコ

農道や道端、庭あちこちに見られ踏みつけられても丈夫
株の中心に棒状の小花を付ける
料理
新芽、若葉をゆでて水にさらし、おひたし、和え物
そのまま天ぷら

天日乾燥
せき止め、利尿

フキ・フキノトウ




フキノトウ

 
フキ

雌雄異株の多年草
春先葉よりも早く花芽を出す。これがフキノトウ
花が咲いたあと大型の丸い葉を広げる

料理
フキノトウは香り、ほろ苦さを楽しむ。
おひたし、天ぷら、みそ汁の具
フキの柄は煮物、佃煮に(こちらもほろ苦い)

薬用
根を陰干し乾燥煎じる
せき止め

ツワブキ

フキに(名前も)似ているが別種
フキより濃緑色で厚くつやがある
菊のような黄色い花を咲かせる

料理
葉が展開する前が食べごろ
フキとは香りが違うが同じような食べ方が出来る

薬用
葉を火であぶり、患部に貼る やけど腫れ物
天日乾燥煎じる  のどのはれ痛みに

カキドウシ
 
ツル性の多年草、薄紅紫の花が咲く
ハッカやシソと同じシソ科

料理
春の若芽を天ぷら、ゆでておひたし、和え物

薬用
天日乾燥煎じる かんの虫、尿路結石、胆石

ドクダミ

毒をダミ(ダメ)にするドクダミ
ドクダミ茶で知られる通り、十薬とも言われる薬草で有名
独特の臭気がするが熱を加えると匂いがなくなり美味
十文字の白い花を咲かせる(八重咲きもある)

料理
若芽と若葉はゆでて酢みそあえ、白和え。根はゆでて水にさらし炒め物、煮物に。
若芽は天ぷらもおいしい
即席にお茶にするには
電子レンジで2〜3分 チン手で揉んで再びチン
これを数回繰り返すとお茶になる

薬用
良く洗い、天日で乾燥させ煎じるのが本式

健康茶としても知られ利尿効果もある
他色々

カラスノエンドウ

エンドウに似た豆科
鮮やかなピンクのかわいい小花を付ける

料理
若芽、花、若さやの全草が食料になる
生のまま天ぷらや炒め物に
ゆでて和え物に

薬用
天日乾燥煎じる 風邪薬、胃薬

クローバー(アカツメグサ・シロツメグサ)
 
アカツメグサ                 シロツメグサ

葉は三つ葉だがまれに四つ葉があり、四つ葉のクローバーで有名
これも、鳥やウサギの餌とする牧草。田畑の緑肥としても使われる。
赤紫色の花のアカツメグサ、白い花のシロツメグサがある
料理
若芽はゆでて和え物、炒め物。若い花は天ぷら
アカツメグサの花は焼酎に漬け花酒に

薬用
天日乾燥煎じる
便秘、ぢ、滋養強壮

レンゲソウ(ゲンケ)
(写真ナシ、撮れたらのせます)
昔は緑肥や飼料として一面のレンゲ畑を見かけたが
最近は少なくなっている。蜜蜂の蜜採集にも使われる

料理
若芽をおひたし、和え物に
花は天ぷら

薬用
絞り汁はやけどに
乾燥葉は解熱、利尿

ユキノシタ

雪の季節でも見られる常緑多年草
かわいい白い花をつける
葉は厚く、毛が密集している

料理
葉をゆでて、水にさらし、おひたし、和え物
生で天ぷら

薬用
開花時期に葉を積み天日乾燥煎じる
かんの虫、むくみ
生葉は湿疹かぶれに。
やけどは、あぶって貼る

ギシギシ

葉は大きくなり20cmぐらいになる頂部に淡い緑色の花をつけぬめりがある

料理
葉の根元にタケノコ状のサヤに包まれた新芽が出るぬるぬるがありこれを食べる
ゆでて、酢の物、和え物

スイバ

繁殖力のある多年草
初夏淡緑、紅紫の小花を房状に付ける
酸味が強く、ぬめりがある

料理
新芽と若葉をゆでて水にさらす。
おひたし、和え物
シュウ酸を含むので過食に注意

カンゾウ

ワスレグサとも言う
種類も多い
ゆりのような花で黄赤色の花をつける
料理
新芽を根元の白い部分から掘り取り
ゆでて、水にさらす
おしたし、和え物
つぼみは天ぷら、ゆでて酢の物。甘い

ヤマノイモ・ムカゴ


写真はムカゴ(葉の形もご参考に)
(ヤマノイモの写真ナシ、撮れたらのせます)
写真はムカゴ
ジネンジョで知られる
雑木林などに見られるが、いもを掘り出すのに大変根気がいる
(根気の由来でもある)
似た仲間でオニドコロなど毒のあるものもあるので注意
地上部分には夏白く細かい花をつけ秋、実がなる。これがムカゴ

料理
根(いも)は擦りおろし、さらにすり鉢で擦り、味つけして食べる
細くきざんで、酢の物。煮物、揚げ物
ムカゴは炊き込みご飯。そのままフライパンで炒ってしょうゆで味つけ
塩ゆで

薬用
精力剤

ハナダイコン

都会でもよく見かける
ちょっとした所に群生していたりする
大型の紅紫色の花がきれい

料理
若葉、花(ガクを取る)のサラダ
おひたしなど


ツバキ
(写真ナシ、撮れたらのせます)
真っ赤なツバキは肉厚でいかにもおいしそう

料理
ガク、雄シベを取り除き薄く衣をつけて天ぷら

ツツジ
 
似たもので
シャクナゲは有毒なので注意

料理
ガク、雄シベを取り除き薄く衣をつけて天ぷら
サラダにも


        バラ                                         パンジー
こんなお花も鑑賞したあとは枯れる前にサラダにして食べましょう。
サラダの彩りもよく楽しく食事が出来ます。
天ぷらもいけます。


柿の葉

若葉を天ぷらに
若葉を電子レンジで2〜3分 チン。手で揉んで再びチン
これを数回繰り返すとお茶になる

お茶

写真のような若葉を天ぷらに
お茶にするには電子レンジで2〜3分 チン。手で揉んで再びチン
これを数回繰り返すとお茶になる

味は、当然、売っているお茶にはかなわないが手造りの味

ナノハナ


若葉は菜っぱ
花はおひたし和え物、天ぷら


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