お忙しそうで……

 

 最近、仕事で関係しているいくつかの会社から「いやあ、はらたまさんお忙しそうで……」てなことをよく言われる。これには、言葉通りに取って良い部分と取ってはいかんと思っている部分があって、3つほどの意味がこれには含まれているのではないかと感じている。箇条書きにすると大体こんな感じだろうか。


1) 『いやあ、はらたまさんはいつ電話してもどこかへ行っていたりするし、ホントに忙しそうですなあ。お体に気を付けて下さいね』

これは言葉通りに受け取っても良い部分。単なる社交辞令とも言う。


2)『はらたまさん、お願いしている件は非常に重要な件ですので忙しいからっていって後回しは無しにしてくださいね。』

プレッシャーもしくは催促の意味。


3)『はらたまさん、一体何の仕事してたらそんなにバタバタすることになるんです?大丈夫ですか?』

いろんな意味で心配している。皮肉も入っているか?やだなあ。

 結局、忙しいなんてのは皆同じなのであってお互いそれを理由に仕事を遅らせるなんてことの無いようにしましょうね、と言われているであろう解釈2の部分。これが最近ズキズキと響くのである。すいません。本当。
 それでもまだ『はらたまPを風呂に入れる』とか『遅いなりに晩ご飯は必ず家に帰って食べる』、『マイホームページ(こうやって書くと大変に恥ずかしい言葉だ)を更新する』というようなことは出来ているので仮に『全国民忙しい度ランキング』を実施したとしても私の忙しさなんてのは多分中位に属するのだと自覚はしている。しているのだが私の脳みそ1個では宿題がその日に終わらんとですよ。ん?なぜか九州弁に。
 しかしまた『私ものすごく忙しいのでございます』と声高に宣言することはまた大変に恥ずかしいことだと思っているのもまた事実であり(でも割と言っちゃってる)、さらに『はらたまhome』の更新作業を家に帰ってからやっているではないかという突込みがいつ入ってくるかとびくびくしてたりもする。(※1)

 何の話やら自分で書いていて訳がわからなくなってきているが、しかしこの、HPを更新するということは、少なくとも『更新するくらいの時間はある』ということを宣言しているようなものであり、それは『私、実は結構暇なんですよね』という意味とまた同じなのかもしれないので特に気持の上で引っかかる行為な訳なんである。

それでも気持の上でのバランスというのは非常に重要なのであり、仕事→風呂→メシ→寝る→仕事、だなんてサイクルを5サイクルも続けてみるとやはり精神衛生上よろしくない。自らを被験者とする人体実験でこのことを明らかにした(※2)日々を思い出すと頭の中のブレーカーがバッツンと落ちて『やらなければならないこと』を中断してでも『やりたいこと』を優先しちゃったりするんである。ああ、ごめんなさい私こんなダメ人間なんです。

でもでもやっぱり仕事を完全にほっぽり出して好きなことばかりやるほどの度胸もなく、ギリギリのバランスを取ろうとしている日々なのでありました。

ん?「忙しい」って宣言してるじゃないか。俺。恥ずかし。

せめてボーナス支給されたらtreoが欲しいよ。Q様。

 

※1 突込みが入ってくるかびくびく
 これは自業自得。職場の関係者に『はらたまhome』の存在を明かさなければ良かったのだ。しかし、もう後戻りは出来ない。

※2 人体実験
 1年に1回くらい『遅くまで会社に残って積もった仕事を片付けてリセットする』というのを狙い、頑張ろうと意気込む時があるが、うまく行ったためしがない。遅く残ったら残ったでその分仕事が与えられるものなのだと思う。


 参考文献:はらたま保健学会2002年6月報告p5-7;『残業時間と健康状態(第二報) 連続深夜帰宅日数と精神状態の関係について』ガブノーミ・ハラタマ、他2名

 

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