アマチュア無線局JF3KONクランクアップタワー(ATK−23)建塔記-6

◆◆◆電気の配線工事の実施とアンテナ上げ◆◆◆

◆2000年10月14日(土曜日)・・・ウインチ用の配線工事編。

 タワーの根巻きの完了後、一番肝心のウインチへの電源供給用の配線工事です。架空に
 するか、地中配線にするのか検討の結果、後先を考えて、地中配線に決定。
  この日も、ホームセンター通いとなり、地中配線用の保護ジャバラホース50m、VVFの電
 線を30m、ついでに、カーポート用のセンサーライトも購入。保護用のジャバラホースは、
 地中用、屋内用、コンクリート埋め込み用など、種類があります。私は残念ながら地中用が
 売り切れていましたので、。地中用と耐久性は変らないとの事でしたので、コンクリート用
 の物を購入しました。早々、地中に埋め込むための溝掘りの開始。子供たちも面白がって、
 お手伝い?。(本当は邪魔でしたが・・・。子守りも兼ねる必要有り、仕方ありません???。)
  この日は、溝堀で終り、掘った跡、車の出入りや人が通る場所だけ板で溝の保護をしま
 す。

◆2000年10月15日(日曜日)・・・電線保護用ジャバラの埋設と電線の通し。
 土曜日に購入した、電線保護用ジャバラの埋設作業の実施。

 
家の引込みとタワーへの供給部です。タワーの前はカーポートの支柱に屋
外用のコンセントを取り付けました。そこからタワーへ電源供給しています。

 ジャパラの埋設が完了すると、VVFの電線のジャバラへ通すのに苦労しました。保護用ジ
 ャバラは、予算の関係で直径が細い物を購入したので、思うように通す事が出来ません。
 配管通しの必殺技、電線に中性洗剤を塗り付けたり、浸透潤滑剤を用いてもNG。こうな
 ると、貫通用のワイヤーを借りるしか方法がないかと思案していました。実家に行けば何
 か方法が見つかるのではと思い、物置を探ると、長〜い針金を見付ました。これで行ける
 と確信し、先が引っ掛からないように丸く曲げて通しにかかると、軽く反対まで出ました。
 出た方にVVF電線の先を外れないようにしっかり留めて、針金を引き抜きました。この方
 法で、約3時間、四苦八苦していたのが30分で解決しました。
  後は、電源の接続を行うのですが、この時に注意が必要です。電源の位相を注意する
 必要があります。どちらの位相でも動作上、問題ありませんが空電や落雷の時に影響が
 出ます。位相の検知方法はテスターがあれば簡単に検出出来ます。詳しくは、タワーを
 納品頂いた時の電源の接続説明を参照下さい。
  残るは、シャックからのタワーコントローラー用の配線が残っていますが、今後、暇に任
 かせて、工事を実施します。配線は10芯が必要となりますので、ローターケーブル2本を
 使う予定で準備は完了しています。

◆2000年11月3日4日5日(金曜日 文化の日)・・・アンテナ上げの開始。
 立派なタワーが有っても、アンテナが無くては何もなりませんし、格好がつきません。この
 日は、50MHzと28MHzのアンテナのメンテナンスと組み立て。
  残念ながら、この日は日没で3連休の初日でもありますので、この連休は家族サービス
 とアンテナの組立とメンテナンスを実施。

◆2000年11月11日(土曜日)・・・28MHzのアンテナ上げ。
 28MHzの5ele八木、CL-10をタワーに乗せる。CL6-DXXに引続いてCL-10も何とか一人
 で乗せる事が出来ました。これで少しは格好が付きました。


50MHzの7ele八木のCL6-DXXと28MHzの5ele八木のCL-10が乗りました。

◆2000年11月12日(日曜日)・・・7MHz、14MHz、21MHzの714Tのメンテナンス。
 約、15年前に購入し、10年ぐらい前に下ろして、実家に保管して有った714Tを引っ張り出
 してメンテナンスを実施しました。パイプにはコーティングをし接合部分はグリスをタップリ
 塗布してありましたので、経年の割りにまだまだ使えそうな感じでした。腐食部分や曲が
 ったエレメントを手で直したり、例によってホームセンターで不足のステンレスビスやアル
 ミパイプ等を調達。無事、メンテナンスが完了しブームを組み立てる。

◆2000年11月18日(土曜日)・・・714Tのタワー上げの準備。
 714Tの各エレメントの組立の実施。前日のブームに両端のエレメントを取り付け、夕方よ
 りタワーへ乗せにかかるが、流石に、一人では持ち上げる事が出来ませんでした。ここは
 文明の力を借りようと、兄の会社のレッカー車のウインチを借りて引っ張り上げる事で準
 備。しかし、日没で、この日はNGとなりました。

◆2000年11月19日(日曜)・・・714Tのタワー上げ。
 この日も朝から、一人でごそごそしていましたが、見るに見かねて、兄と兄の会社の従業
 員が応援。難なく、両端のみエレメントを取り付けたアンテナが上がりました。後は、ブー
 ムをずらしながらエレメントを取り付けるだけですので、一人で出来ました。
  アンテナは、ついつい上げやすいアンテナから設営しましたが、大きいアンテナから上
 げるのが高率良く作業が出来ます。長いエレメントを取り付けようとしましたが、すでに取
 り付けていた、CL6-DXXやCL-10に引っ掛かったりで、作業効率を悪くしていました。
  これで、年内に予定していたアンテナが全て上がりました。後は、1KWの検査の予定
 をどうするのか、タワーのUP,DOWNのコントーロラーの配線を何時どうするか、が課題で
 す。


714Tが乗りました。これで、7MHz、14MHz、21MHz、28MHz、
50MHzのアンテナは完了。これで、格好は良くなりました。

◆以上で、一連のクランクアップタワー建塔記は終りです。
 

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