Memories Off Complete

ハード/DC
発売日/2000年6月29日・廉価版2002年10月31日
メーカー/KID
値段/5800円・廉価版2800円
備考/廉価版(ドリコレ)有り


 Memories OffのDC移植版で、PS版の修正とネオジオポケットカラーで発売された「Memories Off Pure」を収録。
 各種システムの改良や、おまけ要素なども加わった。
 一時期とんでもない高値がついていたのだが、今では廉価版も発売され値段は落ち着いているようである。

 目立った変更点はないが、システムのインターフェイスが現在KIDで流用されているKIDフォーマルの原型は本作から始まる。
 セーブ・ロード・各種システム設定への展開を改良し、非常に汎用性が高くまとまったものとなっている。
 ・・・まぁ、その汎用性ゆえに、他KID作品に同インターフェイスが流用されるという事態に陥るわけなのだが・・・
 選択肢時における高感度の変化を表示が可能という、いささかゲームであることを放棄しているようなシステムが加わったというのは、正直どうかと思う。
 本編における改良点はその程度、グラフィックや音質もPS版よりは良いようにも感じる。

 おまけとして、Memories Off関連のクイズゲームが収録されている。
 出題される問題は10門、そしてその正解数により特殊CGが追加されるという仕組みである。
 10通り正解数を調整しなければ全てのCGがもらえないという仕様はどうかと思うが、そのあたりはフルコンを狙う人だけ挑戦して下さい。

 今現在Memories Offを純粋にプレイするにあたって用意される選択肢は・・・
 PS版(通常版・廉価版)・本作(通常版・廉価版)・PS2版(Duet)と、かなりの数になる。
 いくら人気があって需要があるとはいえ、少々出しすぎな感じも否めない・・・まぁ、これで稼がないとどうしようもないのだろうけど。
 PS2を所持しているのならDuet、DCを所持しているなら廉価版のCompleteをオススメしておく。
 お金に余裕がない・まずは試しにプレイしてみたいというなら、PS廉価版(新品1500円)に手を出すというのも有りだ。
 今ならわざわざ通常版の本作を買うこともない、というのが現状か。すでにコレクターズアイテム並みの価値しかないだろう。
 その内、1st・2nd・想い出にかわる君の3本パックも発売する気なのだろうな、KIDは。



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