【おまけ】

 この話は、2004/8/15に発行した同人誌「INOCENT BLUE」内の一編です。
 TLSから智子、TLS3から時子、TLSSから唯子、と3本のショートストーリーからなる、眼鏡娘を中心にした短編集という形で作った本でした。
 配布したイベントも一度しかなく。
 その時も持込数が少なくすぐ完売してしまったので…
 配布から随分経ったということもあり、今回はその3編の中から唯子の話をweb上で公開することにしました。

 色々アレな部分もありますが、内容自体は気に入っている話です。
 ベースになっているのは、唯子シナリオの「憧れの人編」の方ですね。
 個人的にTLSS内で一番好きな話、TLS2の茜と内容かぶってるけど。
 唯子が男性に執着する理由が、想いを寄せていた従兄がいなくなったせいで、その想いだけが停滞してしまったためであり、それに彼女自身が囚われているように見えた。
 それを上手く使えないか…と思って描いた話がこれです。
 主人公との対比や、距離もいい感じに描けたような気がします。
 …本当、描いてる内容は全然変わらないな…
 幸いにも、画力もちょっとずつでも上がってるみたいでホッとしたり。

 「夏の檻」というタイトルは、今でも気に入っています。
 収録した3編は、全て夏をテーマにして描いたんだっけ…
 またやりたいな、こういうの。何か他の作品で。

2007/6/14


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