寺内町燈路







江戸時代の町家が軒を連ねる富田林・寺内町地区。大阪府下で唯一の国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されているこの地区で、地元の「富田林寺内町をまもりそだてる会」が夏の風物詩として企画している「寺内町燈路(じないまち とうろ)」が今年も8月27日(日)夜に開催されます。ひとりひとりの思いや願いが文字や絵柄に込められた数百個の行灯が通りの両側に並べられて、周りが暗くなった午後7時から2時間、一斉点火されます。













(寺内町燈路の開催予定)
1.日時: 2006年8月27日(日) 午後7時〜午後9時
2.場所: 富田林寺内町 城之門筋(南北)及び富山町(東西)
3.問合せ先: じないまち交流館 (電話: 0721−26−0110)












一昨年、昨年に続いて、今回が3回目の開催となります。「富田林寺内町をまもりそだてる会」では、地元住民に加えて、多くの皆さんに行灯を製作してもらい、開催当日には自らが製作した行灯を実際に通りに並べて、過ぎ行く夏の思い出にしてほしいと企画されています。今年4月に開館した「じないまち交流館」では、一般参加用に8月1日から「行灯」を100個を用意して、先着順で一個1200円で有料頒布される予定です。行灯に自分の好きなデザインの絵柄を書いて、27日当日には通りに並べて一斉点火されます。











寺内町燈路のイベントに合わせて、8月27日(日)日中には寺内町一帯や本町公園、富田林駅前楠公通りで「土曜市」が開催されるほか、行灯の一斉点火が行われている午後7時半から8時半まで、「じないまち」交流館内部でクラシック音楽の弦楽四重奏(無料コンサート)も開催される予定です。(「土曜市」は2006年6月から地元商店街の有志メンバーが中心となって、毎月第二土曜日に開催されていますが、8月に限り「寺内町燈路」開催日に合わせて8月27日(日)に行われます。












白壁や板塀に囲まれた江戸時代の伝統的町家を歩いて巡りながら、夏休み最後の日曜日の夕方、ご家族やお子様連れで「寺内町燈路」にお越しになってみませんか? この夏、浴衣姿で外出機会のなかったあなたや、まだ、社会科などの自由研究の宿題が残っている子ども達には、江戸時代の町をテーマにスケッチや写真撮影もお勧めです。今からスケジュール表にご予定を。。。。。 











お問い合わせは「富田林寺内町をまもりそだてる会」までお気軽にどうぞ。(電話: 0721−26−0110、じないまち交流館へ) 皆さんお揃いで富田林寺内町に足をお運びになってみてください。





寺内町燈路 大好評のうちに終わる

〜富田林寺内町の夏の恒例行事となる〜

今年で3年目を迎える「寺内町燈路」が、平成18年(2006年)8月27日(日)午後7時から開催されました。当日は午後4時過ぎに激しい雨が降り、一時開催が危ぶまれましたが、雨は暫く続いた後上がり再び陽が差すという目まぐるしい天候でした。一雨降ったお陰で気温も下がり風も涼しくなり過ごし易い夕暮れとなりました。今年は、大行灯(あんどん)以外に中行灯も制作しました。これは、各町会の区切りに町会名を書いた脚付きの行灯を置いて各町会ごとの会員の力作を見ていただこうというものです。また、今年から一般参加者の募集も始めました。今回は、14個の行灯が一般参加の区間に並べられました。

開催場所は、じないまち交流館のオープンを記念して富山町と城之門筋でした。このように、地区内において毎年場所を変えて行なっていく予定をしています。午後7時に一斉に行灯に火が灯されました。辺りがしだいに夜の帳に包まれる頃になると、幻想的な世界が広がります。昼間とは違った夜の寺内町の顔を見ることができました。午後8時頃には人出もピークに達してじないまち交流館前は、まるで大阪の心斎橋のような混雑ぶりでした。当日の来場者数は、約2千人に達するものと思われます。あちらこちらでは撮影に来られたカメラマンの方々も多く見られました。また浴衣姿の親子連れも見られ、ほのぼのとした雰囲気を醸し出していました。

来年も、今年以上に多くの方々に来ていただけるように、様々な工夫を凝らせて行きたいと思っています。

(お断り: 富田林寺内町をまもり・そだてる会発行の会報「じないまち瓦版」34号(平成18年11月28日付)2面記事からそのまま転載させて頂きました。)