ボール引きゲーム

 

ねらい

・ボールを引くタイミングをつかむ。

・ボールを取りに行くタイミングをつかむ。

・ボールを取られない距離間、間合いをつかむ。

 

背景

・試合中に相手がボールを取りにきたら大抵の子はあわててそのボールを前に蹴ってしまう。それはボールをキープする自信がないからである。そこで相手が来てもいつでもボールを足の裏で引けば取られることがないという気持ちを持たせるために集中的に引き技をさせてみた。

 

 

1.準備

1.1 エリア

ラインを一本引く。2m間隔位に向かい合わせで並ばせるので、20人いたら20m以上の線を引く必要がある。次にそれに平行なラインを点線で引く。2本のライン間の距離は1m位でよいが、ボールを取る側にとって難易度が高いと思われたら間隔を狭めればよい。

 

1.2 ボール引きゲームの準備

「相手は誰でもいいので2人一組になってください。2人一組でボールを1個持って白線のところに向かい合わせになってください。互いの組が邪魔にならないように隣の組とは2m位離れてください。

2人でジャンケンをして勝った子はボールを点線が引かれた所に置いてください。負けた子は白線の外側に行ってください。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2.ルールの説明

「まずコーチがお手本を見せるのでよく見てください。それでは誰かコーチの前の白線より外側に立ってください。今コーチの前にあるボールをそこから勢いをつけて触ってみてください。」挑戦者の子がボールを触ろうと近づいた瞬間にボールを足の裏で後ろか横に引いてみせる。2,3回かわすのを見せたら、「もしかわされる前にボールに触れたら今度は触った子がボールを引く側になります。何回連続して相手に触られないか勘定をしてみてください。最初にジャンケンをして勝った子の方がボールをかわす側です。」

「ここで2点だけ注意点を説明します。1点目ですが、ボールをかわす方は最初からボールにタッチしていてはいけません。両足は地面につけておいてください。ボールに触れるのは相手の子の足がラインを越えてからです。2点目ですが、ボールを触りにくる側の子がボールに突っ込めるのは一勝負につき一回きりです。引いたボールをさらに追いかけるのは無しです。」

 

3.ゲームの開始と終了

ゲームを開始してから2分位したら、ストップし、相手を変える。「それでは、終わりです。ボールを持っていない側の子は右側に一つだけずれてください。最後の子は反対側に行ってください。」

 

4.結果

時間が経つにつれ駆け引きがうまくなってくるのが分かる。