浮き球のシュート練習

 

ねらい

・弾んで浮いた状態のボールにタイミングを合わせて蹴れるようにする

 

背景

自分でドリブルしているボールはめったに浮くことはないので、比較的簡単に蹴ることが出来る。それでは、他の子が蹴ったボールではどうだろうか?大抵の場合、一度空中に上がってから落下して弾んでくるので、ゴロで転がってくるよりもタイミングを合わせるのは難しいはずだ。試合になると浮き球で処理する方が多いので、できれば浮いたボールに正しくミートする練習を多くした方が実戦で役立つと思われる。

 

 

1.準備

ゴールから7m~10m位の所に線をひく。その後ろにコーンを立てて一列に並ばせる。ゴールキーパーを一人選びゴール前に立たせる。

 

2.ルールの説明

「今から、この線から手で前に投げ上げたボールをシュートしてください。ゴールに入ったら入れた子がキーパーになれます。キーパーは何人抜きができるかチャレンジしてください。シュートする子はボールを何回も弾ませないようにしてください。まだみんなは慣れていないので2回までバウンドしてもよいです。3回バウンドしてからシュートをしたら、たとえシュートがゴールに入っても得点にはなりません。それでは始めてください。」

最初のうちは、ボールを前方1~2m位の所に投げ上げてボールを蹴りに行く子がほとんどである。これではゴール近くでシュートを打つことは出来ないので、「このようにボールをもっと前の方に投げると同時に走っていけばゴール近くでシュートが出来ます。」と言いながら一度見本を見せるとよい。

 

3.レベルアップ

手で投げ上げてバウンドしたボールを蹴れるようになったらより実戦に近い状態のボールにチャレンジさせる

 

3.1 パントキックしたボールをシュート

 

3.2 後ろ向きから頭越えに投げ上げたボールをシュート

 

3.3 後ろ向きからリフティングで頭越えに蹴ったボールをシュート