聖建築研究所









[2014年9月26日〜10月19日]同時開催!アタマのナカミ(ギャラリー樹下の舎)

企画展『施主に贈る職人の仕事・展』

 昨年、土佐山田町内の小さなギャラリーで、展示会を開きました。
 家づくりに携わる職人技(大工・左官・板金・葺師・経師・建具・家具・造園の8分野)をシリーズで紹介したものです。
 来場の方々から、「せっかくだから全体を見渡せる機会をつくってはどうか」とのお勧めをいただきました。

 家づくりは建て主(施主)の”構想”から始まります。
 それを法律・機能・デザイン・経済、等々の面から総合的に検討し図面化することが”設計”の仕事。それに基づき実際に作ることが”施工”です。
 建築の出来映えは、この設計・施工両者の技量によって、大きく左右され、どちらかの技量が落ちてもよい仕事とはいえません。

 丁寧(ていねい)に暮らしたい、とお考えの人たちがいます。
 それに応えるのは、住まいに(人肌の)温もりを潜ませる丁寧な職人の技だと考えます。

 今回の展示は、設計者と設備照明を加えて、これらの職人技を一同に合わせ、ひとつの”家づくりの在り方”を知ってもらおうと企画しまた。

 設計と施工が、お互いに敬意を持てる関係を築き、同朋として繋がってきたと思っています。
 建築職人の仕事にスポットを当て、多くの方に知っていただきたく、また私どもの新たなチャレンジの場とすべく、開催致します。


                                          山本恭弘と同朋

会期:26年9月26日〜10月19日(休館9/29,10/6,10/14)
会場:香美市立美術館