何から書けばいいんだろ。
こんなこと書く必要なんかないのに。。
自問自答を繰り返しながら自分の気持ちの整理の為に書いてみようと思う。

朝の5時すぎ、母親からの一本の電話で起こされた。
『○○(弟)が死んじゃった。』
えっ?何?もしかしたらこれは夢?
また私、悪い夢でもみえるのかな。。
冷たい受話器から次に聞こえてきたのは父親の声
『今すぐもどってこい』
何が起こってるのかわからなかった。
ただ、夢なら早く目覚めたいって思った。
でも、それは夢じゃなかった。

訳もわからず彼氏の車で大阪にもどった。
車中、母親の鳴き声だけが頭からはなれなかった。

実家に着き、ただ眠っているだけのような弟の横に座った。
声も出なかった。ただ涙だけが延々に流れてた。
ずっと何時間もそこに座ってた気がする。
親戚が心配して食べ物を持ってきた。
食べないと、ひまりがダメになっちゃうよって言われ
無理やり食べさされた。
でも、結局全てを吐いてしまった。

お通夜・お葬式と何もかもが決められた行事かのように終った。

お骨を持っておうちに帰るとお腹が減ったと思った。
どんなに悲しくても生きてる人間は眠くなったり、
お腹が減ったりするそれがゆるせなかった。
頭がおかしくなりそうだった。

そんな私を見て、父親、母親が
あなたはちゃんと生きなさいって言った。
どんなに悲しくても、弟の分まで生きなさいって。。
子供を亡くした両親の方がもっと辛いんだって思った。

あれからもぉ3年経つかな。。
今になってやっと少しずつ思い出すことができる。
今までは、あの日の出来事を自分の記憶から消そう消そうとしてた。
思い出すのが恐かったから。。
思い出さないで、弟はまだ生きてるんだって思いたかった。

今ね、これ書いてる瞬間も体が震えて心臓が痛い。
でも、これは私のケジメ。
書くことによって心に区切りをつけたかった。
決して忘れることなんてできない、忘れたくない記憶。
だって、弟は私の中で生きてるから。。