涸沢の花50
キバナノコマノツメ Viola biflora スミレ科
撮影:涸沢ヒュッテ近辺  2004年8月2日 説明
キバナノコマノツメ 北半球亜寒帯の高山や深山の湿り気の多い草地に生える。地下茎が地中深くにもぐり、長い柄のある根生葉をつける。葉は丸い扇形で、薄く、色は鮮緑色。スミレ属の仲間は黄色のものだけ集めても数が多く、同定も難しい。葉の形や色などが見分けるポイントとなる。Violaはギリシア神話でゼウスに愛された少女Ioにちなんだ名だという。ヨウ素 iodineも同語源。また楽器のビオラもスミレの形に似ているために名づけられたと言われる。bifloraは「二つの花」。
メモ