涸沢の花50
テガタチドリ Gymnadenia conopsea ラン科
撮影:北穂高岳登山道  2003年7月25日 説明
テガタチドリ 深山から高山の草原に生える多年草。高さ30−60cm。花期は7−8月。地中には手の形をした多肉根があるらしく、これが和名の由来だという。多数の淡赤紫色の花が密生して咲く。類縁の花にハクサンチドリがあるが、こちらは花弁が鋭く尖るのに対し、テガタチドリは花弁が丸い。テガタチドリ属の属名Gymnadeniaは、Gymnos(裸)+adenos(腺)という意味。conopseaは「ブヨのような」。
メモ