涸沢の花50
トウヤクリンドウ Gentiana algida リンドウ科
撮影:5・6のコル付近  2004年8月3日 説明
トウヤクリンドウ 高山のレキ地に生える10−25cmの多年草。花期は8−9月。花茎の葉は対生し、被針形。花は淡黄色の鐘状で、緑色の斑点がある。北穂から前穂の稜線上に見られたが、特に吊尾根で数多く見られた。Gentianaは、古代ギリシアのIllyriaの王 Gentiusの名にちなんでつけられた。algidaは「氷のあるところを好む」の意。和名は当薬竜胆と書く。リンドウは一般に薬効が知られ、当薬はセンブリ(この名をもつリンドウも別にある)という漢方薬の名である。胃薬となるらしい。
メモ