中国旅行記|北京4日間(2010/4/3〜4/6)
おわりに
文字サイズ変更ボタン(本文のみ)
◇◆◇

たった2日間の北京観光でしたが、内容は充実していました。予想以上に疲れましたが、疲労は片隅に追いやれる程に始めから終りまで楽しめたパックツアーでした。観光2日間でこれ以上はまず無理でしょう。
旅行前は単純に「北京=表敬訪問」と考えていたが、とんでもない。頤和園、長城、明の十三陵、天安門広場、紫禁城、天壇公園、それらの全てで広さや建物の規模や人の多さに圧倒されました。昔の中国は凄かった。これらを作り上げる経済力、伝統に則った企画力とプロジェクト推進力、造園や建設の技術力、中華文明の力の結集を現代にまで伝えている。

中国の歴史はながい。しかも領土は広大で人口も世界一の13億人とされる。 その歴史において絶対君主制の王朝が交代しながら長く続き、上部に宦官、下部に奴隷(この言葉は微妙)もしくは強制労働という極端にして過酷な制度をもち、それらを駆使して今日に残る壮大な文化遺産を造営し維持しつつ、隅々まで統治してきたのです。国家権力の集中について知り抜いた民族とも云えましょう。清朝の崩壊後に共和制の中華民国が成立したが、本土では短命に終わった。代わりに、一党独裁制の中華人民共和国が成立し、幾多の困難を乗り越え、「眠れる獅子」が御先祖の残した文化的な血筋を受け継ぎながら目覚めて今日に至っている。

北京には夜の到着だったが、北京首都国際空港・第3ターミナルの巨大な空間にまずビックリでした。往路と復路で使用した第3ターミナルの規模には圧倒される。街中のビル群もマンハッタン程ではなくとも立派になりつつあり、主要道路も広く東京とは違ってみえる。オリンピック公園の鳥の巣や水立方も見事です。高速道路や他のインフラも進んでいると聞きました。政治の中心「天安門広場」は新しい施設が多いが一種のパワーの発散を感じました。そして、観光した場所のみながら、どこでも中国の人達の表情は明るいものでした。経済力の向上のみならず、恐らく一党独裁制による事の進め方と結果が中国の歴史的な方法と何らかの共通部分があり、人々の感性に合っていて満足感が一層大きくなっているのかも知れません。非常に難しい事柄ではありますが・・・。

この事は対外的に、特に欧米文化との摩擦の原因になり得るし、事実いろいろな方面で問題視されています。もし早急な改革を求めると摩擦熱が大きく、時間をかけて中国(と諸外国)が解決するしかない・・・。
旅行者は変化に身を合せて行動するのみです。観光地ではトイレを含めて珍奇なことは何もなく、とても良い印象を持ちかえりました。ただ、地方住まいの筆者としては次が問題でした。

2010.04.05 天壇公園の祈年門から成貞門や皇きゅう宇など南方向を見る 北京市内はスモッグ?
旅行後に写真をみると、市街地では何かしらボーとした風景や空が多い。雲1つないから、スカッとした青空でも良いはずですが・・・。
左の写真をご覧ください。加工はサイズ縮小のみです。天壇公園の祈年門から成貞門など南を写したもの、成貞門すら霞み、遠方の建物はほぼ見えません。大気汚染が凄いのです。

昨年の上海・蘇州・古鎮巡りや香港・マカオ・深セン旅行でも同じような大気汚染に気付きました。さらに、カラスや鳩やスズメなど日本で馴染みの鳥をまず見なかったし、街中に犬や猫もいなかった。建物と車と人間ばかりの大都会でした。
それに比し、北京ではカササギ(カチガラス)を良く見かけ、その巣すら街中の木々にありました。公園では犬連れで散歩する人々を車窓から見かけたものです。多分、富裕層の人達と思います。人間以外の生き物がいる大都会はいいですね。
北京では他にもいろいろなものが空を舞っている。凧上げが盛んで、連凧も時々見ました。

一言で云うと「成功」の北京旅行、十二分に楽しんで帰国したのです。丁度、桜が満開で最高の時期でした。未だ木々の緑には早く、歴史的な建造物も茂った木々に邪魔されずに姿形を見れました。長城「八達嶺」を登ったり故宮博物院(紫禁城)を延々と徒歩見学しても大汗で困ることはなく快適だったのです。観光客も少なからず多からずでした。5月からの観光シーズンはどこも長蛇の列で待ち時間が長く、何かと大変と聞きました。

短期旅行としては、時差もたった1時間なのに、疲労感がありました。そして中華料理の食べ過ぎで約3Kgも体重が増えました。
しかし、帰宅後に疲労は直ぐにとれ、体重も一週間もかからず戻りました。旅行記は帰国3日目から記述を始め、何とか4月中に下書きと旅行写真集は形ができました。しばらくは修正が続き、適当に公開する予定です。これにて北行庵の中国旅行記3部作も完結です。

たった4日間のパック旅行でしたが、旅行記は相変わらず長くなりました。でも、写真集も以前よりは見易いかも知れません。どうぞ、お楽しみください。
これを機会に、北行庵の他の旅行記もどうぞご覧ください。
では、謝謝!

◇◆◇
HOME旅行記集北京旅行記 TOP現在の頁(おわりに)