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旅行記|オランダ・ベルギー、秋の周遊旅行 ( 2005年10月15日〜25日 )
はじめに
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種子島にポルトガル船が漂着し鉄砲を伝えたのが1543年で、ナバラ王国のフランシスコ・ザビエルがポルトガル国王の命により布教のため鹿児島に到来したのが1549年のことだった。その後1600年になるとオランダ船リーフデ号が豊後(ぶんご/現・大分県の大部分)佐志生に漂着。その船にはイギリス人ウィリアム・アダムスやオランダ人ヤン・ヨーステンが乗っていた。後日、大坂で徳川家康に謁見した。戦国の世を終えようとしていた徳川家康は彼らを歓迎し、江戸屋敷をも与えたといわれる。なぜならば、キリスト教の布教よりも貿易に興味を示していたためだった。1609年になるとオラニエ公マウリッツの国書を携えたオランダ船2隻が平戸に現れ、ここに日蘭の国交が正式に開かれました。これに基づきオランダは平戸に商館を設立したのです。

その後、徳川幕府はキリスト教禁止を理由に鎖国政策をとり、中国とオランダにのみ通商を許したのです。さらに1641年になると幕府はオランダに対し平戸から長崎・出島への移住を命じました。厳重な管理体制の下でしたが、それでもオランダは出島を拠点に魅力の多い貿易活動を続けたのです。さらにオランダは自国の利益となる鎖国の継続を望むと同時に、幕府の求めに応じて定期的に世界情勢を報告した、とされます。日本にとって1856年までの長きあいだオランダのみがヨーロッパの、強いては世界の、窓口だったのです。

反面、中世・近世のオランダはスペインの統治下に置かれた時代もあり、その後の植民地の獲得競争では活発に侵攻と戦争を繰り返し、ナポレオンの時代ともなると国家喪失に耐えなければならない惨めな有様でした。オランダは波乱万丈ともいえる歴史を歩んだのです。現代ではベネルクス3国(オランダ、ベルギー、ルクセンブルク)として小国に分離・独立しているものの欧州の大国イギリス、ドイツ、フランスの狭間にありながら政治と宗教の面で何とかバランスを保ち続けているようです。 逆説的に、ブリュッセルにEUやNATOの本部があり、ハーグに国際司法裁判所があるように、ヨーロッパの中心的な側面もあるともいえましょう。

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欧州旅行は時々楽しんだのに、日本との関係が特別だった上に欧州の中心的とも言える地域を今まで旅行したことがなかった。今回の東京募集のツアーにあえて参加した所以です。 オランダといえばチューリップの国、4月のキューケンホフ公園があまりにも有名です。しかし黄葉のオランダ・ベルギー旅行もくすんだ市街地や森林などの自然が明るくなって良いものです。緑・茶・黄・赤、色とりどりの木々はそれなりにきれいで楽しめる風景を演出していました。 日本では「女心と秋の空」といいますが、旅行中は少々落ち着きに欠けた天候ということも時折ありました。しかし、これは地域特性の1つのようなのです。

欧州の国ながらオランダとベルギーは国土が狭いだけではなく平方キロ当たりの人口密度がほぼ日本と同じです。その意味では何となく親しみを覚えます。都市の中心部はやはり日本のように狭く詰まった感じがします。中世からの歴史的建造物や地味な石造りの建物も多い上に石畳の道ばかりで欧州の古さが至る所に滲み出ていました。旅行者が歩き回るところは異国情緒タップリといえるのです。しかも何処も安全で清潔、何の心配もいりません。だから神経がピリピリせずリラックスして観光できました。そして両国とも観光施設や商店などでチョットした事が日本語で書かれていたりする。観光客誘致が目的とはいえ、日本人にとっては「受け入れられている」という心理が働きます。 豊富な観光資源に加えて、その意味でムードも良かったと思われます。

煎じ詰めると、「オランダは美術館と風車、ベルギーは中世の街並みと大聖堂と古城」 というツアーでしたが、「秋のベネルクスも捨てたものではない」といったところです。このオランダ・ベルギー旅行記は北行庵スタイルによるツアーの行程順の詳細な記録です。本文中に表示される小型の写真は74枚、さらに本文中から写真ページを呼出して表示する写真も400枚以上になり豊富です。なお、左メニュー最後部の「行程順・テーマ別 写真集」は食事の写真の一部を除いてあり、少し簡潔な旅行写真集になっています。

デスクトップ壁紙写真を制作中に気づいたのですが、オランダでは美術館の展示品の写真が多く風景写真は極く限られていました。それでオランダの旅行写真ページの美術館は充実しましたが、壁紙写真はオランダよりベルギーのものが多くなっています。また、壁紙写真には悪天候による暗い写真も混じっています。自分で着色するわけにもいかず、多少の調整(コントラスト・明るさ・彩度・明度)で少しは見やすくしてあります。しかしデスクトップを飾る程にきれいとは言い難いものもあるのです。そのような壁紙写真は拡大できる旅行写真と見なして頂けると幸いです。

では、どうぞ、ごゆっくりとオランダ・ベルギー旅行記をお楽しみ下さい。
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