旅行記| エジプト紀行・カイロを中心に、前半(11月17-20日) & 後半 (11月27-30日)
おわりに
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これまでの我々の旅行は欧米文化圏の諸国のみでした。エジプトは違います。街でみる広告・看板・案内などは全てアラビア語の表記です。しかも数字も同じくアラビア語表記で読めません。日本で使用している欧州流アラビア数字とは違うのです。全てクニュクニュ、クニャ〜としか見えないのです。時折混じっている英単語とか欧州流アラビア数字は分りますが、まずもって理解不能です。
日本でも近年は漢字・平かな・カタカナと平行してローマ字表記が増えました。広告・看板などにも英単語が時折使用されています。さて、欧米の人が日本旅行をしたとします。街で使用されている文字表記において、日本にいる欧米人旅行者とエジプトにいる日本人旅行者は全く同じような状況にいます。要は読めず、分らない。クニュクニュ、クニャ〜。
お恥ずかしいながら、全くの異文化のエジプトを訪ねて、異文化の国から来日される人達の気持ちがやっと少し味わえました。
片言英語はアチコチで通用しました。マァ、観光客が訪ねる場所でのことです。これも日本と似ているかも知れませんが・・・。どうでしょう。

エジプトのガイドさんは日本語も堪能で説明も分り易くて上手といえましょう。しかし、彼は誇り高きエジプト人でした。 アスワン近郊の出身、「歴史的に典型的なエジプト人の顔は私の顔です!ハ〜イ。」 ガイドとして自国の長き歴史にも詳しくなり、国際社会における力関係の不条理にも我慢できない面があるようでした。英国は貴重なエジプトの資産を持ち出したドロボーと考えている節すらありました。
実は私も若かりし頃に同じような感情を持ったことがあります。確か1970年のことだったと思いますが、アメリカのフィラデルフィア美術館で浮世絵の特別展覧会があり全米から各種の浮世絵が集まっていました。本物の浮世絵がアメリカにこんなにある。どうしてか、と思ったものでした。多少の悔しさと嫉妬を感じた記憶があります。
しかし、今は逆の発想をしています。重要な自国の歴史的な文化遺産の一部であれ、他国で大切され、研究され、展示され、多くの人達に鑑賞してもらえる事は、それを自国内で保存・展示するよりも遥かに大きな力を発揮することも多い、と考えています。
たとえ動機が何であれ、多くの欧州人の努力で古代エジプトの遺産が日の目を見るようになったのですから、エジプトの人達も、ロゼッタ石などが大英博物館にあり、有名なオベリスクがパリにある、などは寛容な気持ちで考えて欲しいと思います。これらの流出文化遺産がエジプトの魅力を各国で発散し観光客を呼び込む力になっているのかも知れません。

今年春のイタリア旅行ではミラノのホテル以外では電気ポットが部屋になく、朝に目覚めのコーヒーが飲めなくて辛い思いをしました。これに懲り、海外旅行用の携帯電気ポットを用意しました。100〜220V対応ですから世界中の大半で使用できるタイプです。上質のC型プラグが2個付属しているので便利です。五つ星のソネスタ・ホテル・カイロにも電気ポットの設備はありません。この電気ポットのお陰で、朝にコーヒー夜は梅昆布茶、毎日くつろぐことが出来ました。

長い旅行ですから、デジカメのメモリーも多く必要です。64MBのスマートメディアを旅行のために購入しました。64MBを3個、32MBを1個、16MBを1個、8MBを1個の体制となったのです。私が FinePix6900Z を、ワイフが FinePix4700 を使用するのですが、メディアは何とか間に合いました。もっとも、1280x960 と 640x480 の2種類を使い分けましたが・・・。
先の電気ポットも良く使いますし、デジカメの電池充電も毎夜しなくてはなりません。コンセントの同時使用にはC型プラグに差込む三叉プラグも必需品です。失っても良いように100円ショップでスケルトンタイプを用意しました。ホテルのコンセントは1つしか無いことも多く、三叉プラグは役立ちました。

1990年頃から2000年まで海外・国内の旅行で履き続けたウオーキングシューズが傷みました。皮と靴底の縫い目で皮が裂け始めたのです。昨年、ニューヨーク旅行の直前に新しいウォーキングシューズを買い求めました。ただ、傷んだ古いほうも捨てていなかったので、接着剤で応急修理しスーツケースに入れていきました。 エジプトの観光・見学先は砂漠とか未舗装のところが多く、しかも動物の排泄物が落ちていたりするのです。当然ながら靴もかなり汚れます。それでエジプト・トルコの旅行中は古いほうを毎日履いたのです。さすが接着剤で修理した部分の前後の皮が裂けて使用不可能になりつつあり、エジプト最後の日の朝、その靴をホテルの部屋のゴミ箱に入れて処分しました。往復と国内では新しいウォーキングシューズでした。

自宅出発から帰宅まで丸2週間の海外旅行です。体力がもつか心配でしたが、下痢を数日経験しただけで十分に楽しめた旅行でした。世界的に有名な文化遺産や名所旧跡をイヤというほど見学できて満足です。個人旅行では交通、見学先、食事、等々の心配は全て自分でする必要があります。行程を無事こなす事に精力の大部分を消耗する場合すらあり得ます。この点、団体ツアー旅行なら殆どは旅行社まかせで、多くの時間とエネルギーを別の事に配分できるのです。私の場合には少なくとも多くの写真として記録が残りました。そして疲労も少なくて済んだような気がします。「個人旅行 v.s. 団体ツアー旅行」、このテーマは終わりなき議論として続くことでしょうが、何れでも各人の条件に合致した方法で海外旅行をより良く楽しめれば十分な性質のことでしょう。ただ、今回の阪急交通社トラピックスのエジプト・トルコ13日間は内容を考えると充実していたし、個人旅行ではまず不可能と言える程に低価格でもありました。ツアコン、現地ガイド、現地旅行社などにも恵まれ、ラッキーな旅行だったような気がしています。

このエジプト旅行記の後にはトルコ旅行記を書かねばなりません。今は書けるかどうか分りません。このエジプト旅行記を書いてエネルギーをかなり消耗してしまったのです。気長に構えるつもりです。

未熟その物の旅行記をお読み下さった皆様、本当にお付き合い有難うございます。
感謝!

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